- ダウンロードとインストール
- 使い方
- 基本的な使い方の流れ
- 画像を追加する
- 変換の設定
3-1. 保存先の設定
3-2. 変換の設定
3-3. フォーマットの設定
3-4. 変換後動作の設定 - 画像を変換する
- 画像の変更
5-1. 画像サイズの設定
5-2. 更新日時の保持 - その他の設定
6-1. 「General」タブ
6-2. 「Conversion」タブ
6-3. 「ExifTool」タブ
6-4. 「Advanced」タブ - 更新履歴
- ユーザーレビューを投稿する
- 関連するソフト
画像フォーマット(JPEG / PNG / JXL / AVIF / WebP)の変換をサポートした画像変換ソフトです。
複数画像ファイルの一括変換が可能で、Jpegli / AV1 など先進エンコーダーを使用した画像圧縮、変換時のリサイズや ExifTool を利用したメタデータの保持・編集なども行えます。
XL Converter の使い方
ダウンロード と インストール
- こちらへアクセスし、「Windows 版(インストーラー)」リンクをクリックしてダウンロードします。
※ USB メモリー等で持ち運べるポータブル版を利用する場合は、「Windows 版(ポータブル)」ボタンをクリックしてダウンロードします。
※ Linux 版をダウンロードする場合は、「Linux 版」リンクをクリックしてダウンロードします。 - ダウンロードしたセットアップファイル(xl-converter-win-1.2.1-x86_64.exe)からインストールします。
- 「License Agreement(ライセンス契約)」画面が表示されます。
「I accept the agreement(同意します)」を選択して「Next」ボタンをクリックします。インストール - ライセンス契約
- 「Select Destination Location(インストール先の選択)」画面が表示されます。
「Next」ボタンをクリックします。インストール - インストール先の選択
- 「Select Additional Tasks(追加タスクの選択)」画面が表示されます。
「Next」ボタンをクリックするとインストールを開始します。インストール - 追加タスクの選択
- インストールが終わったら「Finish」ボタンをクリックします。
インストール完了
使い方
基本的な使い方の流れ
画像を追加する
本ソフトを起動するとメイン画面が表示されます。メイン画面上部の「Input」をクリックして表示される「Input」画面にて、以下の手順にて画像を追加します。
- メイン画面へドラッグ&ドロップする
- メイン画面下部の「Add Files」ボタンをクリックしてファイルを追加する
- メイン画面下部の「Add Folder」ボタンをクリックして画像ファイルの含まれるフォルダーを追加する
変換の設定
メイン画面上部の「Output」をクリックして表示される「Output」画面から画像の保存時の設定を行います。保存先の設定
画面左上の「Save To」項目から画像の保存先を設定します。- Source Folder … 変換元画像と同じフォルダー
- Custom … 任意のフォルダー
※ 「Keep Folder Structure」にチェックを入れると、フォルダー構造を維持して保存します。
変換の設定
画面左下の「Conversion」項目から画像変換時の設定を行います。- If Output Exists
保存先に同じ名前の画像ファイルが既に存在する場合、以下のいずれかの動作を行います。
- Rename … リネームして保存します。
※ 元ファイル名に (1) を付与します。 - Replace … 上書き保存します。
- Skip … 保存しません。
- Rename … リネームして保存します。
- Threads
スライダーを動かして変換に使用する CPU スレッドの数を調整します。
数が多いほど高速になりますが、他のプロセスに使用できるリソースが少なくなります。
フォーマットの設定
画面右上の「Format」項目からフォーマットの設定を行います。- Format / Mode
画像形式および処理方法を選択します。
- JPEG XL(*.jxl)
- AVIF(*.avif)
- WebP(*.webp)
- JPEG(*.jpg)
- PNG(*.png)
- Lossless JPEG Transcoding(ロスレス JPEG トランスコーディング)(*.jxl)
- JPEG Reconstruction(JPEG 再構成)
- Smallest Lossless(最小ロスレス)
PNG(Oxipng) / WebP / JPEG XL のうち最小となるフォーマットのみ保存します。
- Effort
値が大きいほど、画質が向上し、ファイルサイズも小さくなりますが、速度は遅くなります。
- 非可逆圧縮:値が大きいほど画質は高くなります。特に写真以外の画像では、ファイルサイズが大きくなる場合があります。
- 可逆圧縮と非可逆圧縮のモジュラー圧縮:値が大きいほど、ファイルサイズは小さくなります。
- 7:通常の速度でファイルサイズは適度です。
- 9:非常に遅いですが、ファイルサイズが最小になり、画質も向上します。
ヒント:ストリーミングエンコード機能を備えているため、大きな画像にはEffort 7を使用してください。 - Quality
値が高いほど高品質になりますが、ファイルサイズは大きくなります。
- 90 - 視覚的にロスレス
- 80 - 高品質 - 適度なファイルサイズ
- 70 - 中高品質 - ファイル サイズが小さい
- 60 - 容量節約 - ぼやけが目立つ
- Lossless
ロスレス圧縮を有効にします。
指定されたビット深度がサポートされている場合、ピクセルデータはそのまま保持されます。
デフォルトではロスレス JPEG トランスコーディングは実行されません。
変換後動作の設定
画面右下の「After Conversion」項目から変換後の動作設定を行います。- Clear File List
変換後にファイル リスト(入力タブ内)をクリアします。 - Delete Original
変換後に入力画像を削除します。
変換に失敗した場合は実行されません。
画像を変換する
メイン画面右下の「Convert」ボタンをクリックして変換を行います。画像の変更
メイン画面上部の「Modify」をクリックして表示される「Modify」画面から画像の設定を行います。画像サイズの設定
画面左の「Downscaling」項目内の「Downscale」にチェックを入れて、変換画像のサイズ設定を行うことができます。「Scale to」右のプルダウンからサイズ設定方法を選択します。
- Resolution(解像度)
縦幅、または横幅、またはその両方の最大ピクセル数を指定します。 - Megapixels(メガピクセル)
メガピクセル数にスケールダウンします。
メガピクセルとは、画像の総ピクセル数を100万で割った値です。
計算式:(幅 * 高さ) / 1 000 000
参考値(四捨五入):
-0.9 MP - 1280 x 720 (HD)
-2.1 MP - 1920 x 1080 (FullHD)
-8.3 MP - 3840 x 2160 (4K)
-33.2 MP - 7680 x 4320 (8K)
- Percent(パーセント)
指定したパーセンテージに合わせて拡大縮小します。
※ 例えば、1920 x 1080 の 50% は 960 x 540 になります。 - Shortest Side(短辺)
短い方の辺を指定したピクセル数に合わせます。 - Longest Side(長辺)
長い方の辺を指定したピクセル数に合わせます。 - File Size(ファイルサイズ)
画像をキビバイト単位(KiB)の概算ファイルサイズに縮小します。
※ 他の縮小モードに比べて処理速度が遅く、精度と信頼性も変動するため、他の方法の利用が推奨されています。
更新日時の保持
画面左の「Misc.」項目内の「Preserve Date & Time」にチェックを入れると、更新日時を保持します。※ メタデータは削除されます。
その他の設定
メイン画面上部の「Settings」をクリックして表示される「Settings」画面から各設定を行います。「General」タブ
- Disable on Startup
本ソフト起動時に無効にする機能にチェックを入れます。
- Delete Original … 変換前ファイルを削除
- Downscaling … ダウンスケーリング
- Quality Slider - Snap to Individual Values … 品質スライダー
- 有効 - 個々の値にスナップします。
- 無効 - 5 ポイントごとに間隔をあけてスナップします。
- Input - Disable Sorting
ファイルリストのソートを無効にします。 - Play Sound When Conversion Finishes
変換完了時にサウンドを再生します。
「Conversion」タブ
- JPEG XL - Allow Lossy Modular
出力タブの JPEG XL Lossy Modular オプションの表示/非表示を切り替えます。
- ファイルサイズが小さく、写真以外の画像に適しています。
- エッジ周辺に変色やアーティファクトが発生します。
※ 本モードは試験段階のため、使用頻度を控えることが推奨されています。 - JPEG XL - Automatic Lossless JPEG Transcoding
- 有効 - JPEG から JPEG XL へのトランスコード時に、通常のロスレス圧縮ではなく「ロスレス JPEG トランスコーディング」が使用されます。
これにより、ファイルサイズを大幅に節約できますが、メタデータの消去は防止されます。
以下の「フォーマット/モード」で動作します。
- JPEG XL(「ロスレス」有効)。
- 最小ロスレス(JPEG XL)。 - 無効 - JPEG は他のファイルと同様にトランスコードされます。つまり、ファイルサイズは大きくなりますが、メタデータは削除されます。
- 有効 - JPEG から JPEG XL へのトランスコード時に、通常のロスレス圧縮ではなく「ロスレス JPEG トランスコーディング」が使用されます。
- JPEGLI - Disable Progressive Scan
- 有効 - 生成された JPEG 画像は非常に古いデバイスと互換性がありますが、ファイルサイズが大きくなります。
- 無効 - 生成された JPEG 画像はサイズが小さくなり、読み込みが速くなります。
- AOM AV1 - Use IQ Tune
SSIM の代わりに IQ(画質)調整モードを使用します。
IQ は写真や複雑な画像には適していますが、単純な合成画像には適していません。 - Do Not Delete Original When Result is Larger
結果が元の画像より大きい場合、「元の画像を削除」および「置換」オプション(出力タブ)で元の画像が削除されないようにします。 - Copy Original When Result is Larger
処理後の画像が元の画像よりも大きい場合、処理結果は破棄され、代わりに元の画像がコピーされます。
対象外:Lossless JPEG Transcoding、JPEG Reconstruction、PNG
「ExifTool」タブ
ExifTool の引数設定が表示されます。
- Wipe
-all= -tagsFromFile @ -icc_profile:all -ColorSpace:all -Orientation $dst -overwrite_original- Preserve
-tagsFromFile $src $dst -overwrite_original- Unsafe Wipe
-all= $dst -overwrite_original- Custom
サポートしている変数について。
- $src - ソースイメージのパス。
- $dst - 出力イメージのパス。
- -overwrite _original - ファイルの上書き。
「Advanced」タブ
- RAM Optimizer
RAM を過剰に消費することなく、高解像度画像を処理できます。
- 対象:
- JPEG XL … 特定の設定
- AVIF … SVT-AVI-PSY
- モード:
- ダイナミック … RAM 使用量は中程度。画像サイズが大きい場合にのみ速度が低下します。
- スタティック … RAM 使用量は最小ですが、処理速度は最も低速です。
- 無効 … RAM 使用量は予測できませんが、処理速度は最も高速です。
- 対象:
- Optimization Rules
詳細についてはドキュメントをご覧ください... - JPEG XL-Enable Effort 10
処理能力の上限を 9 から 10 に引き上げます。
処理能力 10 は実験段階であり、非常に低速です。
- Lossy … 画質向上はごくわずかです。
- Lossless … ファイルサイズを縮小します。
- Lossless JPEG トランスコード … ファイルサイズが大きくなる傾向があります。
※ 推奨されていません。 - JPEG XL- Allow Intelligent Effort (Deprecated)
出力タブの JPEG XL インテリジェントエフォートオプションの表示/非表示を切り替えます。
この機能は、コンテキストに基づいてエフォートを選択します。
※ ファイルサイズを小さくすることを目的としていましたが効果はわずかだったため、この機能は将来的に削除されることが予定されています。 - Downscaling - Custom Resampling
修正タブでリサンプリングモードを選択できるようになります。
デフォルト(Lanczos)は通常最適です。 - Additional Encoder Arguments
エンコーダーへの追加引数。
すべての引数は有効で、既に使用されている引数と競合してはいけません。詳細はログを参照してください。
更新履歴
Version 1.2.1 (2025/04/02)
- 追加
- AOM AV1 画質 (IQ) 調整モードを追加しました (#99)。
- ファイルビューに Page Up と Page Down ナビゲーションを追加しました。
- このプログラムを Flathub で公開しました (#95)。
- 変更
- 限定的な APNG サポートを再導入しました。
- libaom を v3.12.0 に更新しました。
- libavif、oxipng、ExifTool、ImageMagick、Qt を更新しました。
- Flatpak の権限が不十分な場合にユーザーに通知します。
- Flatpak ビルドのユーザーデータの場所を変更しました。
- アップデートチェッカーを Flatpak に合わせて調整しました。
- 修正
- サポートされていないルーチンに対応しました (#93)。
- カテゴリボタンが点灯しない視覚的なバグを修正しました。
- Flatpak 内の「ファイルを追加」ボタンの動作を修正しました。
Version 1.2.0 (2025/02/14)
- 追加
- 静的 RAM オプティマイザーを追加しました (#57)。
- 解像度に基づいた動的 RAM オプティマイザーを追加しました (#57)。
- ポータブルユーザーデータのサポートを追加しました (#82)。
- 引数による画像の追加をサポートしました。
- 変更
- 例外ビューを改良しました。
- 最小ロスレスモードを改良しました。
- メタデータオプションが利用できない場合は無効にしました。
- ExifTool 設定を独自のカテゴリに移動しました。
- 「結果が大きい場合はオリジナルをコピー」から PNG を除外しました。
- SVT-AV1-PSY を v2.3.0-B に更新しました。
- ExifTool を 13.16 (Windows) に更新しました。
- 修正
- SVT-AV1-PSY の RAM 使用量を最適化しました (#83)。
- Windows インストーラーで読み取り専用ファイルを自動的に処理しました (#85)。
- RAM リークを修正しました (#86)。
- 「オリジナルを削除」におけるエッジケースを修正しました (#81)。
- SVT-AV1-PSY のクラッシュを修正しました (#84)。
- 削除
- 「JPEG XL - RAM 使用量を最適化」オプションを削除しました。
- 「例外ポップアップを無効にする」オプションを削除しました。
Version 1.1.1 (2025/01/06)
- 追加
- AVIF ビット深度セレクターを追加しました。
- クラシックテーマを追加しました。
- 新しいドキュメントを公開しました(Sphinx で書き直しました)。
- 変更
- libjxl を v0.11.1 に更新しました。
- libaom を v3.11.0 に更新しました。
- SVT-AV1-PSY を 2.3.0-A に更新しました。
- Python を 3.13 に更新しました。
- Qt を 6.8 に更新しました。
- デフォルトのテーマを改良しました。
- 例外ビューの保存データを変更しました。
- フォントを再構築しました。
- 修正
- PNG を入力として PNG にダウンスケールする際のエラーを修正しました。
- Windows でフォントの不具合を修正しました。
- 削除
- Linux インストーラーから fuse 要件を削除しました。
- APNG を入力として許可しないようにしました。
※ 本ソフトは フリーソフト大好きマン 様 のご推薦により掲載させていただきました。(掲載日:2025年04月30日)
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