Word / Excel / PowerPoint ファイルを閲覧できるアプリ

iPhone / Android のスマートフォンで利用できるモバイルのオフィスアプリを比較してみました。オフィスアプリとは、Word / Excel / PowerPoint ファイルをスマートフォンで閲覧・編集できるアプリのことです。Microsoft 純正のオフィスアプリの他、WPS OfficePolaris Office、Google などの互換性の高いオフィスアプリも配信されています。基本的にすべて無料で利用できます。それぞれの違い、特徴を紹介します。
※ 本記事ではオフィスの機能を Word / Excel / PowerPoint の3つに絞ってみていきます。




オフィスアプリの特徴

各種オフィスアプリがどのような機能・特徴があるのかなどを紹介します。

Microsoft のオフィスアプリ

Microsoft Office を提供している Microsoft による純正アプリです。それぞれ Microsoft Word、Microsoft Excel、Microsoft PowerPoint が提供されており、スマートフォンアプリは無料で利用できます。
デスクトップ版のオフィスソフト同様に、Word の閲覧、作成、編集が可能です。作成したファイルは端末、オンラインストレージOneDrive、iCloud Drive、Google ドライブなど)に保存できます。


良い点
  • 無料で Word / Excel / PowerPoint を閲覧・編集できる
  • Microsoft 純正なので互換性の心配がない
  • 画面サイズはPCより小さいものの、PCと同様の編集が可能
  • OneDrive と連携できる
  • オンラインストレージ(OneDrive、Dropbox など)にも保存できる
※ OneDrive、Google ドライブ、Dropbox、Box、Edmodo、Egnyte、HKT Cloud Storage、kiteworks、LEAP、Learnium、NetDocuments、ShareFile、Syncplicity など

悪い点
  • アプリが Word / Excel / PowerPoint と3つに分かれている


WPS Office

PCでは有償のソフトですが、モバイルは無料で利用できます。デザインは非常にスタイリッシュで、小さい画面でいかに使いやすくするかが研究されており操作性・機能性が高いです。オンラインストレージと連携してファイルを読み込むことができます。その場合は一度端末にダウンロードして開く形となりますが、端末に保存されているため電波の悪い場所でもスムーズに閲覧・編集が可能です。



良い点
  • 1つのアプリで Word / Excel / PowerPoint を利用できる
  • PCでも実績のある高い互換性
  • PDFの閲覧・ちょっとした編集※1ができる
  • オンラインストレージ(Google ドライブ、OneDrive など※2)と連携できる
  • スライドを再生して動画(MP4)として保存できる
※1 フリーハンド・ハイライト・矩形・下線・ブックマーク・スタンプ・手書きメモの追加。
※2 Google ドライブ、Box、OneDrive 、WebDAV


悪い点
  • 必ず端末に保存しなければならないため一定の容量が必要になる
  • 一部の常用漢字以外の漢字を表示できない

Microsoft Office に対応する名称
  • Word ⇒ Writer(ライター)
  • Excel ⇒ SpreadSheet(スプレッドシート)
  • PowerPoint ⇒ Presentation(プレゼンテーション)


Polaris Office

PCでも評価の高いオフィス互換ソフトです。完全無料ではなく、無料版では月間60MB、同じアカウントでの利用は3台までなどの制限があります。



良い点
  • 1つのアプリで Word / Excel / PowerPoint を利用できる
  • PCでも実績のある高い互換性
  • PDFの閲覧ができる
  • オンラインストレージ(iCloud Drive、OneDrive など)と連携できる
※ Amazon ドライブ、Box、Dropbox、Google ドライブ、OneDrive、ucloud、WebDAV

悪い点
  • 必ず端末に保存しなければならないため一定の容量が必要になる
  • CSVファイルなど、Excel では開ける一部フォーマットを閲覧できない
  • 無料版の場合、毎月一定の容量までのドキュメントの閲覧制限あり

Microsoft Office に対応する名称
  • Word ⇒ Word(ワード)
  • Excel ⇒ Sheet(シート)
  • PowerPoint ⇒ Slide(スライド)


Google のオフィスアプリ

Google によるモバイルアプリです。Google のオフィスは、Google ドキュメント(Google Docs)を無料で使える Web アプリとしてサービススタートし、としてPCにインストールせずに利用できるのが特徴で、現在は Google ドライブに統合されています。Google ドライブを使うことが前提条件となっているため、自由度は低めです。

良い点
  • Google ドライブと連携できる

悪い点
  • アプリが ドキュメント / スプレッドシート / スライド と3つに分かれている
  • 新規作成には Google ドライブアプリが必要
  • 互換性はそこそこ(表が崩れるなどあり)
  • 端末には保存できず、保存先は Google ドライブのみ

Microsoft Office に対応する名称
  • Word ⇒ ドキュメント
  • Excel ⇒ スプレッドシート
  • PowerPoint ⇒ スライド


まとめ

スマートフォンのような小さい画面の場合、どうしてもピンチイン(拡大)・ピンチアウト(縮小)しながらの閲覧となるため、その動作がスムーズであるかどうかもチェックポイントとして入れてみました。

  • Google のオフィスアプリについて
    ピンチイン・ピンチアウト時の動作に若干もたつきがあり、表が正常に表示されないものも確認できました。Google ドライブにしか保存できない、新規作成の場合は Google ドライブアプリが必要、など Google ドライブと連携して利用する場合には良いですが、そうでない場合は選択肢には入らなそうです。
  • Microsoft Office について
    ピンチイン・ピンチアウト時の動作は若干もたつくものの、純正アプリだけに可もなく不可もなくといったところでしょうか。OneDrive を使っている方にとっては連携して利用できるのも魅力的。Word / Excel / PowerPoint ごとにアプリをインストールしなければならないのはデメリットになります。
  • Polaris Office について
    ピンチイン・ピンチアウト時の動作も比較的スムーズです。なかなか使いやすいアプリだと思います。デメリットとしては無料では月間60MBまでの制限がある点。ライトに使っている分には容量オーバーしないかもしれませんが、無料で使い続けたい場合は気になる点ではあります。
  • WPS Office について
    表示時の気持ちの良いエフェクト、スプレッドシートの別シート表示のデザイン性など、洗練されたデザインとエフェクトで使い心地を追求したアプリだと感じました。ピンチイン・ピンチアウト時の動作も比較した中で最もスムーズでした。また、PDFのちょっとした編集機能やスライドの動画保存機能など、他の無料オフィスアプリにはない特色もあります。

オンラインストレージとの連携によって使い勝手の良しあしは変わりますが、スマートフォンでオフィスアプリを利用するなら WPS Office が最も使いやすく魅力的なアプリといえます。

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