ブートに失敗したUSBメモリへの検査に使いました。
読み込みに1秒以上かかったセクタは赤色で表示されます。
赤色（BAD）のセクタが連続する場合は、廃棄した方がいいでしょう。
それでもLOW LEVEL FORMATは通ります。ExFATでFORMATできます。

NANDのデータが喪失（不良セクタ）した場合は、回路設計に問題が多いです。
小型筐体に成るほど電源設計に問題が生じやすいのでご注意下さい。
今回はこれに該当しました。保管して読めなくなって気が付いた時には手遅れです。

正常に読めるUSBメモリなら、検査した領域のRead速度も確認できますが、
VERIFY作業しながらですので、ベンチマーク速度とは違います。
Read/Write速度の検査もしたい場合は、CrystalDiskMarkをご使用下さい。
RANDAM4K(W)が0.05MB/sを下回るUSBメモリは粗悪なNANDを使っています。
販促品レベルの製品に自社のロゴを入れている物も多数見受けられます。
4bit NAND FLASHに3bit用のコントローラをそのまま実装しているケースもあります。

SK hynicsやSamsung、SanDisk、Micron等の大手NANDメーカーから、
品質管理に失敗したNANDフラッシュメモリが転売され、再利用（子会社へ供給）されているケースが増えています。
ドスパラ疑惑SSDは既報でご存じですよね？凄い言い訳が聞けて信用は失われました。

パソコン周辺機器の大手メーカーでもValue品のUSBメモリは低品質の傾向が顕著です。
特定量販店向けモデルの場合、激アツでヤバいUSBメモリということになります。

代理店が永年保証を謳っても、喪失したデータは補償すら受けられません。ご注意下さい。

まとめ
HDD-SCANはNAND FLASH MEMORYの読み込み検査に適している
ベンチマーク速度を検査したい場合は、CrystalDiskMarkを使う
小型筐体のUSBメモリや、販促品USBメモリにご注意
大手NANDメーカーのリユースNANDにご注意
Value品は低品質の傾向が顕著（BUFFALO等専門商社のファブレス品。販促品と同レヴェルの低品質）

以上になります。