- バージョン
- 10.9.0
- 更新日
- 2025/06/30
- 対応 OS
- Windows 7/8/8.1/10/11, Windows Server 2008/2012/2016/2019/2022, macOS 12/13/14, Linux
- 言語
- 英語
- 価格
- 無料
ネットワークに接続しているデバイスに脆弱性がないかスキャンして検出した脆弱性をリストアップするソフトです。
脆弱性スキャンの結果を独自の VPR システムによってランク付けします。
検出された脆弱性は円グラフおよび一覧表示され、脆弱性についての説明や解決方法を確認することが可能です。
本ソフトは海外製で日本語には対応していません。
※ 家庭内利用できる Essentials 版では、ネットワークスキャンできるデバイスが 16 まで、コンプライアンスチェックやコンテンツ監査等の機能を利用できない制限があります。
Nessus Essentials の使い方
ダウンロード と インストール
- 提供元サイトへアクセスし、名、姓、メールアドレスを入力して「送信して試用を開始する」ボタンをクリックします。
- 入力したメールアドレス宛にメールが届くので、メール内の「Download Nessus」をクリックします。
- ブラウザーでダウンロードページが表示されます。
「Downloads」ボタンをクリックしてダウンロードします。
※ Mac 版、Linux 版をダウンロードする場合は「Platform」プルダウンをクリックして選択します。 - ダウンロードしたセットアップファイルからインストールします。
使い方
初期設定
- 本ソフトをインストールするとブラウザーで「nessus」ページが表示されるので、「Connect via SSL」ボタンをクリックします。
※ 本画面を誤って閉じてしまった場合は、スタートメニューの「Tenable Network Security」⇒「Nessus Web Client」から表示できます。
※ 「Connect via SSL」ボタンをクリックすると、ブラウザーによってはセキュリティの警告が表示されます。Chrome の場合なら「詳細設定」ボタンをクリックして表示される「localhost にアクセスする(安全ではありません)」をクリックします。 - 製品選択画面が表示されます。
「Nessus Essentials」を選択して「Continue」ボタンをクリックします。 - アクティベーションコードの入手画面が表示されます。
ダウンロード時にメールアドレスを入力している場合は「Skip」ボタンをクリックしてスキップします。 - 届いているメール内の「Download Nessus」ボタン上にあるアクティベーションコードをコピーし、「Continue」ボタンをクリックします。
- 管理ユーザーのアカウントを作成します。
Username(ユーザー名)、Password(パスワード)を入力して「Submit」ボタンをクリックします。
※ ユーザー名とパスワードを忘れてしまうと次回以降利用できなくなり、再インストールおよびアクティベーションコードの再発行が必要になります。 - 初期処理を開始します。
※ 環境にもよりますが、数分~数十分程度かかる場合があります。 - 初期処理が終わると管理画面が表示されます。
ネットワークに接続しているデバイスを検出する に続きます。
基本的な使い方
ネットワークに接続しているデバイスをスキャンする
- 最初にホスト検出スキャンを行います。
次のように入力し「Submit」ボタンをクリックします。
- 範囲(192.168.0.1-192.168.0.255)
- カンマ区切り(192.168.0.0, 192.168.0.1)
- ネットワークに接続しているデバイスが検出されます。
スキャンしたいIPアドレスを選択して「Run Scan」ボタンをクリックします。
※ Nessus Essentials の場合、スキャン対象となるデバイス数は最大16に制限されます。 - ネットワークの脆弱性スキャンを開始します。
※ スキャン対象となるデバイス等によりますが、スキャン完了まで数分~数十分程度かかる場合があります。 - スキャンが終わると、スキャン結果がIPアドレスごとに棒グラフで表示されます。
脆弱性のレベルに応じて各色が表示されます。
- 赤色: Critical(致命的)
- 橙色: High(高い)
- 黄色: Medium(中くらい)
- 緑色: Low(低い)
- 青色: Info(情報)
- 画面上部の「Vulnerabilities(脆弱性)」タブをクリックすると、検出された脆弱性一覧が表示されます。
- クリックすると脆弱性の説明(Description)と解決方法(Solution)が表示されます。
- 画面上部の「VPR Top Threats」タブをクリックすると、本ソフト開発会社による VPR(Vulnerability Priority Rating=脆弱性の優先度の評価)システムによるランクが表示されます。
- 画面上部の「History(履歴)」タブをクリックすると、履歴が表示されます。
本ソフトを起動する方法
ブラウザーの画面を閉じてしまっても、スタートメニューの「Tenable Network Security」⇒「Nessus Web Client」から起動できます。更新履歴
Version 10.9.0 (2025/06/30)
- 新機能
- Tenable Nessus Managerでトリガーされたエージェント スキャンを有効にしました。
- トリガーエージェントスキャンには追加のディスク容量が必要です。詳細については、ハードウェア要件をご覧ください。
- エアギャップ/オフライン環境のTenable Nessusインスタンスの Web アプリケーション スキャン機能を有効にしました。
- エアギャップ/オフライン環境でのTenable Nessus Managerエージェント プロファイルのエージェント バージョンを宣言するためのサポートが追加されました。
- Tenable Nessus Managerにエージェントのセーフ モードステータス レポートを追加しました。
- SSH セッション プラグインの再利用のサポートを有効にしました。
- SSH 接続の再利用をサポートするプラグインがリリースされた場合、この機能はオプトインが必要になります。
- 変更された機能とパフォーマンスの強化
- グローバル構成データベースのサイズと構造を最適化するnessuscli system --config-optimizationコマンドを導入しました。
- --agent-versionパラメータをサポートするようにnessuscli updateコマンドを更新しました。
- デバッグレポートの形式を.zipに変更しました。
- 完全なプラグイン セットのコンパイルを最適化しました。
- 非ルートおよび非管理者に対するTenable Nessusバイナリの不要な権限を削除しました。
- Tenable Nessusによって使用されている Web アプリケーション スキャン イメージ タグを示すユーザー インターフェイス要素を追加しました。
- Tenable Vulnerability Managementが管理するスキャナーを FedRAMP 環境にリンクするための--fedcloudパラメータが追加されました。
- 資格情報スキャンで資格情報が失敗したか成功したかを示すユーザー インターフェイス アイコンを追加しました。
- nessuscli の健全性とステータスレポートに、DNS および rDNS の失敗数が含まれるようになりました。
- セキュリティアップデート
- Tenable Nessus 10.9.0に含まれるセキュリティ更新は次のとおりです。
- Tenable Nessus 10.9.0 には、 Tenable Nessus 10.8.5でリリースされたすべてのセキュリティ修正が含まれています。
- Tenable Nessus 10.9.0に含まれるセキュリティ更新は次のとおりです。
- バグ修正
- …(省略)
Version 10.8.4 (2025/04/17)
- セキュリティアップデート
- Windows インストール プロセス中に選択されたオプションのカスタム インストール ディレクトリの ACL をTenable Nessusが設定できないという問題に対処しました。
- Tenable Nessus がANSI エスケープ文字を適切にログに記録できる問題に対処しました。
- libxml2 をバージョン 2.13.7 に更新しました。
- expat をバージョン 2.7.0 に更新しました。
- バグ修正
- 過度に広い権限を持つカスタム (デフォルト以外の) ディレクトリでインストールがキャンセルされた場合に、ユーザーがTenable Nessus を永続的に無効にできるという Windows MSI インストーラーの問題を修正しました。
Version 10.8.3 (2024/09/11)
- セキュリティアップデート
- OpenSSL を 3.0.15 に更新しました。
- libexpat を 10.6.3 に更新しました。