- バージョン
- 25.01.25
- 更新日
- 2025/01/25
- 対応 OS
- Windows (7/8/8.1/)10/11 (64bit), macOS 10.12 以降, Linux
- 言語
- 日本語
- 価格
- 無料
オープンソースで Windows/Mac/Linux のクロスプラットフォームで動作するフリーの動画編集ソフトです。
タイムラインを利用して動画の切り出し、結合、音楽ファイルの合成、画像ファイルを組み合わせたフォトムービーの作成が可能です。
ぼかし、色温度の調整、ホワイトバランス、セピア調、レトロ(ほこり、傷、映写機、粒子)、クロマキー、フェードイン/フェードアウトといったフィルタ/エフェクトにも対応。
4K 動画をサポートし、出力フォーマットは160種類以上をサポートしています。
海外製ですが、標準で日本語に対応しています。
チュートリアル:クロスフェードとトランジション
Shotcut の使い方
ダウンロード と インストール
- 提供元サイトのダウンロードページ へアクセスし、「Windows installer」リンクをクリックしてダウンロードします。
※ USB メモリー等で持ち運べるポータブル版を利用したい場合は、「Windows portable zip」リンクをクリックしてダウンロードします。
※ Mac 版、Linux 版はそれぞれのリンクをクリックしてダウンロードします。
※ Microsoft Store 版はこちらからダウンロードします。
※ アルファ版、ベータ版をダウンロードする場合は GitHub へアクセスしてダウンロードします。 - ダウンロードしたセットアップファイル(shotcut-win64-250125.exe)からインストールします。
使い方
動画を切り出す
動画ファイルの読み込み
本ソフトを起動し、画面上部のツールバーから をクリックして動画ファイルを選択します。切り出し範囲を選択する
画面中央に選択した動画がプレビュー再生されます。
シークバー左端の とシークバー右端の をドラッグして動かし、切り出したい範囲を選択します。
※ 後から調整できるので、少し長めに切り出しておいてもよいです。タイムラインに追加する
プレビュー再生されている動画をを画面下部のタイムラインにドラッグ&ドロップします。切り出し範囲を確認する
プレビュー動画下部にある をクリックして動画を再生し、切り出した範囲に問題ないか確認します。
プレビュー動画下部やタイムラインにある を動かして、再生開始位置を任意の場所に移動させることも可能です。切り出し範囲を調整する
不要な箇所があった場合、そこに を移動し、タイムライン上部にある をクリックします。
すると、 の位置から左右2つの動画に分割されます。
タイムラインの不要な方の動画をクリックし、右クリックメニュー「削除」をクリックすると不要部分が削除されます。動画を保存する
画面上部のツールバーから をクリックします。
すると、画面左に「書き出し」が表示されます。
保存形式、解像度などを選択して「ファイルを書き出す」ボタンをクリックし、保存場所を選択するとファイルを保存できます。
※ 「書き出し」項目内をスクロールすると「ファイルを書き出す」ボタンをクリックできます。
動画の不要部分をカットする
動画を切り出す内の「切り出し範囲を調整する」の方法を応用する形となります。- 本ソフトを起動し、画面上部のツールバーから
をクリックして動画ファイルを選択します。 - 画面中央に選択した動画がプレビュー再生されます。
プレビュー再生されている動画をタイムラインへドラッグ&ドロップします。 - プレビュー動画またはタイムラインにて、動画をカットしたい開始位置に
を移動させ、タイムライン上部にある をクリックします。
同様に動画をカットしたい終了位置に を移動させ、タイムライン上部にある をクリックします。 - これでタイムライン上の動画は3つに分割されます。
※ タイムライン上の動画をクリックすると赤色の枠で囲まれているのが1つの動画となり、全部で3つあるはずです。
不要な動画の位置をクリックして選択し、右クリックメニュー「削除」をクリックして不要範囲を削除します。タイムラインから分割した不要部分を削除
- 画面上部のツールバーから
をクリックして動画を保存します。
複数の動画をつなげる
複数の動画ファイルを読み込んで1つの動画ファイルへとマージ(結合)できます。- 画面上部のツールバーから
をクリックして画面左にプレイリストを表示させます。 - マージしたい動画ファイルをプレイリストにドラッグ&ドロップします。
- プレイリストから画面下部のタイムラインに動画をつなげたい順にドラッグ&ドロップします。
- 画面上部のツールバーから
をクリックして動画を保存します。
動画にテキストを追加する
動画にテキストを追加します。- あらかじめタイムラインに動画を追加しておきます。
- 画面上部のツールバーから
をクリックして画面左にフィルタを表示させます。 - タイムラインに表示している、テキストを追加したい動画をクリックして選択し、フィルタの「+」をクリックし、「映像」⇒「テキスト」とクリックします。
- 「テキスト」に表示させたいテキストを入力し、フォントや表示位置などを調整します。
※ テキストはタイムラインの動画単位で表示されます。動画内の任意の時間帯だけ表示させたい場合は、 をクリックして動画を分割してテキストを挿入します。
動画に音楽を追加する
動画に音楽を追加します。- あらかじめタイムラインに動画を追加しておきます。
- 画面上部のツールバーから
をクリックして画面左にプレイリストを表示させます。 - 音楽ファイルをプレイリストにドラッグ&ドロップします。
- タイムラインの
をクリックし「音声トラックを追加」をクリックします。タイムラインに音声トラックを追加
- タイムラインに音声トラックが追加されます。
手順2.でプレイリストに追加した音楽ファイルを、タイムラインの音声トラックにドラッグ&ドロップします。 - タイムラインに音楽ファイルが追加されます。
動画ファイルに対して音楽ファイルが長すぎるなどする場合は、 をクリックして音楽ファイルを分割&削除して調整します。 - 画面上部のツールバーから
をクリックして画面左にフィルタを表示させます。
- 元動画の音声を消して追加した音楽のみ再生したい場合は、タイムラインの動画をクリックして選択し、フィルタの「+」をクリックし、「音声」⇒「ミュート」とクリックします。
※ タイムラインのミュートにしたい動画すべてに実行します。フィルタ⇒音声⇒ミュート
チュートリアル
提供元サイトにチュートリアル動画(※英語)がアップされています。動画は英語ですが、本ソフト利用時のヒントが見つかるかもしれません。
https://www.shotcut.org/tutorials/
更新履歴
※ 機械翻訳で日本語にしています。
Version 25.01.25 (2025/01/25)
- プレイリストにビンとメディア タイプおよびテキスト検索を追加しました。
- [表示] > [ファイル] パネルを追加しました。
- [プロパティ] と [ジョブ] に [ファイルで表示] を追加しました。
- [HSL プライマリ] と [HSL 範囲] ビデオ フィルターを追加しました (HSL = 色相/彩度/明度)。
- [グラデーション マップ] ビデオ フィルターを追加しました。
- [設定] > [プレーヤー] > [シーク後に一時停止] トグルを追加しました。デフォルトでオンになっています (以前の動作)。
- [フェード イン オーディオ] と [フェード アウト オーディオ] フィルターに [タイプ] パラメーターを追加しました。
- [Arm CPU 上の Windows 用のエクスポート ハードウェア エンコーディング] を追加しました (h264_mf および hevc_mf コーデック)。
- [設定] > [言語] > [アイルランド語] を追加しました。
- [MLT XML クリップ/サブプロジェクトのサポートを向上]: 一貫性のないビデオ モードに対する許容度が高まり、プロパティが追加され、[速度: 順方向のみ] 時間フィルターを追加できるようになりました。
- [プレイリスト] > [スライドショーを生成] を改善し、トリミングされたビデオ クリップを使用してモンタージュを作成するのがより便利になりました。
- [ビデオ トラックと色相/明度/彩度などの特定のフィルターをミックスする際の誤った色の変更を修正しました。
- スクラブ バーとタイムラインとキーフレームのルーラーが設定 > 時間形式を使用しない問題を修正しました。
- 設定 > 時間形式が時計ではない場合に、ファイル > エクスポート > マーカーをチャプターとして修正しました。
- 非整数フレーム レートで数分後に字幕が正しく動作しない問題を修正しました。
- 設定 > 終了時に最近を消去してもプロジェクト リストが消去されない問題を修正しました。
- 表示 > アプリケーション ログ > 前へが Windows に表示されない問題を修正しました。
- タイムラインでプロパティ > イメージの継続時間を変更してもビデオ フィルターのキーフレームが調整されない問題を修正しました。
- プロパティ > GPX のエクスポートが GoPro HERO 11、12、13 で動作しない問題を修正しました。
- エクスポート > プリセット > ロスレス > H.264 が NVIDIA ハードウェア エンコーダーで機能しない問題を修正しました。
- テキスト: シンプル、GPS テキスト、字幕のバーンイン、タイマー フィルターの「フォント サイズを使用する」が保存されたプリセットから適用されない問題を修正しました。
- Shotcut がプライマリ スクリーンにない場合のカラー ピッカー (画面から色を選択) を修正しました。
- Linux の Wayland グラフィックス サブシステムのカラー ピッカーを修正しました。 Linux 用 Wayland のソース プレーヤーからのドラッグ アンド ドロップを修正しました。
- Linux 用 Flatpak で Wayland (Xwayland なし) のネイティブ サポートを追加しました。
- タイムラインで字幕 > テキストを生成で作成されたテキスト クリップの継続時間を延長できない問題を修正しました。
- インターレース解除またはフレーム レートの変更時にプロパティ > 変換ジョブの進行状況を修正しました。
- タイムラインがフロート状態の場合、字幕トラックとルーラーの時間が消える問題を修正しました。
- テキスト: リッチ エディターの削除およびクリア アクションが機能しない問題を修正しました。
- エクスポート プリセット H.264 High Profile のデフォルトが YouTube またはデフォルトよりも 65% 高い品質になりました。
- Linux でファイル > その他を開く > JACK Audio を削除し、Shotcut の libjack.so への実行時のハード依存性を排除しました。ただし、バンドルされたオーディオ フィルターの一部を取得するには、そのライブラリがまだ必要です (システムにインストールされた「swh」LADSPA プラグインからロードされない限り)。
- GPU エフェクトなしの 10 ビット パススルー (つまり、画像エフェクトなし) 編集 (つまり、適切なプレビューなしの基本的な HDR 編集) 用に、[エクスポート] > [その他] で pix_fmt=yuv420p10le または yuv444p10le、colorspace=2020、color_trc=arib-std-b67 または smpte2084 のサポートが改善されました。
- アップグレードされた依存関係: MLT 7.30.0、Qt 6.8.1、dav1d 1.5.0、AOM AV1 3.11.0、OpenCV 4.10、libvpx 1.15.0、Opus 1.5.2、WebP 1.5.0、SVT-AV1 2.3.0
Version 24.11.17 (2024/11/17)
- 変換が可変フレームレートを一定に変換しなくなる問題を修正しました (v24.10 で機能しなくなりました)。
- クリップを移動してトランジションのサイズを変更すると、フィルターのインポイントとアウトポイントが修正されました (v24.10 で機能しなくなりました)。
- エクスポートで Reframe がキーフレームを失う問題を修正しました (v24.10 で機能しなくなりました)。
- トランジションの直後にクリップを別のクリップを超えて移動すると機能しなくなる問題を修正しました (v24.10 で機能しなくなりました)。
- 23.98 fps などの他の非整数フレームレートで、[設定] > [時間形式] > [タイムコード (非ドロップフレーム)] を修正しました。
- 字幕付きの [エクスポート] > [送信元] > [マーカー] を使用すると、出力が不適切になる問題を修正しました (v24.08 で機能しなくなりました)。
- アルファチャンネルのあるソース間のビデオトランジションが予想よりも透明になる問題を修正しました。
- より高いフレームレートのタイムラインに MLT XML をクリップとして追加するとクラッシュする問題を修正しました。
- 入力が HDR でない場合、[表示] > [リソース] > [変換] が色に悪影響を与える問題を修正しました。
- [ハードウェアエンコーダーの使用] を切り替えた直後に [エクスポート] > [ビデオ] > [アスペクト比] を修正しました。
- ファイル > 新規またはファイル > 閉じるで発生する可能性のあるクラッシュを修正しました。
- MLT XML ファイルを新しいプロジェクト/セッションのプレイリストにドラッグすると発生する可能性のあるクラッシュを修正しました。
- プロパティ > オーディオ > トラック > すべてへの変更が機能しない問題を修正しました。
Version 24.10.29 (2024/10/29)
- [エクスポート] > [ビデオ] > [リサンプル] ボタンを削除しました。これで、特定の変更を行うときに、単に無視できるインライン警告が表示されます。
- [字幕] > メニュー > [音声をテキストに変換] を追加しました:
- これは AI を使用しますが、私たちが作成したものではありません。これは、whisper.cpp と呼ばれる OpenAI Whisper の C++ ポートを使用します。
- 時々エラーが発生することを想定してください。人間や理想的でない条件と同様に、これは完璧ではありません。一部の音声が期待されるテキストに変換されないというバグ報告に対しては、対処しません。
- 私たちのビルドには、速度と精度は適切ですが、サイズは大きくない基本モデルが含まれています。(モデルは脳と考えることができます。)
- より大きくて優れた脳 (モデル) を ggml 形式でダウンロードし、[音声をテキストに変換] ダイアログで構成できますが、速度は遅くなります。
- ダイアログは、ジョブ パネルに表示される 2 つのジョブを作成します。1 つはオーディオをエクスポートし、もう 1 つはテキストに変換します。
- 結果は、新しいトップレベルの字幕トラックとして字幕パネルに追加されます。
- 現在、このビルドがサポートしている GPU は Apple Silicon のみです。それ以外は、CPU でマルチスレッド化が進んでいます。
- 既知の問題: 字幕項目が予想よりも早く開始されることがあります。
- トランジションの改善:
- トランジションをリップル削除すると、トランジションに含まれるクリップ全体が復元されます。
- トランジションをリフト (非リップル削除) してもギャップが残らなくなり、ギャップは隣接するクリップで埋められます。
- 隣接するクリップを移動することで、トランジションの継続時間を調整できるようになりました。
- 既知のバグ: 上記のいずれかの後に [元に戻す] を使用すると、トランジションが隣接するクリップから切断され、トランジションに関する今後の操作が以前の動作に戻ります。
- 以前の動作に戻す唯一の方法は、最初にトランジションを別のトラックの空き領域にドラッグすることです。リップル削除が必要な場合は、リップル モードをオンにする必要があります。または、新しい動作を受け入れて、必要に応じて調整してください。
- メニューに [ファイル] > [フォルダー内のプロジェクトを表示] を追加しました。
- GPS テキスト ビデオ フィルターの数値キーワードに 小数点 <数値> オプションを追加しました。
- 「最近のプロジェクト」を「プロジェクト」に変更しました。「最近のプロジェクト」が最大長に達して古いアイテムが削除されても、このビューのアイテムが消えなくなりました。
- プロジェクトのコンテキスト メニューに「削除」アクションを追加しました。
- アイテムのない字幕トラックを含むプロジェクトを開くとクラッシュする問題を修正しました。
- 「プレイリスト」>「メニュー」>「選択した項目をスライドショーに追加」を複数回実行したときに発生するクラッシュを修正しました。理論的には、これによりタイムラインの他のランダム クラッシュが修正される可能性があります。
- 「リフレーム出力ビデオ フィルター」で計算された幅の値が奇数であるためエクスポートが失敗する問題を修正しました。
- 「リフレーム ビジュアル コントロール」で奇数のディメンションが作成される問題を修正しました。
- 空間オーディオを含む iPhone 16 Pro ビデオのプロキシ ビデオを作成する問題を修正しました。
- 「AVCHD ビデオのフレーム レートが 2 倍になる問題を修正しました (他の形式を修正できる可能性があります)。」
- 「GPU フィルターが非 GPU フィルターの下に貼り付けられる問題を修正しました。」
- 「スライドショー ジェネレーター」ダイアログが垂直ビデオ モードで高すぎる問題を修正しました。
- 「GPS テキスト ビデオ フィルターで GPS オフセットがリセットされる問題を修正しました。」
- 「タイム リマップ フィルターの最大許容時間を修正し、白いフレームを防止しました。」
- 「GPU 効果がオンの場合は、リフレーム ビデオ フィルターとボタンを非表示にします。」 FFmpeg をバージョン 7.1 にアップグレードしました。
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- Shotcut Forum
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