Thunderbird とは

Thunderbird(サンダーバード)は、Firefox を開発している Mozilla プロジェクトが開発を進めている OSS(オープンソースソフトウェア)です。ベイズ理論を用いたメールのフィルタリング処理機能を備え、迷惑メールやスパムメールの排除パターンを学習し、使っていくうちにほぼ完全に不要なメールをシャットアウトできるようになります。

インターフェースは OutlookExpress、Windows メール、Windows Live Mail に似ていて、アドレス帳やメールデータなども移行してそのまま使うことができます。現在迷惑メールで頭を悩ませている方は、メールソフトを Thunderbird へ変更するのも解決策の一つです。
 

Thunderbird のインストール

<ダウンロード>

Thunderbird は、Mozilla Japanの下記URLよりダウンロードできます。
http://mozilla.jp/thunderbird/


<インストール>

ダウンロードしたセットアップファイルをダブルクリックするとインストールを開始します。
セットアップ画面が表示されるので、「次へ」ボタンをクリックします。

セットアップの種類(標準インストール、カスタムインストール)を選択します。カスタムインストールを選択すると、インストールフォルダーの設定、ショートカットアイコン(デスクトップ、スタートメニュー、クイック起動)、プログラムフォルダーの選択ができます。
ここでは標準インストールを選択して「次へ」ボタンをクリックします。

セットアップ設定の確認画面です。「インストール」ボタンをクリックします。

インストール中です。

インストール完了です。「完了」ボタンをクリックすると、Thunderbird が起動します。



Thunderbird の使い方

<メールアカウントを設定する>

インストールが完了すると、Thunderbird が起動します。
最初に既定のメールクライアント設定ウィンドウが表示されます。既定のメールクライアントして設定する場合は「既定として設定」ボタンをクリック、後で設定する場合は「統合をスキップ」ボタンをクリックします。

続いてメールアカウントの登録画面が表示されます。画面左下の「メールアカウントを設定する」ボタンをクリックします。
※ ここではPOP型の Yahoo!JAPAN メールアカウントを設定します。 IMAP型の Gmail アカウントの設定については後述します。

メールアカウントの設定画面が表示されます。名前、メールアドレス、パスワードを入力して「続ける」ボタンをクリックします。

Thunderbird が自動で受信サーバ、送信サーバーの設定(サーバー、プロトコル、ポートなど)をしてくれます。自動で設定してくれますが、正確なわけではありません。設定が誤っている場合は「手動設定」ボタンをクリックして変更できます。問題ない場合は「完了」ボタンをクリックします。

設定したメールアカウントが画面左に追加されているのが確認できます。


メールを受信する

左ツリーのメールアドレスをクリックしてメールボックス選択し、「受信」ボタンをクリックしてメールを受信できます。

受信トレイをクリックして受信したメールを表示します。

メールの件名をクリックすると、メールをプレビュー表示できます。

メールの件名をダブルクリックするか、右クリックメニューの「新しいタブでメッセージを開く」をクリックすると、メールを新しいタブで表示できます。


迷惑メールをフィルタリングする

受信したメールが迷惑メールやスパムメールだった場合、Thunderbird にメールを迷惑メール設定することで、以後、同様のメールを迷惑メールとして判断できるように学習していきます。最初はそれほど精度は高くないものの、様々なパターンのメールを迷惑メール設定していくことで、高い精度で迷惑メールを識別できるようになっていきます。

迷惑メールがあったら、「迷惑マークを付ける(※下図赤枠)」ボタンをクリックします。

迷惑メールフィルタについてのメッセージが表示されます。「OK」ボタンをクリックします。
Thunderbird には迷惑メール(スパムメール)であると思われる受信メッセージを自動的に識別する機能が備わっており、迷惑メールであると判断されたメッセージには迷惑メールアイコンが表示されます。
初めはヘッダツールバーの [迷惑マークを付ける] ボタンを用いて、各メッセージが迷惑メールであるかどうかマークしていってください。あなたのその判断をもとに迷惑メールの識別基準が作られていきます。
Thunderbird が迷惑メールを正確に判別できるようになったら、迷惑メールフィルタを用いて受信した迷惑メールを自動的に ”迷惑メール” フォルダへ移動させると良いでしょう。

「迷惑マークを付ける」と、メール閲覧時に「このメッセージは迷惑メールであると思われます。」というメッセージと、迷惑メールアイコン 迷惑メールアイコン が表示されるようになります。

メールの件名の場所にも迷惑マークを付けることができます。迷惑マーク無し をクリックすると、迷惑マーク有り が表示され、迷惑マークを簡単に付けることができます。

Gmail アカウントを設定する

画面左の「ローカルフォルダ」をクリックし、「新しいアカウント作成」下にある「メール」をクリックします。

メールアカウント設定画面が表示されるので、名前、メールアドレス、パスワードを入力して「続ける」ボタンをクリックします。
Gmail の受信サーバー、送信サーバー設定を自動で設定するので「アカウント作成」ボタンをクリックします。その際に受信方法を IMAP / POP から選択できます。
  • IMAP - サーバー上にメールを保存しておき、複数のコンピュータからメッセージとフォルダーへアクセスできます。通常はこちらを選択します。
  • POP - コンピュータにダウンロードします。サーバー上のメールをすべてダウンロードするため、ブラウザからGmail にアクセスしてもメッセージは0件になります。

「ユーザ名またはパスワードが無効です」と表示され、Thunderbird に Gmail を設定できない場合があります。その場合は、Gmail の方で設定が必要になります。

Gmail に「Google アカウント:ログイン試行をブロックしました」というメールが届いています。「このログイン試行がご自身によるものである場合」の項目内のリンクをクリックします。
https://www.google.com/settings/security/lesssecureapps

「安全性の低いアプリ」ページが表示されます。「無効にする」設定になっているので、「有効にする」の設定にして「完了」ボタンをクリックします。

再び先ほど失敗したメールアカウント設定を行うと、今度は Gmail アカウントの追加に成功します。


<カレンダー設定 - Google カレンダーとの同期>


Thunderbird ではアドオン「Lightning」を追加することで、カレンダーを表示させることができます。
また、Google カレンダーとの同期も可能です。Google カレンダーとの同期にはアドオン「Provider for Google Calendar」のインストールが必要になります。

Google カレンダーアドレスの取得


最初に Google カレンダーから必要な情報を取得します。
Google カレンダーにログインし、画面左の「マイカレンダー」横の「▼」をクリック、「カレンダー設定」をクリックします。

「カレンダー設定」画面が表示されたら、「カレンダーのアドレス」項目の「XML」ボタンをクリックします。

「カレンダーのアドレス」が表示されるので、そのアドレスをコピーするなどしておきます。このアドレスは後で必要になります。


アドオンのインストール

次に、画面右上のメニューボタンをクリックして「アドオン」をクリックします。
表示された「アドオン」画面にて、検索ボックスに「Lightning」と入力して「Enter」キーを押します。表示されたアドオンに表示される「Thunderbird に追加(A)」ボタンをクリックします。すると、ソフトウェアのインストール画面が表示されるので、「インストール」ボタンをクリックしてインストールします。
「アドオン入手」画面が表示されます。画面右上の検索ボックスに「Lightning」と入力して [Enter] キーを押します。

「Lightning」の検索結果画面が表示されます。「Lightning」項目の「インストール」ボタンをクリックしてインストールします。

「Lightning」をインストールできたら、同様に「Provider for Google Calendar」をインストールします。
検索ボックスに「Provider for Google Calendar」と入力して [Enter] キーを押します。

「Provider for Google Calendar」の検索結果画面が表示されます。「Provider for Google Calendar」項目の「インストール」ボタンをクリックしてインストールします。

「Provider for Google Calendar」のインストールが終わったら、「今すぐ再起動する」をクリックして Thunderbird を再起動します。

Thunderbird を再起動すると、画面右に今日の予定が表示されるようになります。カレンダーアイコン(※下図赤枠)をクリックします。

カレンダーが新しいタブが表示されます。Google カレンダーの同期設定をしていきます。画面左下のスペースを右クリックして「新しいカレンダー」をクリックします。

「新しいカレンダー」画面が表示されます。「ネットワークのサーバに保存する」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

フォーマットに「Google カレンダー」を選択し、場所に先ほどコピーした Google カレンダーのアドレスを貼り付けて「次へ」ボタンをクリックします。
※ 「Provider for Google Calendar」アドオンをインストールすることで、この画面で Google カレンダーが選択できるようになります。

「Google カレンダーにログイン」画面が表示されます。ユーザ名、パスワードを入力して「OK」ボタンをクリックします。

カレンダーの名前、色、アラーム通知の設定ができます。「次へ」ボタンをクリックします。

カレンダー作成完了です。「完了」ボタンをクリックします。

Google カレンダーを同期して表示できるようになりました。


<その他アドオン>

その他にもアドオンはたくさん提供されていますが、ここでは一つだけ紹介します。

MinimizeToTray revived

Thunderbird 最小化時にタスクトレイに収納できるアドオンです。
Thunderbird は最小化をしてもタスクバーに表示され、タスクバーをなるべくスッキリさせたい場合はタスクトレイに収納された方が便利です。

アドオン画面を開き、検索ボックスに「MinimizeToTray revived」と入力した後、[Enter] キーを押して検索します。
「インストール」ボタンをクリックしてインストールした後、 Thunderbird を再起動します。

「MinimizeToTray revived」が有効になりました。Thunderbird を最小化すると、タスクトレイに格納されるようになります。
設定を変更することもできます。「設定」画面を開くには、アドオン画面にて左側にある「拡張機能」をクリックします。
表示された「拡張機能」画面にて、「MinimizeToTray revived」の「設定」ボタンをクリックします。

トレイに最小化する条件を設定できます。
  • 最小化しない(メニュー/ボタンで最小化)
  • 最小化するとき(最小化ボタンをクリック)
  • 閉じるとき(閉じるボタンをクリック)
  • 最小化または閉じるとき


ソフトウェア情報

● 日本語版提供サイト : http://mozilla.jp/thunderbird/
スクリーンショット
Thunderbird の評価・レビュー
Thunderbird のダウンロード・使い方
● 対応OS : Windows XP/Vista/7/8/8.1, Mac OS X, Linux
● 提供元 : Mozilla Japan