Bitdefender は、ホームセキュリティネットワークを保護する製品 Bitdefender Box の日本での展開にあたり、BBソフトサービス(以下、BBSS)が3月7日に日本代理店として販売を開始することを発表しました。
それにあたってユーザーミーティングが開催されたので参加してきました。
ミーティングのメモ書きです。
BBSS 山本 和輝 氏
- BBSSでは Internet SagiWall というフィッシング対策製品を販売。
- フィッシング被害ストップに力を入れている。
- 山本さんご自身はフィッシング対策協議会にも携わっている。
フリーランス 宮田 健 氏
脅威はメールとウェブからやってくる。- ファイルダウンロード
- 不正広告
- 不正な iframe 埋め込み
- スパムメール
- フィッシングメール/フィッシングサイト
いま危ないのは「インターネット中級者」。
最近ではインターネットに接続するスマートテレビがランサムウェアの被害にあった。
Andrdoid OSのテレビで、デフォルトでは「提供元不明のアプリ」のインストールを「許可しない」設定となっていたところ、何らかのアプリを入れる際にこの設定を「許可する」に変更してそのままになっていたため、感染した。
インターネット初級者であればそもそも設定を変更できないので感染しない。
ネットで調べれば自分でできてしまうある程度のスキルレベルのある、インターネット中級者がいま最も危ないのではないか。
シマンテックの方がブログに書かれていた「ウイルス対策ソフトは死んだ」という発言がある。
https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1405/14/news157.html
これからの時代は感染するのが前提という時代になっていく。
いますぐやるべきこととして
- パスワードを守る- 共通にしない(使いまわししない)- 簡単なものにしない(デフォルトのままにしない)
- バックアップ
- アップデート(OS/ブラウザー)
Bitdefender Alexandru(アレクサンダー)氏
Bitdefender は2015年段階で従業員1,300人、うち600人が研究開発人員。
ルーマニアを拠点とし、全員がルーマニアに在住。
1から開発した独自テクノロジーのみで構成されており、世界160社以上に採用され、5億人以上に利用されている。
Bitdefender は次の点で業界を引っ張っている。
- 業界初の継続的なアップデート
- 業界初の Linux 向け製品
- IoTセキュリティ
Bitdefender BOX は5年前から開発。
車などのスマートデバイスは感染しやすい。
IoTデバイスについて研究した結果、攻撃は簡単、防御が難しいことがあらためてわかった。
今後はインターネットに接続する機器(スマートデバイス)ばかりになる。
スマートライト、スマートウォッチ、スマートヨガマット、スマートコーヒーメーカー、スマートバービードール、など。
スマートバービードールはハッキングされ、会話が筒抜け状態となっていた事例があるとのこと。
IoTデバイスは感染しやすく対策が必要。
Bitdefender Toni(トニ)氏
2019年までに250億台がインターネットに接続する見込みである。Bitdefender BOX とは
脆弱性診断(バックドアなどの常時スキャン)
- パスワードがデフォルトではないか
- アップデートされているかどうか
- ポートゲートウェイがあるか
URLブラックリスト
- 網羅しているURLへのアクセスを遮断(フィッシング対策協議会と連携し、日本のURLもブロックする)
デバイスの管理
- 友人=ゲスト
- 家族=いつでも接続してOK
- 知らないデバイス=制限/ブロック
その他
- Kindle などセキュリティソフトのないデバイスのセキュリティ向上に寄与している
- セットアップ(Bitdefender BOX の接続)は20分程度
- 初めてのデバイスを登録するのに2分弱
- VPNは問題なく通信できる
- 1年ごとの更新が必要
- Bitdefender のロゴは、ドラコという、頭はオオカミ(ウルフ)、体はドラゴンの形をした戦争で用いられたのぼりのようなものを原型としている(常に勝つという意味が込められている)
Bitdefender のロゴ、モチーフはドラコ(ウルフ+ドラゴン)ということで、どことなくマーライオン(ライオン+人魚)っぽく感じですが、戦争に使われていたということもあって、荒々しい雰囲気があります。
1000回戦ったら1000回、100万回戦ったら100万回、常に勝ち続ける仕事をするという Bitdefender にはぴったりのロゴですね。