Wake on LAN 機能を利用して、スリープしているPCを遠隔操作で起動させるソフト
nWOL
Wake on LAN 機能を利用して、遠隔操作でPCを起動させるソフトです。
起動させたいPCに Wake on LAN が有効になるように設定し、操作したいPCに本ソフトをインストールして利用します。
本ソフトではLAN内のデバイス一覧(ホスト名、IPアドレス、MACアドレス)を表示し、その起動状態も表示します。
DHCPでIPアドレスを自動で割り振っている場合でも、IPアドレスの更新を自動検出して再設定する機能を備えています。
- 提供元:
- n-Archives.net
- 制作ソフト一覧を見る
nWOL の使い方
ダウンロード
- 提供元サイトのダウンロードページへアクセスし、「nWOL Version 1.6.74 (64bit) インストーラパッケージ」リンク、または「nWOL Version 1.6.74 (32bit) インストーラパッケージ」リンクをクリックしてダウンロードします。
※ お使いのOSが 32bit か 64bit かわからない場合は Windows バージョンの調べ方よりご確認ください。
※ USBメモリー等で持ち運べるポータブル版を利用したい場合は、「nWOL Version 1.6.74 (64bit/32bit共通) ZIPパッケージ」リンクをクリックしてダウンロードします。 - ダウンロードしたセットアップファイル(nWOLSetup_x64.1.6.74.0.msi または nWOLSetup_x86.1.6.74.0.msi)からインストールします。
※ 他のPCを操作するPCにインストールします。
使い方
操作される側のPCの設定 - Wake on LAN の設定
起動される側のPCにて、Wake on LAN(以下、WOLと呼びます)の設定が必要になります。※ PCによってはWOLの設定に対応していない場合があります。
利用しているネットワークアダプターを確認する(Windows 10 の場合)
接続しているネットワークの利用しているアダプターが、どのアダプターか次の手順で確認できます。- タスクトレイのネットワークアイコンをクリックし、接続中のネットワークの「プロパティ」をクリックします。
- 「設定」画面の「ネットワークとインターネット」の接続済みネットワークの画面が表示されます。
画面をスクロールして「プロパティ」項目の「説明」にて利用中のネットワーク アダプターをメモします。
Windows 10 のWOLの設定
- スタートボタンの右クリックメニューから「デバイス マネージャー」をクリックして起動します。
- 「デバイスマネージャー」画面の「ネットワーク アダプター」から、現在利用しているネットワークアダプター(※先ほどメモしておいた名前)をダブルクリックしてプロパティ画面を表示します。
- プロパティ画面の「詳細設定」タブにて、Wake on Magic Packet の値を Enabled に選択します。
- 続いて「電源の管理」タブにて次の2項目にチェックを入れます。
- このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする
- Magic Packet でのみ、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする
- 「OK」ボタンをクリックしてプロパティ画面を閉じます。
※ PCによってはBIOSの設定が必要になったり、その他の設定が必要になる場合があります。詳しくはWake On LANでコンピュータを起動する - @ITなどを参照ください。
操作する側のPCの設定 - WOLを利用してPCを起動する
- 本ソフトを起動すると、設定画面が表示されます。
※ 設定画面が表示されない場合は、タスクトレイのの右クリックメニューから「nWOLの設定」をクリックすると表示されます。
- 「Scan」ボタンをクリックすると、LAN内に接続中のデバイスが一覧表示されます。
※ 設定画面の操作方法等については後述します。
「OK」ボタンをクリックします。 - メイン画面が表示されます。
起動中のデバイスは「On」、起動していないデバイスは「Off」と表示されます。
※ メイン画面が表示されない場合は、タスクトレイのをクリックするか、
アイコンの右クリックメニュー「nWOLを開く」をクリックすると表示されます。
- 起動させたいPCがスリープしている場合、
アイコンをクリックします。
- 起動すると「On」の表示に変わります。
設定画面について
- 「Scan」ボタンをクリックして表示される項目は、ホスト名、IPアドレス、MACアドレス、WOL(Wake on LAN の有効/無効)。
- 「削除」ボタンをクリックして、操作しようと考えているPC以外を一覧から非表示にすることもできます。
※ 「Scan」ボタンをクリックするなどして再表示可能です。 - 「Scan」ボタンをクリックしなくても、設定画面上部の「ホスト情報」項目からIPアドレスを入力して「ホスト名/MAC取得」ボタンをクリックしてLAN内デバイス情報を取得し、「追加」ボタンをクリックして個別に追加することも可能です。
- 「IPアドレス・ホスト名自動修正」のプルダウンをクリックして設定項目を変更すると、DHCPなどで変更されてしまったIPアドレスを最新のIPアドレスに自動修正したり、PC側で変更されたホスト名(コンピューター名)を自動修正したりできるようになります。
- 「タスクトレイに常駐」にチェックを入れると、「×」ボタンをクリックして閉じても終了せず、タスクトレイに常駐します。
※ 本ソフトを終了するにはタスクトレイアイコンの右クリックメニュー「nWOLの終了」をクリックして終了します。
※ 次回以降起動時には、タスクトレイにアイコンが表示されるだけなので、タスクトレイアイコンからメイン画面などを表示します。 - 「ホスト情報共有ファイル」の「書き込み」ボタンをクリックしてホスト情報共有ファイルを作成しておくと、次回以降本ソフトを起動したときに、LAN内のPC一覧情報が「書き込み」ボタンクリック時の状態で起動します。
※ ホスト情報共有ファイルを作成していない場合は、再び「Scan」ボタンをクリックするなどして一覧を取得する必要があります。
更新履歴
Version 1.6.74 (2021/01/10)
- nWOL
・タスクトレイアイコンの右クリックメニューで、ホスト起動メニューが表示されていなかったので修正。
・タスクトレイアイコンの右クリックメニューに「全ホストを起動する」「全監視対象ホストを起動する」を追加。
・タスクトレイアイコンの右クリックメニューで、「nWOLの設定」「nWOLの常駐終了」を無効にしないように修正。
・タスクトレイアイコンの右クリックメニューのフォントを変更。
・設定画面のデザインのスプリッタを移動できないようにした。
・IPアドレスが不明(IPアドレス欄が空欄)の時にマジックパケットを送信できなくなっていた問題(Version1.6.40)を修正。
・DNSサフィックス付加時のロジックを修正。
・デバイスによってタイムアウトになる場合があったため、nWOLのpingのタイムアウトを500msから900msに調整。 - nWOLc
・ -m, -p, -w オプションでIPアドレス指定にDNS名を指定できるように修正。
・DNS解決処理で、DNSサフィックス区切り文字の処理が誤っていたので修正。
・マジックパケット送信処理で、登録されているホストのIPアドレス取得処理が正しくなかったため修正。
Version 1.6.40 (2021/01/01)
- DNS対応。IPアドレスをホスト名による名前解決でできるようにした。Dynamic DNSにも対応。
- nWOLcも nWOLに合わせて、DNS名前解決対応。ただし、nWOLcはDNS名前解決を同期的に実行するので、NetBIOS の名前解決が失敗する場合、タイムアウトの待ち時間がかかる可能性がある。
- サウンド機能を追加。
- メイン画面下部のステータス表示を改善。文字列のスクロール表示、表示メッセージのキュー管理を追加。
- 監視対象ホスト指定。これは、前バージョンの、タスクトレイで「指定されたホストの状態を表示」した際に正規表現で指定したホスト選択、が引き継がれています。監視対象ホストは、タスクトレイでの状態表示、または、サウンドを鳴らすホスト指定、で使用されます。
- 「Scan機能」「IPアドレス・ホスト名自動修正機能」の処理を改善・効率化。
- タスクトレイアイコンをクリックした時のメイン画面の表示動作を修正。ウィンドウが表示されていたが最前面ではなかった場合、最前面に
- 移動するようにした。
- ホスト情報設定で、ネットマスクが指定されていないホストを追加する場合の処理を追加。LAN内のホストはネットマスクが自動設定されます。
- ホスト名が自動で修正された場合、監視対象ホスト数が変化する場合があるため、これに対応した。
- ネットマスクが /32 の時のブロードキャストアドレス作成ロジックに誤りがあったため修正。/32を指定すると、IPアドレス欄に指定した
- IPアドレスがそのまま送信先アドレスとなります。この動作はネットマスク欄を指定なしに設定しても同じ動作になります。
Version 1.5.31 (2020/08/23)
- nWOLc.exe に -c オプション、-o オプションを追加。
ユーザーレビュー
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