強力な接続性、高速なスループット、セキュアな通信が可能なオープンソースの VPN ソフト
SoftEther VPN Client
- 対応OS:
- Windows 98/Me/NT/2000/XP/Vista/7/8/8.1/10/11, Windows Server 2003/2008/2012, Linux
- バージョン:
- 4.41 Build 9787 RTM(2023/03/14)
- 価格:
- 無料
クロスプラットフォーム対応、複数 VPN プロトコルに対応した筑波大学 SoftEther VPN プロジェクト開発の VPN ソフトです。
すべての通信データを Open SSL で暗号化するため、公衆無線LANでも安全に利用できるようになります。
RC4 / AES256 / Triple-DES などの国際的な標準アルゴリズムに対応し、インターネット上での攻撃や盗難などの被害も抑止します。
筑波大学が公開している VPN Gate 学術実験サービスを利用すると、手軽に日本国外の VPN 中継サーバーを利用してアクセスできます。
VPN Gate 利用には専用のクライアントプラグイン付きソフトのダウンロードが必要です。
SoftEther VPN Client の使い方
ダウンロード
VPN Gate Client のダウンロード
VPN Gate で公開されている中継サーバーを手軽に利用できる、VPN Gate Client プラグイン付きの SoftEther VPN Client です。基本的にはこちらをダウンロードします。
- 提供元サイトのダウンロードページへアクセスし、「SoftEther VPN Client + VPN Gate Client Plug-in のダウンロード」リンクをクリックしてダウンロードします。
- ダウンロードした圧縮ファイルを解凍し、セットアップファイルからインストールします。
SoftEther VPN Client のみのダウンロード
- 提供元サイトのダウンロードページへアクセスし、「コンポーネントを選択」の項目に「SoftEther VPN Client」、「プラットフォームを選択」の項目に「Windows」を選択して表示されたリンクをクリックしてダウンロードします。
- ダウンロードしたセットアップファイルからインストールします。
使い方
VPN サーバーに接続する
VPN Gate Client での使い方をご紹介します。- 本ソフトを起動し、「VPN Gate 公開 VPN 中継サーバー」をダブルクリックするか、クリックして選択して Enter キーを押します。
- 「VPN Gate サービス コントロールパネル」画面が表示されます。
「OK」ボタンをクリックします。 - 「VPN Gate 公開 VPN 中継サーバー一覧」画面が表示されます。
国・地域、起動時間、VPN 接続数などを確認して選択し、「選択した「VPN サーバーに接続」ボタンをクリックします。
※ 次の情報を確認できます。
DDNS名、IP アドレス(ホスト名)、国・地域、起動時間、VPN 接続数、回線速度、Ping(Google, SE)、SSL-VPN (TCP)、UDPサポート、保存ポリシー、累積通信料、累積ユーザー数、運営者、運営者によるメッセージ、スコア - 「VPN 通信が金されている国・地域では VPN Gate を使用しないでください。」画面が表示されます。
「同意する」ボタンをクリックします。 - 「接続に使用する VPN プロトコルの選択」画面が表示されます。
TCP または UDP を選択し、「OK」ボタンをクリックします。VPN 接続プロトコルの選択
- VPN 用仮想LANカードの作成」画面が表示されます。
- VPN 用仮想LANカードの作成が終わると、「仮想LANカードの状態」画面が表示され、IP アドレスが割り当てられる旨のメッセージが表示されます。
「閉じる」ボタンをクリックします。仮想 LAN カードへ IP アドレス割り当て確認メッセージ
- VPNサーバーのアナウンスメッセージが表示される場合があります。
「OK」ボタンをクリックします。VPN Gate Project のアナウンス
- 「VPN Gate サービス コントロールパネル」画面に接続している「VPN Gate Connection」、及び仮想LANカードの項目が追加されます。
更新履歴
Version 4.41 Build 9787 RTM (2023/03/14)
- 本 RTM ビルドは、これまでにリリースされた Beta 版の変更点をすべて含んだ RTM ビルドです。
- X.509 証明書作成時のサーバー証明書のキー使用方法を限定しました。
Version 4.41 Build 9782 Beta (2022/11/17)
- OpenSSL のバージョンを 3.0.7 にアップデートしました。
- VPN Client において、接続時の認証エラーの場合でも指定リトライ回数で自動リトライを停止するようにしました。
- Windows XP で起動しない問題 (Build 9772 で発生) を修正しました。
- OpenSSL のバージョンを色々な場所に表示するようにしました。
- VPN Client Manager のショートカットキーの誤りを修正しました。
- Windows 11 のタスクバーの不具合を解決しました。
- HttpSendNotImplemented で HTTP バージョンについてもサニタイズの対象にしました。
- PKCS#11 の DLL 名を追加 (SafeNet、OpenSC、SHALO AUTH) しました。
Version 4.39 Build 9772 Beta (2022/04/26)
- OpenSSL のバージョンを 3.0.2 にアップデートしました。これまで OpenSSL は 1.x 系を利用してきました。最近、OpenSSL の 3.0.2 以前のバージョンには、いくつかの脆弱性が発見されています。これらが SoftEther VPN / PacketiX VPN の動作に影響を与えることの確認は現時点ではなされていませんが、OpenSSL の以前のバージョンで存在している脆弱性のないバージョンへの更新を希望される方は、本 Beta ビルドをご利用ください。なお、本 Beta ビルドで一定期間の検証を行ない、不具合がないようであれば、次回の RTM ビルドにおいても OpenSSL 3.x 系を利用する予定です。
- Windows 11 での動作を確認しました。なお、Windows 11 は Windows 10 と比較してまだ出荷されて間もない製品であるため、OS 側に起因する不具合や挙動不完全が存在する可能性があり、これにより VPN の利用に影響が生じる場合もありますので、ご了承ください。
- Windows 11 において、NetAdapterCx 規格に対応した新しいドライバがうまく列挙されない問題を解決しました。
- クライアントからパスワードを変更したときにも設定ファイルのリビジョンが増加するように修正しました。
- HttpSendNotImplemented で Method をサニタイズするようにしました。
- 証明書の有効期限について、V_ASN1_GENERALIZEDTIME 表記に対応しました。