アドサポートとは
フリーソフト100の定義する「アドサポート(Ad-Supported)」ラベルがつけられたソフトは、不要なソフトを一緒にインストールさせようとしたり、ソフト利用時に広告を表示するような振る舞いを行います。インストール時に、不要なソフトをインストールする
インストール時に、ソフト利用とは直接関係のない不要なサードパーティー製ソフト(PUP)をインストールさせようとするソフトのことです。この抱き合わせとなるソフトのことをバンドルソフトと呼び、そのバンドルソフトプログラムでは OpenCandy が有名です。
過去には Ask Toolbar がバンドルソフトとして非常に多い時期もありました。
日本のソフトでは、Yahoo!ツールバー、JWord、Baidu IME などがバンドルソフトとして有名です。
※ Yahoo!ツールバーはサービス終了、Baidu IME は開発に力を入れていない状態で、2017年現在では JWord くらいしか見かけなくなってきました。
バンドルソフトを配布しているは Firefox、Chrome で危険なサイトと表示されてアクセスできないような制限が出るようになったこともあり、バンドルソフトを含むソフトの配布は減少傾向にあります。
バンドルソフトの回避方法
次の方法でバンドルソフトのインストールを回避できる場合があります。- カスタムインストールを選択し、ソフトのチェックを外す
- バンドルソフトのインストール選択画面で「Decline(拒否)」ボタンをクリックする
バンドルソフトを回避するソフト
Unchecky をインストールしておくと、バンドルソフトのインストールを回避できる場合があります。通常は、インストール時のオプションのチェックを外したり、「Decline」ボタンをクリックしたり、カスタムインストールを選択してチェックを外したり、などすることで、わかりにくいながらも、バンドルソフトの回避方法が用意されています。
ただし、ソフトの中には回避する選択肢を与えず、気づかないうちにインストールさせてしまう悪質なソフトも存在します。
インストール時に、勝手にブラウザーのホームページや検索エンジンを変更する
インストール時に、Internet Explorer、Firefox、Chrome などのブラウザーのホームページ(スタートページ)や既定の検索エンジンを変更しようとするソフトもまた存在します。バンドルソフトと同様の方法で回避できる場合があります。
インストール後のソフト起動時に、広告を表示する
ソフト利用時に、次のような広告表示を行うソフトのことです。- ソフトのメイン画面上に広告を表示する
- ソフト起動時に広告をポップアップ表示する
- 一定時間ごとにデスクトップ画面右下から広告をポップアップ表示する
- ソフト終了時に広告や広告ページを表示する
基本的には回避方法はなく、広告表示の点も含めてソフトを利用することになります。