テキスト入力した文章やテキストファイルを読み込んで合成音声で読み上げることができるソフトです。
読み上げている音声の録音にも対応しています。
また、繰り返し読み上げるリピート再生、子供/女性/男性などの多様な声質をサポートし、引数の設定、他のソフトから呼び出して自動読み上げ開始、と言ったことも可能です。
SofTalk の使い方
ダウンロード と インストール
- Vector のダウンロードページへアクセスし、「ダウンロードページへ」ボタンをクリックしてダウンロードします。
- ダウンロードした圧縮ファイル(stn020101.zip)を解凍し、SofTalk.exe から起動します。
※ 本ソフトはインストール不要で利用できます。
使い方
テキストを読み上げる
- 本ソフトを起動するとメイン画面が表示されます。
テキストファイルをドラッグ&ドロップするか、メニューバーから「ファイル」⇒「テキストを開く」とクリックしてテキストファイルを開くと、テキスト内容がメイン画面上に表示されます。
※ 画面上のテキストエリアに直接テキスト文章を入力することも可能です。 - 画面下部の をクリックすると、テキストの読み上げを開始します。
- 読み上げる声、音量や読み上げ時の速度や音程は、画面下のプルダウンやスライドバーから調整できます。
- 複数行の読み上げ中に、 、 を押すことで、読み上げている行を進めたり戻すことができます。
テキストの読み上げ音声を録音する
テキスト読み上げ中に画面下部の ボタンをクリックして、読み上げている音声を録音し、WAV で保存できます。※ 読み上げながら録音を行いますが、オプションにより録音時に読み上げを行わないようにできます。
メニューバーから「オプション」⇒「環境設定」⇒「録音」タブ画面にて、「録音時は読み上げを省略する」にチェックを入れる
メニューバーから「オプション」⇒「環境設定」⇒「録音」タブ画面にて、「録音時は読み上げを省略する」にチェックを入れる
正しく読んでもらえるよう単語を登録する
単語によっては正しく認識できず、希望通りの読み上げを行ってくれない場合があります。その場合は単語登録することで、正しく読んでもらうことができるように調整できます。
- メニューバーから「オプション」⇒「環境設定」とクリックします。
- 「設定」画面が表示されます。
「よみがな」タブをクリックします。 - 「よみがな」に読み上げるときの読み方を入力し、「単語」に該当する単語を入力します。
(例 よみがな:せかいほけんきかん 単語:WHO)
全角半角を区別する場合は、「全/半角を区別」にチェックを入れます。 - 「登録」ボタンをクリックすると、単語が登録されて画面右の「登録済み一覧」に追加されます。
不要な個所を読み飛ばす
テキスト文章中に指示記号等の読み上げが不要な個所が入っている場合等に、その行を飛ばして読み上げることができます。- メニューバーから「オプション」⇒「環境設定」とクリックします。
- 「設定」画面が表示されます。
「読み飛ばし」タブをクリックします。 - 「読み飛ばし対象ワード」欄に対象の単語を入力して「登録」ボタンをクリックすると、単語が登録されて画面右の「登録済み一覧」に追加されます。
声質を確認する
メニューバーから「オプション」⇒「環境設定」⇒「声質」タブより、読み上げを行う声の読み方の確認が可能です。確認できる声質は次の通り。
- 和音マコ単独音\A4
- 和音マコ単独音\B3
- 和音マコ単独音\D4
- 和音マコ単独音\D5
- 和音マコ単独音\E4
- 和音マコ単独音\F4
- 小春音アミ\小春音アミB4
- 小春音アミ\小春音アミC4
- 小春音アミ\小春音アミE4
- 小春音アミ\小春音アミG4
- 子供A
- 子供B
- 女性A
- 女性B
- 男性A
- 男性B
- 男性C
- Microsoft Ayumi - Japanese (Japan)
- Microsoft Mark - English (United States)
- Microsoft Zira - English (United States)
- Microsoft David - English (United States)
- Microsoft Haruka - Japanese (Japan)
- Microsoft Ichiro - Japanese (Japan)
- Microsoft Sayaka - Japanese (Japan)
- Microsoft Haruka Desktop - Japanese
- Microsoft Zira Desktop - English (United States)
- Microsoft David Desktop - English (United States)
※ Microsoft の声質については環境により異なる場合があります。
更新履歴
Version 2.01.01 (2024/07/01)
- 引数指定にクリップボード読み上げの設定追加。
- 64bit版の起動時、32bit版のクリップボード読み上げを停止するよう修正。
- 64bit版の起動時、32bit版の音声合成情報が読み取れないバグを修正。
- オリジナル音源で読み上げ時、句読点のタイミングで一時停止ボタンを押すとそのまま読み上げられるバグ修正。
Version 2.01.00 (2024/06/23)
- 64bit 版をリリース。
32bit 環境では同梱の SofTalk32.exe をご利用ください。 - 64bit版では、32bit の音声合成を SofTalk32.exe を介して呼び出しているため、タイムラグが発生します。
(MikoVoiceや唄詠など) - 64bit 版の初回起動時、32bit の音声合成が読み取れない場合があります。
- MeCab:形態素解析エンジンに対応。
- tdmelodic:東京方言高低アクセント辞書に対応。(64bit版のみ)
- mp3 での録音に対応。
- SAPI の録音方法を変更。
- 条件で SAPI が混在する状態で録音を行うと、SAPIの部分が録音されない、もしくは録音した音声が再生できなくなるバグ修正。
- 「引数をファイル名/オプションとして処理する」の設定を排除。常に True の状態にしました。
- 唄詠で読み上げする場合、MikoVoice の音声記号を唄詠形式に変換するように修正。
Version 2.00.00 (2024/05/19)
- SofTalk オリジナル音声合成エンジンを搭載しました。
UTAU 音源に対応しているので、ネットで公開されている音源を追加することが可能です。
ご利用の際には配布元の規約をよく読み、音声読み上げでの使用が許可されている音源のみをご利用ください。 - ボタン・スライダーのサイズ・配置変更。
- 速度を50未満にした際に WAVE ファイルのヘッダーを加工する処理を廃止。
- は→わへの自動変換を廃止。
- ピッチの変更範囲を見直し。
- MikoVoice の音声記号に一部対応。