迷惑メール/スパムメール対策

メールアドレスはプライベート、ビジネスなどの連絡に利用するメールの宛先です。
ネットバンクやクレジットカード、オンラインゲーム、メルマガなどの無料サービスの利用でも使うことが多く、登録しているうちにどこから漏れたのか迷惑メール/スパムメールが届くようになることがあります。
迷惑メールは文字通り迷惑です。
どのようにして対処したらよいのでしょうか?


<迷惑メールの基本的な対策>

ブログや掲示板などでメールアドレスをさらさない

ブログ掲示板、またはチャットなど不特定多数の人間が見ている場でメールアドレスを公開しないようにしましょう。
もしも個別に連絡が取りたい場合は、個別メッセージによってメールアドレスを送付するようにした方がよいです。
ホームページやブログでメールによる連絡を受けたい場合は、メールアドレスを画像で表示したり、メールフォームを設置することにより迷惑メール/スパムメールの脅威から危険を減らすことができます。


メールアドレスを複数利用する

まず大前提となるのが、プライベートやビジネスなどで利用するメールアドレスと、オンラインゲーム、メルマガなどの無料サービスの利用で使うメールアドレスは別に用意することが大切です。
無料サービスで登録するときに利用するメールアドレスには、サービスの情報も送信されてきますが、広告的な内容のものも送信されてきます。
また、サイトによっては、迷惑メール/スパムメールを送信してくるサイトもあります。
このような無料サービスの利用には、フリーメール使い捨てメールアドレスを利用するのが効果的です。
フリーメールなら無料で取得できるので、その無料サービスが不要になったら使っていたメールアドレスを使わないようにすればいいだけだからです。
お金も一切かからず効率的です。


フィルタリングを設定する

普通に使っていたつもりなのに、いつの間にか迷惑メール/スパムメールが送られてくるようになる場合もあります。メールアドレスを変更すればその脅威から逃れることはできますが、メールアドレスの変更を相手方に通知したりすることは手間がかかるし、場合によってはメールアドレスを変更することができない場合もあります。

そこで役立つのがフィルタリング機能です。
メールアドレスを変更しないで、迷惑メール/スパムメール対策を施すもっとも基本的な方法です。

フィルタリング機能とは、メールの件名、差出人、本分に含まれるキーワードなどによって受信したメールを指定したフォルダーに振り分ける機能のことです。
たとえば Windows Live Mail(ウインドウズ ライブ メール)では、メニューバーの「ツール」⇒「メッセージルール」によって設定が可能です。
この機能を設定することで、自分の知っているメールアドレス、指定したの件名、指定したメッセージ内容から送信されたメールを、指定したフォルダーに自動的に振り分けることができるようになります。
自分の知っているメールアドレスから来たメールをAフォルダーに、自分の知らないメールアドレスから来たメールをそのまま受信トレイに受信するように振り分けるだけでも、メール閲覧がだいぶスムーズになります。


学習型フィルタリングを使う(メールソフト)

迷惑メールを自動で振り分け、不要なメールを最初から別フォルダーやごみ箱に移してくれるメールソフトがあります。
それが無料のメールソフトThunderbird(サンダーバード)です。

Thunderbird(サンダーバード)はベイズ理論を用いた学習型のフィルタリング機能(迷惑メール振り分け機能)を搭載し、不要なメールのパターンを次々と記憶し、より完全な形で迷惑メールをシャットアウトします。
見た目も Windows Mail(ウインドウズ メール)に似ていて、Windows Mail からアカウント、アドレス帳やメールなどの引越しもしやすいため、迷惑メールに困っている方はこのメールソフトがとても便利です。

※ちなみに、マイクロソフトの Windows Mail でも定期的に報告されたスパムメール、フィッシングサイトのURLを含んだメールをフィルタリングするよう、自動でアップデートする機能を備えています。


学習型フィルタリングを使う(メールソフト拡張ソフト)

メールソフトの迷惑メール/スパムメールに対応する部分を拡張するソフトを利用するのも有効な対策の一つです。
現在使っているメールソフトを変更したくない場合は、このプラグインを利用することで迷惑メールの脅威を減らすことができます。
中でも POPFile というソフトウェアは、ベイズ理論を用いたフィルタリングが可能なので、高い確率で不要なメールをシャットアウトすることができます。


学習型フィルタリングを使う(フリーメール)

フリーメールの Gmail(ジーメール)もベイズ理論を用いた学習型のフィルタリング機能を搭載しています。
ウェブメールとして、ブラウザーでメールの送受信を行えるのはもちろん、パソコンのメールソフトでも Gmail を受信することができます。

※ ただし、パソコンでメールを受信する場合は、迷惑メールも含めたすべてのメールを受信することになるため、メールソフトでの対策が必要になります。