オープンソース&クロスプラットフォームの動画編集ソフト
Shotcut
- 海外
- 日本語○
- 対応OS:
- Windows 7/8/8.1/10(64bit), macOS 10.12/10.13/10.14/10.15, Linux
- バージョン:
- 20.11.28(2020/11/29)
オープンソースで Windows/Mac/Linux のクロスプラットフォームで動作するフリーの動画編集ソフトです。
タイムラインを利用して動画の切り出し、結合、音楽ファイルの合成、画像ファイルを組み合わせたフォトムービーの作成が可能です。
ぼかし、色温度の調整、ホワイトバランス、セピア調、レトロ(ほこり、傷、映写機、粒子)、クロマキー、フェードイン/フェードアウトといったフィルタ/エフェクトにも対応。
4K動画をサポートし、出力フォーマットは160種類以上をサポートしています。
海外製ですが、標準で日本語に対応しています。
- 提供元:
- Meltytech, LLC
チュートリアル:クロスフェードとトランジション
Shotcut の使い方
ダウンロード
- 提供元サイトのダウンロードページへアクセスし、「Windows installer」リンクをクリックしてダウンロードします。
※ USBメモリー等で持ち運べるポータブル版を利用したい場合は、「Windows portable zip」リンクをクリックしてダウンロードします。
※ Mac 版、Linux 版はそれぞれのリンクをクリックしてダウンロードします。 - ダウンロードしたセットアップファイル(shotcut-win64-201128.exe)からインストールします。
使い方
動画を切り出す
動画ファイルの読み込み
本ソフトを起動し、画面上部のツールバーからをクリックして動画ファイルを選択します。
切り出し範囲を選択する
画面中央に選択した動画がプレビュー再生されます。
シークバー左端のとシークバー右端の
をドラッグして動かし、切り出したい範囲を選択します。
※ 後から調整できるので、少し長めに切り出しておいてもよいです。タイムラインに追加する
プレビュー再生されている動画をを画面下部のタイムラインにドラッグ&ドロップします。切り出し範囲を確認する
プレビュー動画下部にあるをクリックして動画を再生し、切り出した範囲に問題ないか確認します。
プレビュー動画下部やタイムラインにあるを動かして、再生開始位置を任意の場所に移動させることも可能です。
切り出し範囲を調整する
不要な箇所があった場合、そこにを移動し、タイムライン上部にある
をクリックします。
すると、の位置から左右2つの動画に分割されます。
タイムラインの不要な方の動画をクリックし、右クリックメニュー「削除」をクリックすると不要部分が削除されます。動画を保存する
画面上部のツールバーからをクリックします。
すると、画面左に「書き出し」が表示されます。
保存形式、解像度などを選択して「ファイルを書き出す」ボタンをクリックし、保存場所を選択するとファイルを保存できます。
※ 「書き出し」項目内をスクロールすると「ファイルを書き出す」ボタンをクリックできます。
動画の不要部分をカットする
動画を切り出す内の「切り出し範囲を調整する」の方法を応用する形となります。- 本ソフトを起動し、画面上部のツールバーから
をクリックして動画ファイルを選択します。
- 画面中央に選択した動画がプレビュー再生されます。
プレビュー再生されている動画をタイムラインへドラッグ&ドロップします。 - プレビュー動画またはタイムラインにて、動画をカットしたい開始位置に
を移動させ、タイムライン上部にある
をクリックします。
同様に動画をカットしたい終了位置にを移動させ、タイムライン上部にある
をクリックします。
- これでタイムライン上の動画は3つに分割されます。
※ タイムライン上の動画をクリックすると赤色の枠で囲まれているのが1つの動画となり、全部で3つあるはずです。
不要な動画の位置をクリックして選択し、右クリックメニュー「削除」をクリックして不要範囲を削除します。 - 画面上部のツールバーから
をクリックして動画を保存します。
複数の動画をつなげる
複数の動画ファイルを読み込んで1つの動画ファイルへとマージ(結合)できます。- 画面上部のツールバーから
をクリックして画面左にプレイリストを表示させます。
- マージしたい動画ファイルをプレイリストにドラッグ&ドロップします。
- プレイリストから画面下部のタイムラインに動画をつなげたい順にドラッグ&ドロップします。
- 画面上部のツールバーから
をクリックして動画を保存します。
動画にテキストを追加する
動画にテキストを追加します。- あらかじめタイムラインに動画を追加しておきます。
- 画面上部のツールバーから
をクリックして画面左にフィルタを表示させます。
- タイムラインに表示している、テキストを追加したい動画をクリックして選択し、フィルタの「+」をクリックし、「映像」⇒「テキスト」とクリックします。
- 「テキスト」に表示させたいテキストを入力し、フォントや表示位置などを調整します。
※ テキストはタイムラインの動画単位で表示されます。動画内の任意の時間帯だけ表示させたい場合は、をクリックして動画を分割してテキストを挿入します。
動画に音楽を追加する
動画に音楽を追加します。- あらかじめタイムラインに動画を追加しておきます。
- 画面上部のツールバーから
をクリックして画面左にプレイリストを表示させます。
- 音楽ファイルをプレイリストにドラッグ&ドロップします。
- タイムラインの
をクリックし「音声トラックを追加」をクリックします。
- タイムラインに音声トラックが追加されます。
手順2.でプレイリストに追加した音楽ファイルを、タイムラインの音声トラックにドラッグ&ドロップします。 - タイムラインに音楽ファイルが追加されます。
動画ファイルに対して音楽ファイルが長すぎるなどする場合は、をクリックして音楽ファイルを分割&削除して調整します。
- 画面上部のツールバーから
をクリックして画面左にフィルタを表示させます。
- 元動画の音声を消して追加した音楽のみ再生したい場合は、タイムラインの動画をクリックして選択し、フィルタの「+」をクリックし、「音声」⇒「ミュート」とクリックします。
※ タイムラインのミュートにしたい動画すべてに実行します。
チュートリアル
提供元サイトにチュートリアル動画(※英語)がアップされています。動画は英語ですが、本ソフト利用時のヒントが見つかるかもしれません。
https://www.shotcut.org/tutorials/
更新履歴
※ Google 翻訳で日本語にしています。Version 20.11.25 (2020/11/29)
- 修正された挿入トラックは、間違ったレイヤー/コンポジットの順序を作成します(v20.11.25 で壊れました)。
- フィルタに影響するグラデーションカラーチューザを修正しました:グラデーション、オーディオライトの視覚化、オーディオスペクトルの視覚化、およびオーディオ波形の視覚化(v20.11.25 で壊れました)。
- Linux Snap がクラッシュするときに [LUTフィルターで開く] をクリックするのを修正しました(v20.10.31 で壊れました)。
- トラックまたは出力(v20.11.25で壊れた)にフィルターがあると、クリップフィルターのVUI(画面上のコントロール)が消える問題を修正しました。
- macOS で欠落しているいくつかのフィルターパラメーターコントロールを修正しました:アルファチャンネル調整、アルファチャンネルビュー、クロマキーアドバンスト、ブレンドモード、グラデーション、タイマー(v20.11.25 で壊れました)。
Version 20.11.25 (2020/11/25)
- macOS 11.0 BigSurでの実行を修正しました。
- 修正されたプロパティ > リバースジョブは常に失敗します(v20.10 で壊れました)。
- 複数のファイルをタイムラインにドロップする問題を修正しました(v20.10 で壊れました)。
- タイムライン、キーフレーム、およびテキストの修正:複数のモニターを備えたシステムで表示されないすべてのフィルターの豊富なエディターメニューとドロップダウン(v20.10 で壊れました)。
- フィルタを再選択したときにすべてのフィルタのドロップダウンが正しい値を表示しない問題を修正しました(v20.10 で壊れました)。
- Windows および macOS での [設定] > [テーマ] > [システム]の外観を修正しました(v20.10 で壊れました)。
- 修正されたテキストは、表示スケールが 150% の Windows では大きすぎます(v20.10 でのリグレッション)。
- サイズ値が0になったとき、おそらくフィールドの編集中に、サイズ、位置、回転フィルターを修正しました(v20.10 で壊れました)。
- Linux にバンドルされていない一部のライブラリ依存関係を修正しました(v20.10 で壊れました)。
- 画像の幅または高さが 16000 を超える場合にアスペクト比が歪む固定サイズ、位置、回転(v20.10 で壊れた)。
- 再生中にタイムラインを自動的にスクロールするときのパフォーマンスの低下とメモリ使用量の増加を修正しました(v20.09 でのリグレッション)。
- 8つを超えるCPUスレッドを備えたシステムでのメモリ使用量の削減。
- プロパティを増やすときの高いメモリ使用量を修正 > ピッチ補正をオンにして大量に速度を上げる。
- ファイルをタイムラインにドロップするときに変換ダイアログが2回表示される問題を修正しました。
- 生成されたスライドショーのサイズ、位置、回転フィルターの動作を修正しました。
- 再生ヘッドがフィルターされたクリップの上にないときにフィルターのVUIを非表示にする問題を修正しました。
- オーディオ波形がバックグラウンドで更新されるときに発生する可能性があったクラッシュを修正しました。
- コーナーピンビデオフィルターのストレッチXおよびYパラメーターの単純なキーフレームを修正しました。
- コーナーピンビデオフィルターのいくつかの元に戻すボタンを修正しました。
- Text:Rich エディターのテキストのギザギザのエッジを修正しました。
- Text:Rich エディターの一部の文字間でカーソルが消える問題を修正しました。
- ビデオにカバーアート/サムネイルが含まれている場合のプロキシ生成が修正されました。
- 複数のトラックがあるプロジェクトを閉じた後、クリップを空のタイムラインにドラッグするとクラッシュする可能性があったのを修正しました。
- 現在位置のタイムコードフィールドでEnter / Returnキーを押したときの動作が改善されました。
- カラーチューザーダイアログで不透明な黒を選択しやすくなりました。
- [サイズ]、[位置と回転]、[テキスト:リッチ] の数値フィールドを変更して、Enter、Tab、または外側をクリック(フォーカス解除)して変更を適用する必要があります。これにより、値を入力するときに、フィルターが奇妙な、または望ましくないサイズや位置になるのを防ぎます。
- 変更されたテキスト:フレーム内に10%のマージンがあるように、リッチデフォルトのサイズと位置。
- コンピュータの使用可能なメモリが不足している場合の警告ダイアログが追加されました。
- プロパティ > メニュー > 正距円筒図法の設定…を追加しました。
- [オフセット時間の開始] パラメーターと[変換の適用]オプションを360:ビデオフィルターの安定化に追加しました。
- 360にグリッドの表示オプションを追加しました:視覚的な補助としてビデオフィルターを変換します。
- [タイムライン] > [出力]にフィルターを追加または貼り付けようとしていることを確認するダイアログを追加しました。
- [上に移動]、[下に移動]、および [選択解除] ボタンをフィルターに追加しました。
- 値を受け入れるコマンドラインオプション --QT_SCALE_FACTOR_ROUNDING_POLICY を追加しました: Round、Ceil、Floor、RoundPreferFloor、PassThrough。デフォルトは Round ですが、Windows では RoundPreferFloor であり、UIテキストサイズを縮小するために 150% を 100% のように扱います。
Version 20.10.31 (2020/10/31)
- すべてのビルドから QtWebKit および WebVfx(HTML5コンポーネント)を削除しました。
- Qt を Linux および Windows ではバージョン 5.15.1 に、macOS ではバージョン 5.12.9 にアップグレードしました。その結果、macOS の最小バージョンは 10.12 です。
- …(省略)