フォントを作成・編集できるクロスプラットフォームのオープンソースソフト
FontForge
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フォントを作成したり、編集したりできるクロスプラットフォームのオープンソースソフトです。
フリーハンドや各ツールを利用して1文字、1文字作成し、Postscript、Open Type、True Type、SVGフォント、Web Open Font などのフォントとして出力できます。
海外製で日本語に対応していますが、一部英語表記が残ります。
FontForge の使い方
ダウンロード
- 提供元サイトの Windows 版ダウンロードページへアクセスし、「Confirm and Download」ボタンをクリックします。
※ Mac 版、Linux 版は、提供元サイトのダウンロードページからそれぞれのリンクをクリックしてダウンロードします。 - 表示されたページで「Download 2022-03-08 Release Installer (.exe)」ボタンをクリックしてダウンロードします。
- ダウンロードしたセットアップファイル(FontForge-2022-03-08-Windows.exe)からインストールします。
使い方
フォントを作成する
簡単なフォント作成の流れを紹介します。本ソフトを起動すると「フォントを開く」画面が表示されます。
ここでは既存フォントを編集せずに新規でフォント作成するため、「新規」ボタンをクリックします。

本ソフト起動時 - フォントを開く
「フォントビュー」画面が表示されます。
フォントに名前を付ける
- メニューバーから「エレメント」⇒「フォント情報」とクリックします。
- 「フォント情報」画面が表示されます。
「フォント名」に名前を入力して「OK」ボタンをクリックします。
※ Copyright(著作権表示)なども入力できます。
※ 「フォント名」にはスペースを利用できません。
グリフを作成する
一文字、一文字を作成していきます。- 「フォントビュー」画面で作成したい文字をダブルクリックします。
※ ここでは「D」をダブルクリックしたものとします。 - 「D」のキャラクタービュー画面が表示されます。
画面左のツールを利用して、文字を作成していきます。
ここでは ツールのみを利用して作成します。
※ 外側の枠は時計回りに点を打ち、内側の枠は反時計回りに点を打ちます。
※ 参考サイトの提供元サイトのチュートリアルにて、詳細な記述を確認できます。「キャラクタービュー」画面
- 「D」のグリフを作成したら画面右上の「×」をクリックして、キャラクタービュー画面を閉じます。
「フォントビュー」画面に戻るので、同様に他の文字についてもグリフを作成していきます。
メトリックを調整する
- 「フォントビュー」画面にて、メニューバーから「メトリック」⇒「メトリックウィンドウを開く」とクリックします。
- 「メトリックビュー」画面が表示されます。
画面上部のテキストボックスにメトリックを確認したい文字を入力すると、画面上にグリフが表示されます。
※ ここでは「ABCDEF」と入力します。 - 画面下部の「左サイドペア」、「右サイドペア」の数値を調整して、文字と文字の間隔を調整します。
- 調整が終わったら画面右上の「×」をクリックして閉じます。
フォントを出力する
- 「フォントビュー」画面にて、メニューバーから「ファイル」⇒「フォントを出力」とクリックします。
- 「Generate Fonts(フォントを生成する)」画面が表示されます。
画面上部のプルダウンから保存したいフォルダーを選択し、「PS Type 1 (バイナリ)」プルダウンをクリックして生成したいフォントタイプを選択します。
※ PS Type1、Open Type、True Type、SVGフォント、Web Open Font などから選択します。 - 「生成」ボタンをクリックすると、フォントを出力します。
※ 出力するフォントタイプの規格に沿っていない場合、「問題が見つかりました」ウィンドウが表示されます。「生成」ボタンをクリックすると、強引に生成することもできます。ここでは問題が見つかっても「生成」ボタンをクリックして先に進めます。
作成したフォントを利用する
- 作成したフォントファイルをダブルクリックすると、作成したフォントを見ることができます。
作成したフォントの表示
- フォントファイルの右クリックメニューから「インストール」をクリックしてフォントをインストールします。
これで Windows で利用できるようになります。 - メモ帳でフォントを利用するには、メモ帳のメニューバーから「書式」⇒「オプション」とクリックします。
- 「フォント」画面が表示されるので、作成したフォント名を選択して「OK」ボタンをクリックします。
メモ帳の「書式」⇒「フォント」
- フォントが反映されます。
参考サイト
更新履歴
※ Google 翻訳で日本語にしています。
Version 20220308 (2022/03/08)
- 主な更新
・Python プラグインのサポート(#4642、#4682、#4671)@skef
・オーバーホールされたリソース/外観管理(#4704)@skef
・改善のマージ/簡素化(#4567、#4697)@linusromer
・Unicode サポートを Unicode 14.0.0 に更新し、名前リスト機能を直接統合しました。 (#4810)@jtanx
・変曲点の追加/バランス/調和(#4900)@linusromer
・Macバンドル/スタートアップの修正(#4827)@jtanx
・言語システムタグリスト/スクリプト範囲/機能リストの更新(#4561、#4852、#4854、#4855)@dscorbett - ビルドの変更
・サポートされている Python の最小バージョンは Python 3.6 になりました
・Libuninameslist は使用されなくなったか、不要になりました
・FontForge はデフォルトで -Wall でコンパイルされるようになりました
Version 20201107 (2020/11/08)
- このリリースは、2000年に戻った FontForge の最初のリリースの20周年にあたります。これは、ユーザーインターフェイスとファイル形式ハンドラーのさまざまなマイナーな調整とバグ修正、および大事な日を記念する特別なスプラッシュ画面をもたらします。
Version 20200314 (2020/03/14)
- FontForge のストローク拡張機能が大幅に改善されました。主な変更点は、実際にはほとんどの場合機能することです。新機能には、SVG 2 の任意の凸型ペン先とマイタークリップおよびアーク結合スタイルのサポートが含まれます。すべての機能は、Python およびネイティブAPIからアクセスできます。(@skef による。)
- オーバーラップを削除すると、特定の重要なエッジケースがより適切に処理されます。(@skef および @frank-trampe による。)
- Python APIに、GUIの「ChangeGlyph」コマンドと一致する genericGlyphChange という関数が追加されました。 詳細については、#4133を参照してください。(@skef による。)
- Python APIに、Unicode スクリプトを取得し、グリフ境界を問い合わせるための関数が追加されました。(@ctrlcctrlv による。)
- Python APIを介してフォントファイルを開くときに、(数値フラグだけでなく)テキストフラグを使用できるようになりました。(@skef による。)
- …(省略)
※ 本ソフトは TranslucentFoxHuman 様 のご推薦により掲載させていただきました。(掲載日:2020年05月04日)