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前段の続き:
しかし、FLoC を好むような人はいません。トラッキングやプロファイリングがブラウザ上で行われるだけで、実際にはプライバシーが向上するわけではないので、プライバシーの専門家は FLoC を否定します。広告主や広告技術企業でさえ、FLoC を好まない。なぜなら、彼らは(従前からの)クッキーを好むからだ。彼らは、Google が(クッキーの手法を)放任しておくことを望んでいます。なぜなら Cookies は、あなたが広告をクリックし、何かをカートに入れ、それを購入したときに正確に知ることが可能だからです。
現在、Google は「Topics」と呼ばれる代替手段の導入を目指している。このアイデアは、Chrome があなたのブラウジング活動を見て、あなたが興味を持っていると思われる最大5つのトピックを識別することです。ウェブサイトを訪問すると、Chrome はそれらのトピックのうち3つを表示し、そのサイトがあなたの興味にマッチした広告を表示するようにするのだ。
Google によると『Chrome はユーザーが関連するトピックを見ることができ、削除することも可能だという。Google は、Topic に参加したいかどうかをユーザーに尋ねているわけではなく、Chrome を所有しているという事実を利用して、ユーザーに参加を強制し、希望すればそれをやめることができるようにしているだけ』なのだ。それは妥当に感じられるが、(意図が隠されており、誰も問題には気付かず、オプトアウト手法も面倒などで)そんなことをする人はほとんどいません。Google はそれを熟知している。
さらに重要な事は、Google がウェブブラウザに対する人々の考え方を根本的に変えようとしていることです。理論的には、このユビキタスなソフトウェアは、インターネット上の事実上無限に広がるコンテンツにアクセスするための窓に過ぎない。ブラウザの本質は、より優れた標準やフォーマットをサポートし、広告を完全にブロックする拡張機能などのユーティリティを追加することで、ユーザー体験をより良いものにしようと競い合っています。
例えば「Safari」と「Brave」では、すでにサードパーティーのクッキーを完全にブロックすることができ、広告のターゲットにする別の方法があるはずだという留保もせずに(サードパーティーのクッキーを完全にブロックする機能を)実装済みです。どちらのブラウザも FLoC をサポートする予定はなかった。