≪中国最大手の検索サイト 入力情報を無断送信≫ 12月26日 4時17分
中国最大手の検索サイト「百度(バイドゥ)」が提供する日本語の入力ソフトが、パソコンに打ち込まれたほぼすべての情報を、利用者に無断で外部に送信していたことが分かりました。セキュリティー会社は、機密情報が漏えいするおそれもあるとして、利用には注意が必要だと指摘しています。
グーグルに次いで世界2位の検索サイト、中国の「百度」は、4年前から「Baidu IME」という日本語の入力ソフトを無償で提供していて、おととしまでに180万回ダウンロードされるなど、利用が広がっています。このソフトは、初期設定ではパソコンの 情報を外部に送信しないと表示していますが、セキュリティー会社のネットエージェントなどが分析したところ、実際には国内にある百度のサーバーに情報を送信していることが分かりました。
送っている内容は、利用者がパソコンで打ち込んだほぼすべての情報と、パソコン固有のID、メールや文書作成ソフトなど利用しているソフトの名前です。また、百度がスマートフォン向けに提供している「Simeji(シメジ)」という人気の日本語入力ソフトも、 情報の送信を行っていることが確認されました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131226/t10014117561000.html