あらゆるアプリケーションを仮想的に確保した領域で安全に実行できます。
そのため、万が一実行ファイル形式のウイルスやスパイウェアを実行してしまった場合でも、仮想化領域を削除してしまうことで、実環境上に影響を与える事はありません。
また、Web ブラウザーを仮想上で実行することで、悪意のあるサイトからも PC を守ることができます。
※ v5.31.4 から無償化され、GitHub にてオープンソース化されました。
Sandboxie デモ動画(英語)
Sandboxie の使い方
ダウンロード と インストール
- 提供元サイトのダウンロードページ へアクセスし、「Sandboxie-Classic-x64-v5.70.4.exe」リンクをクリックしてダウンロードします。
※ 32bit OS の場合は「Sandboxie-Classic-x86-v5.70.4.exe」リンクをクリックしてダウンロードします。 - ダウンロードしたセットアップファイル(Sandboxie-Classic-x64-v5.70.4.exe)からインストールします。
※ インストール最初の「Please select a language.」画面にて「English」プルダウンをクリックして「Japanese」を選択すると日本語で利用できるようになります。
使い方
初回起動
- インストール後、本ソフトを起動すると既にインストールされているソフトウェアを分析し、互換性を向上する構成設定を適用する「ソフトウェア 互換性」画面が表示されます。
- その後、「概要とチュートリアル」画面が表示され、本ソフトの機能の説明を見ることができます。
チュートリアル画面は、メニューバーから「ヘルプ」⇒「概要とチュートリアル」で再度表示させることができます。
仮想環境で Web ブラウジング
Web ブラウザーをサンドボックス化して仮想環境で起動するには、デスクトップに作成された「サンドボックス化した Web ブラウザ」のショートカットから、規定のブラウザー(デフォルトブラウザー)をサンドボックス内の仮想環境で起動させることができます。ちなみに、規定のブラウザー以外のブラウザーを仮想環境上で実行する手順は次の通りです。
- Web ブラウザーのショートカットを右クリックし、「サンドボックス化して実行」をクリックします。
- 選択するサンドボックス(ここでは DefaultBox)をクリックします。
※ 仮想上で起動しない場合は、「サンドボックスの外部で実行」を選択します。 - 通常通り Web ブラウザーが立ち上がったように見えますが、Web ブラウザーの外枠部分(上部のタイトルバー部分)にマウスカーソルを持っていくと、外枠に黄色の枠がついて、仮想環境上での実行ということがわかります。
ファイルのダウンロード
仮想環境で Web ブラウザーからファイルを保存すると、「直接リカバリ」画面が表示されます。「直接リカバリ」により、直接仮想環境ではない環境(以下、実環境)へ保存できます。
- 同じフォルダに回復
画面上部に表示されているパスに保存される - 回復するフォルダを選択
選択した任意の場所に保存される
仮想環境内に保存した場合は、本ソフトのメイン画面(Sandboxie コントロール)を開き、サンドボックスを右クリックして「クイックリカバリ」より実環境に保存できます。
新規サンドボックスの作成
サンドボックスを複数用意できます。- 本ソフトのメイン画面(Sandboxie コントロール)を開き、メニューバーから「サンドボックス」⇒「新規にサンドボックスを作成」とクリックします。
- 新規サンドボックス作成画面が表示されるので、新規のボックス名を入力します。ボックス名には、英数字のみで32文字以下までの名前が使用できます。
- 「既存のサンドボックスの設定をコピー:」ドロップダウンで、既存の設定を、新規で作るボックスにそのまま適用できます。
- 「OK」ボタンをクリックすると、新規のサンドボックスが追加されます。
サンドボックスの削除
- 本ソフトのメイン画面(Sandboxie コントロール)を開き、削除するサンドボックスを右クリックします。
- 「サンドボックスの削除」をクリックすると確認画面が表示されるので、「OK」ボタンを押すと削除されます。
サンドボックスの設定
本ソフトのメイン画面(Sandboxie コントロール)を開き、サンドボックスを右クリックして「サンドボックスの設」をクリックすると「設定」画面が表示されます。主な設定内容は以下の通りです。
- 表示
仮想上で実行しているプログラムの表示方法について設定します。サンドボックス化された枠色の設定や、ウィンドウタイトル上への # インジケータの追加有無※等を設定できます。
※ サンドボックス化されたウィンドウタイトルの最初と最後に # インジケータが付加される設定。 - 回復
クイックリカバリの監視対象とするフォルダーや、直接リカバリ対象とする拡張子を設定できます。 - 削除
仮想環境の自動削除の設定や、データ削除時のコマンドを指定できます。 - プログラムグループ
プログラムを特定の単位でまとめて名前をつけることができます。 - プログラムの開始
強制的に仮想環境で動かすフォルダーやプログラムを指定できます。 - プログラムの終了
プロセスが残ってしまった場合に強制停止の対象とするプログラムの選択や、リーダープログラムを設定できます。 - ファイルマイグレーション
仮想環境上での実行時のファイル容量に制限を設けることができます。ここで設定した容量以上のファイルをやり取りする場合、警告メッセージが表示されます。 - 制限
インターネットアクセスや、各権限の設定を行うことができます。 - リソースアクセス
仮想環境上からレジストリ等へのアクセスを制限できます。 - アプリケーション
仮想環境上でデフォルトで開くプログラム等を指定できます。 - ユーザアカウント
本ソフトを使用する Windows ユーザーを制限できます。
更新履歴
※ 機械翻訳で日本語にしています。
Version 5.70.4 (2024/12/19)
- 追加
- Joplin #4402 のテンプレートを追加しました (offhub に感謝)
- 変更
- ダーク モードでの ini セクション エディターの問題を修正しました
- サンドボックス コンテンツの削除を修正しました #4407 (bot-1450 に感謝)
- サンドボックス化されていない実行がボックス ピッカー ウィンドウから機能しなくなった問題を修正しました #4403
- ProtectHostImages=y を有効にして実行すると Firefox タブがクラッシュする問題を修正しました #4394
- デフォルトのインストール場所のみが考慮されます。これらの場所以外にインストールされた Firefox ベースのブラウザーはクラッシュする可能性があります。
- これを防ぐには、カスタム インストール パスの DontCopy=
を手動で構成に追加します
- x64dbg を使用して AlertFolder から DLL を開くときに発生する BSOD「SYSTEM_SERVICE_EXCEPTION (3b)」を修正しました #4421
- サンドボックス化されたすべてのプログラムを終了するときに発生する BSoD「CRITICAL_PROCESS_DIED」を修正しました #1316
- 注: 「TerminateJobObject=y」が設定されていない限り、ジョブ オブジェクトを使用して終了するのではなく、ボックス化されたプロセスを個別に終了するようになりました
- INI 強調表示機能の追加後に INI エディターのフォント選択が機能しない問題を修正しました #4429
- 「LogMessageEvents=y」での BSOD 問題を修正しました
Version 5.70.3 (2024/11/28)
- 追加
- ini セクション エディターを改良し、Ctrl+F による検索をサポートしました
- すべての強制プロセス イベントをログに記録する SBIE1321 を追加しました。これは "NotifyForceProcessEnabled=y" で有効にできます。#4113 を改善しました
- Sandboxie Plus UI のカスタム フォント設定を追加しました #4397 (habatake さん、ありがとうございます)
- 変更
- サポート通知の改善
- Sandboxie Plus の残り物の削除の改善 #4374
- 修正
- ARM64 プラットフォームでの SSL の問題を修正し、アップデータと証明書の取得が中断される問題を修正しました。
Version 5.70.2 (2024/11/18)
- 追加
- 各ボックスの MAC アドレスを設定するために「NetworkAdapterMAC=0,AA-BB-CC-DD-EE-FF」を追加しました (Yeyixiao に感謝)
- 個々のボックスのディスク シリアル番号を設定するために「DiskSerialNumber=DeviceName,1234-ABCD」を追加しました (Yeyixiao に感謝)
- グローバル設定の編集ボックスで証明書を非表示にする機能を追加しました (Yeyixiao のアイデア)
- 複数のサンドボックスで同時にプログラムを開く機能を追加しました #4231
- サンドボックス設定内に「説明」フィールドを追加しました #4243
- 推奨される免除のないボックスで MSI インストーラーが実行されたときにメッセージ SBIE2194 を表示するためにデフォルトで有効になっている「NotifyMsiInstaller=y」を追加しました #4330
- SBIE2194: MSI インストーラーが正しく動作するために、ini で「MsiInstallerExemptions=y」オプションを設定する必要がありますが、このオプションは分離を弱めます。
- インストールされたプログラムを非表示にするオプションを追加 #4139
- トレイアイコンを非表示にするオプションを追加 #4075
- トレースログフィルタリングを改善しました #4338
- SbieMessages の EventLog モニタリングを追加しました #4113
- グローバル設定に 'LogMessageEvents=y' を追加して、すべての Sbie イベントをシステムイベントログに記録します
- 変更
- Windows ビルド 27749 との互換性を検証し、DynData を更新しました
- ドラッグ アンド ドロップで実行する場合、アプリの親フォルダーが作業ディレクトリとして使用されるようになりました #4073
- Qt 5 バージョンを OpenSSL 3.4.0 付きの Qt 5.15.16 に変更しました #4370 (offhub に感謝)
- 修正
- Sandboxie Plus をインストールまたは更新するときにドロップされる .tmp ファイルに署名する問題を修正しました #2643 #4343
- DLL のアンロードに関する問題を修正しました
- ファイル リソース アクセス - フォルダーの参照 - 除外されたフォルダーへのアクセスを許可します #4007
- 「ForceDisableAdminOnly」がおかしい問題を修正しました #4233
- ファイルまたはフォルダーの名前を変更するときに操作なしの状態でデッドロックが発生する問題を修正しました #4304
- ファイルまたはフォルダーを移動できない問題を修正しました #4329
- Sandboxie が Firefox Nightly のクラッシュを引き起こす問題を修正しました #4183
- クイック プレビューからの「サンドボックスを実行」にはオプションが 1 つだけあるべき #4339