オープンソース&クロスプラットフォームの動画編集ソフト
Shotcut
- 海外
- 日本語○
- 対応OS:
- Windows 7/8/8.1/10, macOS 10.12/10.13/10.14, Linux
- バージョン:
- 19.10.20(2019/10/20)
オープンソースで Windows/Mac/Linux のクロスプラットフォームで動作するフリーの動画編集ソフトです。
タイムラインを利用して動画の切り出し、結合、音楽ファイルの合成、画像ファイルを組み合わせたフォトムービーの作成が可能です。
ぼかし、色温度の調整、ホワイトバランス、セピア調、レトロ(ほこり、傷、映写機、粒子)、クロマキー、フェードイン/フェードアウトといったフィルタ/エフェクトにも対応。
4K動画をサポートし、出力フォーマットは160種類以上をサポートしています。
海外製ですが、標準で日本語に対応しています。
- 提供元:
- Meltytech, LLC
チュートリアル:クロスフェードとトランジション
Shotcut の使い方
ダウンロード
- 提供元サイトのダウンロードページへアクセスし、「64ビットWindowsインストーラ」リンク、または「32ビットWindowsインストーラ」リンクをクリックしてダウンロードします。
※ お使いのOSが 32bit か 64bit かわからない場合は Windows バージョンの調べ方よりご確認ください。
※ USBメモリー等で持ち運べるポータブル版を利用したい場合は、「64-bit Windows portable zip」リンク、または「32-bit Windows portable zip」リンクをクリックしてダウンロードします。
※ Mac 版、Linux 版はそれぞれのリンクをクリックしてダウンロードします。 - ダウンロードしたセットアップファイル(shotcut-win64-191020.exe または shotcut-win32-191020.exe)からインストールします。
使い方
動画を切り出す
動画ファイルの読み込み
本ソフトを起動し、画面上部のツールバーからをクリックして動画ファイルを選択します。
切り出し範囲を選択する
画面中央に選択した動画がプレビュー再生されます。
シークバー左端のとシークバー右端の
をドラッグして動かし、切り出したい範囲を選択します。
※ 後から調整できるので、少し長めに切り出しておいてもよいです。タイムラインに追加する
プレビュー再生されている動画をを画面下部のタイムラインにドラッグ&ドロップします。切り出し範囲を確認する
プレビュー動画下部にあるをクリックして動画を再生し、切り出した範囲に問題ないか確認します。
プレビュー動画下部やタイムラインにあるを動かして、再生開始位置を任意の場所に移動させることも可能です。
切り出し範囲を調整する
不要な箇所があった場合、そこにを移動し、タイムライン上部にある
をクリックします。
すると、の位置から左右2つの動画に分割されます。
タイムラインの不要な方の動画をクリックし、右クリックメニュー「削除」をクリックすると不要部分が削除されます。動画を保存する
画面上部のツールバーからをクリックします。
すると、画面左に「書き出し」が表示されます。
保存形式、解像度などを選択して「ファイルを書き出す」ボタンをクリックし、保存場所を選択するとファイルを保存できます。
※ 「書き出し」項目内をスクロールすると「ファイルを書き出す」ボタンをクリックできます。
動画の不要部分をカットする
動画を切り出す内の「切り出し範囲を調整する」の方法を応用する形となります。- 本ソフトを起動し、画面上部のツールバーから
をクリックして動画ファイルを選択します。
- 画面中央に選択した動画がプレビュー再生されます。
プレビュー再生されている動画をタイムラインへドラッグ&ドロップします。 - プレビュー動画またはタイムラインにて、動画をカットしたい開始位置に
を移動させ、タイムライン上部にある
をクリックします。
同様に動画をカットしたい終了位置にを移動させ、タイムライン上部にある
をクリックします。
- これでタイムライン上の動画は3つに分割されます。
※ タイムライン上の動画をクリックすると赤色の枠で囲まれているのが1つの動画となり、全部で3つあるはずです。
不要な動画の位置をクリックして選択し、右クリックメニュー「削除」をクリックして不要範囲を削除します。 - 画面上部のツールバーから
をクリックして動画を保存します。
複数の動画をつなげる
複数の動画ファイルを読み込んで1つの動画ファイルへとマージ(結合)できます。- 画面上部のツールバーから
をクリックして画面左にプレイリストを表示させます。
- マージしたい動画ファイルをプレイリストにドラッグ&ドロップします。
- プレイリストから画面下部のタイムラインに動画をつなげたい順にドラッグ&ドロップします。
- 画面上部のツールバーから
をクリックして動画を保存します。
動画にテキストを追加する
動画にテキストを追加します。- あらかじめタイムラインに動画を追加しておきます。
- 画面上部のツールバーから
をクリックして画面左にフィルタを表示させます。
- タイムラインに表示している、テキストを追加したい動画をクリックして選択し、フィルタの「+」をクリックし、「映像」⇒「テキスト」とクリックします。
- 「テキスト」に表示させたいテキストを入力し、フォントや表示位置などを調整します。
※ テキストはタイムラインの動画単位で表示されます。動画内の任意の時間帯だけ表示させたい場合は、をクリックして動画を分割してテキストを挿入します。
動画に音楽を追加する
動画に音楽を追加します。- あらかじめタイムラインに動画を追加しておきます。
- 画面上部のツールバーから
をクリックして画面左にプレイリストを表示させます。
- 音楽ファイルをプレイリストにドラッグ&ドロップします。
- タイムラインの
をクリックし「音声トラックを追加」をクリックします。
- タイムラインに音声トラックが追加されます。
手順2.でプレイリストに追加した音楽ファイルを、タイムラインの音声トラックにドラッグ&ドロップします。 - タイムラインに音楽ファイルが追加されます。
動画ファイルに対して音楽ファイルが長すぎるなどする場合は、をクリックして音楽ファイルを分割&削除して調整します。
- 画面上部のツールバーから
をクリックして画面左にフィルタを表示させます。
- 元動画の音声を消して追加した音楽のみ再生したい場合は、タイムラインの動画をクリックして選択し、フィルタの「+」をクリックし、「音声」⇒「ミュート」とクリックします。
※ タイムラインのミュートにしたい動画すべてに実行します。
チュートリアル
提供元サイトにチュートリアル動画(※英語)がアップされています。動画は英語ですが、本ソフト利用時のヒントが見つかるかもしれません。
https://www.shotcut.org/tutorials/
更新履歴(英語)
Version 19.10.20 (2019/10/20)
- Fixed Open Other > Audio/Video Device capture (broken in v19.09).
- Fixed a crash in Timeline when you Lift the first clip in a track (broken in v19.09).
- Fixed automatic configuration of VA-API for Export > Use hardware encoder (broken in v19.09).
- Fixed Blend Mode filter affects other clips on the track (if the track Properties > Blend mode was not changed).
- Fixed adding keyframes to some video filters into area after extending the clip:
・Text: Simple
・Rotate and Scale
・Size and Position - ...(省略)
Version 19.09.14 (2019/09/14)
- Added the option Play After Open (default on) to the playlist menu to control above behavior.
- Added multi-select to Playlist as welll as Select All (Ctrl+Shift+A) and Select None (Ctrl+Shift+D) to its menu.
- Added multi-select to Timeline, which is currently limited to the remove/delete and lift operations.
- Added Select All (Ctrl+A) and Select None (Ctrl+D) to the Timeline menu.
- ...(省略)
Version 19.08.16 (2019/08/16)
- Changed Playlist > Open As Clip to simply Open. This action now opens the playlist item directly in the Source player, and all changes made in Source (trim in/out), Properties, Filters, and Keyframes apply to the playlist item immediately without an explicit update.
- Added Playlist > Copy that opens a copy of the playlist item in Source just like the old behavior. This is useful if you want to trim out another shot from the same source clip or create a different sub-clip with different filtering.
- ...(省略)