オープンソース&クロスプラットフォームの動画編集ソフト
Shotcut
- 海外
- 日本語○
- 対応OS:
- Windows 7 以降(64bit), macOS 10.12 以降, Linux
- バージョン:
- 22.12.21 / 23.03.03 ALPHA(2023/03/03)
- 価格:
- 無料
オープンソースで Windows/Mac/Linux のクロスプラットフォームで動作するフリーの動画編集ソフトです。
タイムラインを利用して動画の切り出し、結合、音楽ファイルの合成、画像ファイルを組み合わせたフォトムービーの作成が可能です。
ぼかし、色温度の調整、ホワイトバランス、セピア調、レトロ(ほこり、傷、映写機、粒子)、クロマキー、フェードイン/フェードアウトといったフィルタ/エフェクトにも対応。
4K動画をサポートし、出力フォーマットは160種類以上をサポートしています。
海外製ですが、標準で日本語に対応しています。
- 提供元:
- Meltytech, LLC
チュートリアル:クロスフェードとトランジション
Shotcut の使い方
ダウンロード
- 提供元サイトのダウンロードページ へアクセスし、「Windows installer」リンクをクリックしてダウンロードします。
※ USB メモリー等で持ち運べるポータブル版を利用したい場合は、「Windows portable zip」リンクをクリックしてダウンロードします。
※ Mac 版、Linux 版はそれぞれのリンクをクリックしてダウンロードします。
※ Microsoft Store 版はこちらからダウンロードします。
※ アルファ版をダウンロードする場合は GitHub へアクセスしてダウンロードします。 - ダウンロードしたセットアップファイル(shotcut-win64-221221.exe)からインストールします。
使い方
動画を切り出す
動画ファイルの読み込み
本ソフトを起動し、画面上部のツールバーから をクリックして動画ファイルを選択します。切り出し範囲を選択する
画面中央に選択した動画がプレビュー再生されます。
シークバー左端の とシークバー右端の をドラッグして動かし、切り出したい範囲を選択します。
※ 後から調整できるので、少し長めに切り出しておいてもよいです。タイムラインに追加する
プレビュー再生されている動画をを画面下部のタイムラインにドラッグ&ドロップします。切り出し範囲を確認する
プレビュー動画下部にある をクリックして動画を再生し、切り出した範囲に問題ないか確認します。
プレビュー動画下部やタイムラインにある を動かして、再生開始位置を任意の場所に移動させることも可能です。切り出し範囲を調整する
不要な箇所があった場合、そこに を移動し、タイムライン上部にある をクリックします。
すると、 の位置から左右2つの動画に分割されます。
タイムラインの不要な方の動画をクリックし、右クリックメニュー「削除」をクリックすると不要部分が削除されます。動画を保存する
画面上部のツールバーから をクリックします。
すると、画面左に「書き出し」が表示されます。
保存形式、解像度などを選択して「ファイルを書き出す」ボタンをクリックし、保存場所を選択するとファイルを保存できます。
※ 「書き出し」項目内をスクロールすると「ファイルを書き出す」ボタンをクリックできます。
動画の不要部分をカットする
動画を切り出す内の「切り出し範囲を調整する」の方法を応用する形となります。- 本ソフトを起動し、画面上部のツールバーから
をクリックして動画ファイルを選択します。 - 画面中央に選択した動画がプレビュー再生されます。
プレビュー再生されている動画をタイムラインへドラッグ&ドロップします。 - プレビュー動画またはタイムラインにて、動画をカットしたい開始位置に
を移動させ、タイムライン上部にある をクリックします。
同様に動画をカットしたい終了位置に を移動させ、タイムライン上部にある をクリックします。 - これでタイムライン上の動画は3つに分割されます。
※ タイムライン上の動画をクリックすると赤色の枠で囲まれているのが1つの動画となり、全部で3つあるはずです。
不要な動画の位置をクリックして選択し、右クリックメニュー「削除」をクリックして不要範囲を削除します。タイムラインから分割した不要部分を削除
- 画面上部のツールバーから
をクリックして動画を保存します。
複数の動画をつなげる
複数の動画ファイルを読み込んで1つの動画ファイルへとマージ(結合)できます。- 画面上部のツールバーから
をクリックして画面左にプレイリストを表示させます。 - マージしたい動画ファイルをプレイリストにドラッグ&ドロップします。
- プレイリストから画面下部のタイムラインに動画をつなげたい順にドラッグ&ドロップします。
- 画面上部のツールバーから
をクリックして動画を保存します。
動画にテキストを追加する
動画にテキストを追加します。- あらかじめタイムラインに動画を追加しておきます。
- 画面上部のツールバーから
をクリックして画面左にフィルタを表示させます。 - タイムラインに表示している、テキストを追加したい動画をクリックして選択し、フィルタの「+」をクリックし、「映像」⇒「テキスト」とクリックします。
- 「テキスト」に表示させたいテキストを入力し、フォントや表示位置などを調整します。
※ テキストはタイムラインの動画単位で表示されます。動画内の任意の時間帯だけ表示させたい場合は、 をクリックして動画を分割してテキストを挿入します。
動画に音楽を追加する
動画に音楽を追加します。- あらかじめタイムラインに動画を追加しておきます。
- 画面上部のツールバーから
をクリックして画面左にプレイリストを表示させます。 - 音楽ファイルをプレイリストにドラッグ&ドロップします。
- タイムラインの
をクリックし「音声トラックを追加」をクリックします。タイムラインに音声トラックを追加
- タイムラインに音声トラックが追加されます。
手順2.でプレイリストに追加した音楽ファイルを、タイムラインの音声トラックにドラッグ&ドロップします。 - タイムラインに音楽ファイルが追加されます。
動画ファイルに対して音楽ファイルが長すぎるなどする場合は、 をクリックして音楽ファイルを分割&削除して調整します。 - 画面上部のツールバーから
をクリックして画面左にフィルタを表示させます。
- 元動画の音声を消して追加した音楽のみ再生したい場合は、タイムラインの動画をクリックして選択し、フィルタの「+」をクリックし、「音声」⇒「ミュート」とクリックします。
※ タイムラインのミュートにしたい動画すべてに実行します。フィルタ⇒音声⇒ミュート
チュートリアル
提供元サイトにチュートリアル動画(※英語)がアップされています。動画は英語ですが、本ソフト利用時のヒントが見つかるかもしれません。
https://www.shotcut.org/tutorials/
更新履歴
※ 機械翻訳で日本語にしています。
Version 23.03.03 ALPHA (2023/03/03)
- ここでいうアルファとは、機能が完成していないことを意味しますが、多くのエキサイティングな変更があるので、ぜひ試していただき、フィードバックしていただきたいと思います。もし、宿題を食べられてしまっても、文句を言わないでください。あくまで、おもちゃとして、テストするためのものです。3月末から4月上旬にかけて、さらに機能を追加したり完成させたりするために、ベータ版をリリースする予定です。最終リリースは4月末の予定です。
- Qt 6
・Qt は Shotcut が使用するメインのUIとアプリのライブラリです(メディアエンジンとは別)。これは、Shotcut が10年以上前に Qt 5 でスタートして以来、初めてのメジャーアップグレードです。(これは、Shotcutが10年以上前にQt 5でスタートして以来、初めてのメジャーバージョンアップです!(いくつかの中間バージョンアップはメジャーに感じられたのですが。
・Windows 版では、UI の描画に OpenGL(または OpenGL を Direct3D に変換したもの)ではなく、Direct3D 11 を直接使用するようになった。タイムライン、キーフレーム、フィルター、ビデオプレーヤーなど、UI の一部の描画に、OpenGLではなくDirect3D 11を直接使用するようになりました。これにより、より高速になり、互換性が向上することを期待しています。
・Windows 版では、システム設定でのディスプレイの分数スケーリング(125%や150%など)のサポートが改善されました。
・macOS 版では、UI の一部の描画に OpenGL ではなく Metal(Apple の GPU 技術)を直接使用するようになりました(上図参照)。より高速になりました。
・macOS アプリがユニバーサル化されました:同じアプリでIntelとApple Siliconの両方のCPUに対応します。
・一部の画像がレンダリングされない、ビジュアルコントロールが表示されない、OpenSSL 3との互換性など、よく報告される Linux のバグをいくつか修正しました。また、Wayland での動作も改善されるはずです。
・Linux 用の Flatpak の ARM64 ビルドが追加されました(ただし、コア開発者の誰も、現在、テストとサポートのための Linux/ARM システムを持っていません)。 - パフォーマンスの改善
上記の Qt 6 からのパフォーマンス向上の他、
・いくつかのタイムラインの最適化。
・オーディオ/ビデオファイルの読み込みにマルチスレッドを追加しました。 - …(省略)
Version 22.12.21 (2022/12/21)
- 新しいバグ
・次のフィルターでキーフレーム ボタンがサイズと位置のパラメーターをすべてゼロに設定する問題を修正しました (v22.11 で壊れました)。
・ぼかし:パッド
・クロップ: 長方形
・サイズ、位置、回転
・スポットリムーバー
・テキスト: リッチ
・テキスト: シンプル
・ピッチオーディオ フィルターのパラメーターを変更するとクラッシュする問題を修正しました (v22.11 で壊れました)。
・再生中の [ファイル] > [新規] または [ファイル] > [閉じる] でのクラッシュを修正しました (v22.09 で壊れました)。
・スライドショー ダイアログとトランジション プロパティのプレビューでのメモリ リークを修正しました (v22.09 のバグ)。 - 古いバグ
・Time Remap ビデオ フィルタを修正すると、 Crop:Source フィルタが無効になります。
・さまざまなフィルターでグラデーション ストップを透明 (アルファ値 0) にする問題を修正しました。
・オーディオレベルの視覚化
・オーディオライトの可視化
・オーディオ スペクトルの視覚化
・オーディオ波形の可視化
・GPS グラフィック
・勾配 - 改善と変更
・プレーヤーメニュー に新しいシーク アクションを追加しました。
・前方ジャンプ Alt+ Page Down (macOS では option + page down)
・後方ジャンプ Alt+ Page Up (macOS では option + page up)
・ジャンプ時間を設定 Ctrl+ J (macOS では command + J )
・デフォルトのキーボード ショートカット Ctrl+Alt+M (macOS では option+command+M) を使用して、サイクル マーカーの色を追加しました。
・[Properties] > [Convert] ダイアログに [Advanced] > [Sample rate] を追加しました。
Version 22.12 BETA (2022/12/06)
- スライドショー ダイアログとトランジション プロパティのプレビューでのメモリ リークを修正しました (v22.09 のバグ)。
- ピッチ オーディオ フィルターのパラメーターを変更するとクラッシュする問題を修正しました (v22.11 で壊れました)。
- 次のフィルターでキーフレーム ボタンがサイズと位置のパラメーターをすべてゼロに設定する問題を修正しました (v22.11 で壊れました)。
・ぼかし:パッド
・作物: 長方形
・サイズ、位置、回転
・スポットリムーバー
・テキスト: リッチ
・テキスト: シンプル - プレーヤー メニューに新しいシーク アクションを追加しました。
・前方ジャンプ Alt + Page Down (macOS では option + page Down)
・後方ジャンプ Alt + Page Up (macOS では option + page Up)
・ジャンプ時間の設定 Ctrl + J (macOS では command+J) - デフォルトのキーボード ショートカット Ctrl + Alt + M (macOS では option + command + M) を使用して、[マーカー] パネルのメニューに [選択したマーカーのサイクル カラー] を追加しました。
- [詳細設定] の下の [プロパティ] > [変換] ダイアログにサンプル レートを追加しました。
フィードバック
- Shotcut Forum
https://forum.shotcut.org/