防災科学技術研究所の強震観測網を活用した緊急地震速報の予測・観測ソフト
JQuake
- 対応OS:
- Windows 7 以降, macOS 10.15 以降, Linux
- バージョン:
- 1.6.2(2021/10/09)
- 価格:
- 無料
国立研究開発法人 防災科学技術研究所(NIED)が全国約 20km 間隔で設置した1,000箇所以上の強震観測施設からなる強震観測網を活用して、緊急地震速報の予測・観測を行うソフトです。
地震が発生すると音声を鳴らし、震源と震度等の地震速報を最前面に表示します。
津波情報があればあわせて表示します。
- 提供元:
- François LN
【JQuake】地震速報放送24時間(ライブ放送)
JQuake の使い方
ダウンロード
- 提供元サイトのダウンロードページへアクセスし、「Windows」項目右のダウンロードアイコンをクリックしてダウンロードします。
※ Mac 版、Linux 版をダウンロードする場合は、それぞれのダウンロードアイコンをクリックしてダウンロードします。 - ダウンロードした圧縮ファイル(JQuake_1.6.2_win.zip)を解凍し、JQuake.exe から起動します。
※ 本ソフトはインストール不要で利用できます。
使い方
基本的な使い方
本ソフトを起動するとメイン画面が表示されます。メイン画面左に日本地図と地震情報、メイン画面右には直近で観測した地震情報リスト(履歴)を表示しています。
※ 地震情報リストはスクロールして過去の地震情報の確認も可能です。
地震が発生すると地図上に発生地点を表示し、地震情報、強震最大震度、強震モニタ震度もあわせて表示します。
マグニチュードが大きい場合は地震の影響範囲を円が広がる様子で表示します。
リプレイを見る
地震発生から3時間以内であれば地震発生時の様子をリプレイ再生できます。- メイン画面右の地震情報リストからリプレイ表示したい項目にマウスカーソルを乗せて、表示される
をクリックします。
※ 3時間以上経過した場合は の表示に変わりクリックできなくなります。 - リプレイ再生が始まります。
リプレイ再生しているときはメイン画面下部の日時表示がオレンジ色になります。
※ 通常時は白色表示。 - 一定時間再生すると自然に現在の表示に戻りますが、途中で終了したい場合は
の位置に表示される をクリックして停止することもできます。
設定を変更する
メイン画面中央下部にある
※ ちなみに 
をクリックすると、地図をドラッグして動かしていた場合でも初期位置に戻すことができます。

設定画面の「一般」タブ画面からは、次のような設定が可能です
言語
日本語、または English(英語)から選択できます。リフレッシュレート
地震情報の取得・反映を1秒ごと、または2秒ごとから選択できます。トレイ/ウィンドウの動作
最小化やウィンドウを閉じるときの動作を選択します。デフォルトでは最小化してもタスクトレイに最小化されませんが、次のいずれかを選ぶとタスクトレイに最小化します。
- トレイアイコンあり/閉じるときに終了/トレイに最小化
- トレイアイコンあり/トレイにウィンドウを閉じる/トレイに最小化
ユーザーの場所
現在位置を変更したい場合は、緯度、経度を編集します。※ 任意の場所の緯度、経度を指定したい場合は、Google マップで右クリックメニュー「この場所について」をクリックするなどして取得します。
音声
地震発生時のアラートが聞こえにくい場合は、スライダーを動かしてボリュームを大きくしておきます。地震と津波気象庁情報
地震情報の音声再生有無や、男性の声または女性の声の選択などができます。※ 「音テスト」ボタンをクリックしてボリュームを確認することが可能です。
更新履歴
Version 1.6.2 (2021/10/09)
- 変更
・JavaはWindowsおよびmacOSのJQuakeにバンドルされています。事前にJavaをインストールする必要はありません
・一部の英数字フォントをRobotoフォントに変更
・macOSで、ウィンドウの×ボタンを押してもアプリケーションが終了しないように変更
・macOSで、JQuakeのトレイアイコンを削除 - 修正
・一部観測点のデータが正しく読み取れるよう修正
・「常にユーザーポイントをズームに含める」という設定が保存できない不具合を修正
・APIとの通信にGzip圧縮を利用するよう修正
・緊急地震速報のレベル法の表示を修正
・緊急地震速報の取消報を受信できない不具合を修正
・フルスクリーンモードへの切り替えを繰り返し行った際にメモリリークを起こす不具合を修正
・ウィンドウのフォーカス解除時にフルスクリーンモードが終了しない不具合を修正
・複数の緊急地震速報が発表されているときに、それぞれの緊急地震速報に対して適切な音声が再生されるように修正
・macOSで、コンピューターをスリープさせた後に音声が再生されない不具合を修正
Version 1.6.1 (2020/11/12)
- 変更
・緊急地震速報が発表されているときに、地震履歴からリプレイを再生できないように変更 - 修正
・Javaによる不具合を修正し、特定の種類のネットワーク接続におけるリアルタイムデータの取得を防止
・一部の日本語文章を修正
Version 1.6.0 (2020/11/04)
- 追加
・津波情報(津波注意報/津波警報/大津波警報)の表示を追加([一般]>[気象庁からの地震・津波情報]>[地図上に津波情報線を表示する]をオンにすると、地図で発表された沿岸を強調表示します。また、[地図]>[津波情報の動作]から発表時の地図の表示形式を選択してください)
・津波情報の種類によって再生される音声を追加
・地震履歴にリプレイを再生する機能を追加(3時間前までに発生した地震でのみ再生可能)
・緊急地震速報(予報)の[全国]設定で、最小予想震度のしきい値を追加
・起動時にソフトの更新情報を表示できるように、ボタンとプロンプトを追加 - 変更
・地震検出アルゴリズムを強化
・都道府県ごとの観測震度リストが最低8つ表示されるよう変更
・緊急地震速報の取消報の表示を変更
・同期処理を強化
・地図のズーム率を制限
・予想震度アイコンの文字色を白に変更
・インターネット接続に失敗したときに、時計の文字色が赤色になるように変更
・新しい観測点の位置に合わせて観測点情報を更新 - 修正
・地震履歴で、震度速報の表示の不具合を修正
・PGAレベル2検出の不具合を修正
・フルスクリーンモードで、地震履歴を開閉するボタンの不具合を修正