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「FastCopy」は、白水啓章さん(https://ipmsg.org/private/)の力作。
欧米でも人気を二分する「FastCopy」と「TeraCopy」の主な違いは、前者はオリジナルの Windows の機能をそのまま利用することでの信頼性の高さです。
オプションは充実しており、多彩なプログラムが用意されています。

Windows の組み込み機能には、キューやバッチ機能は無く、複数のジョブを実行するとジョブが顕著にスローダウンしてしまいます。正しくコピーされなかったファイルを見つけるためのエラーログが簡単に確認できず、ジョブの一時停止も不可能です。

以下、FastCopy での特長:
・UNICODE のファイル名や MAX_PATH(260文字) を越えた位置のファイルもコピー(&削除)可能。
・自動的に、コピー元とコピー先が、同一のHDD(or SSD)に属するかを判定した後、以下の動作を行います。
>別HDD間:マルチスレッドで、読み込みと書き込みを並列に行う。
>同一HDD間:コピー元から(バッファが一杯になるまで)連続 読み込み後、コピー先に連続して書き込む。
・OS のキャッシュを全く使わないため、他のプロセスへの影響が極めて少ない。
・Include/Exclude フィルタ(UNIXワイルドカード形式)が指定可能。
・Win32API だけで作成したため、軽量&コンパクト&軽快に動作します。

特記事項:
・自動入力機能は盛り込まれておらず、(送信元と送信先の場所を手動でプログラムに追加する必要があり)ファイル転送を開始するまでに約5〜10秒を所要するでしょう。
・コンテキストメニュー項目はソース位置のみをプログラムに追加できますが、宛先は手動で選択する必要があります。
・複数のハッシュアルゴリズムでのコピージョブの検証(verify)機能が備わり、有効にすれば、ファイルが正しくコピーされ、エラーなしで宛先に確実にコピーされたかどうかを確認できます。
・コマンドラインオプションを使用すると、ファイル操作を使用するバッチファイルで使用できるようになります。
・「ヘルプ」は充実しており、プログラムに付属するすべての機能とオプションについての解説が尽くされています。

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