Raspberry Pi 公式のイメージ書き込みツール

Raspberry Pi Imager のアイコン

Raspberry Pi Imager

ダウンロード

バージョン
2.0.2
更新日
2025/12/11
OS
Windows 10 以降, macOS 11 以降, Linux (Ubuntu, Debian)
言語
日本語
価格
無料
提供元

シンプルなインターフェースで Raspberry Pi OS を microSD カードに簡単に書き込むことができるソフトです。
書き込むことができるのは Raspberry Pi OS の 32-bit/64-bit 版、Lite 版以外にも、Ubuntu/Apertis/RISC OS Pi、LibreELEC、RetroPie/Lakka/Recalbox、3D プリンター OS などのインストールや FAT32 でのフォーマット、自分で用意したイメージファイルの書き込みにも対応しています。

Raspberry Pi Imager の使い方

ダウンロード と インストール

  • GitHub へアクセスし、「imager-v2.0.2.exe」リンクをクリックしてダウンロードします。
    ※ Mac 版、Linux 版をダウンロードする場合は、それぞれのリンクをクリックしてダウンロードします。
  • ダウンロードしたセットアップファイル(imager-v2.0.2.exe)からインストールします。
  • 使い方

    基本的な使い方

    本ソフトを起動するとメイン画面が表示されます。
    Raspberry Pi Imager - メイン画面

    Raspberry Pi Imager - メイン画面



    OS を選ぶ
    「OS を選ぶ」ボタンをクリックすると、次の中から OS を選ぶなどの操作が可能です。
    ここでは「Raspberry Pi OS (32-bit) を選択します。
    ※ 選択できる OS については「OS を選ぶ」から選択できるイメージを参照。
    OS を選ぶ

    OS を選ぶ



    ストレージを選ぶ
    microSD カードを選択します。
    ※ USB メモリーなどのデバイスも選択可能。
    ストレージを選ぶ

    ストレージを選ぶ



    書き込む
    「書き込む」ボタンをクリックすると書き込みを開始します。
    OS とストレージ選択後に「書き込む」ボタンがクリック可能に

    OS とストレージ選択後に「書き込む」ボタンがクリック可能に


    画面右下に表示される icon をクリックすると、ホスト名の設定、SSH の有効化、ユーザー名とパスワードの設定、Wi-Fi 設定、書き込み完了時に音を鳴らす、書き込み完了時にメディアを取り出す、テレメトリーの有効化などのオプションを設定できます。
    詳細な設定

    詳細な設定


    イメージをダウンロードした後、書き込みを行います。
    書き込み中

    書き込み中


    書き込みが完了すると「書き込みが正常に終了しました」ウィンドウが表示されます。
    書き込み完了

    書き込み完了



    「OS を選ぶ」から選択できるイメージ

    • Raspberry Pi OS (32-bit)
      Debian Bullseye の Raspberry Pi デスクトップへの移植版 (推奨)
    • Raspberry Pi OS (other)
      その他の Raspberry Pi OS ベースのイメージ
      • Raspberry Pi OS Lite (32-bit)
      • Raspberry Pi OS Full(32-bit)
      • Raspberry Pi OS Lite (64-bit)
      • Raspberry Pi OS (Legacy)
      • Raspberry Pi OS Lite (Legacy)
      OS を選ぶ - Raspberry Pi OS (other)

      OS を選ぶ - Raspberry Pi OS (other)

    • Other general-purpose OS
      その他汎用オペレーティングシステム
      • Ubuntu
        Ubuntu Desktop、Server、Core の各イメージから選択できます。
      • Apertis
        組込みシステム向けの Debian ベースのディストリビューション。
      • RISC OS Pi
        ARM デバイスのための高速でカスタマイズが容易なオペレーティングシステム。
      OS を選ぶ - Other general-purpose OS

      OS を選ぶ - Other general-purpose OS

    • Media player OS
      メディアプレーヤーのオペレーティングシステム。
      • LibreELEC
        Kodi Entertainment Center の配布です。
      • OSMC
        高速で機能満載のオープンソースのメディアセンター
      • Volumio
        オーディオマニア向け音楽プレーヤー&ストリーマー
      • MoOde audio player
        Raspberry Piのためのオーディオファイル・ミュージック・ストリーマー
      OS を選ぶ - Media player OS

      OS を選ぶ - Media player OS

    • Emulation and game OS
      レトロコンピューティングプラットフォームを動作させるためのエミュレータ
      • RetroPie
        Raspberry Pi をレトロゲームマシンに変身させよう。
      • Recalbox
        100種類以上のゲーム機をサポートするレトロゲーム OS!
      • Lakka
        DIY で作るレトロエミュレーションゲーム機
      OS を選ぶ - Emulation and game OS

      OS を選ぶ - Emulation and game OS

    • Other specific-purpose OS
      シンクライアント、デジタルサイネージ、3Dプリントのオペレーティングシステム
      • 3D printing
        3Dプリンタのオペレーティングシステム
      • Home assistans and home automation
        ホームアシスタントおよびホームオートメーション操作システム
      • Anthias
        最も人気のあるオープンソース・デジタル・シングナージ・プロジェクト
      • Kali Linux
        Kali Linux は、オープンソースの Debian ベースの Linux ディストリビューションで、ペネトレーションテスト、セキュリティリサーチ、コンピュータのセキュリティなど、さまざまな情報セキュリティのタスクに適しています。
      • FullPageOS
        キオスクモードで起動時にフルページブラウザーを表示する
      • MoodleBox
        Moodlebox は、無線アクセスポイントとフル機能の Moodle サーバーを組み合わせたオープンソースのディストリビューションです。
      • Falcon Player (FPP)
        Falcon Player(FPP)は、アニメーションのライトショーを管理・制御するためのアプライアンスです
      OS を選ぶ - Other specific-purpose OS

      OS を選ぶ - Other specific-purpose OS

    • Freemium and paid-for OS
      フリーミアムと有料のオペレーティングシステム
      • Digital signage OS
        デジタルサイネージ用オペレーティングシステム
      • TLXOS
        ThinLinX の Debian ベースの Raspberry Pi 用シンクライアントの30日間試用版
      OS を選ぶ - Freemium and paid-for OS

      OS を選ぶ - Freemium and paid-for OS

    • Misc utility images
      ブートローダ EEPROM の設定など。
      • Bootloader
        工場出荷時の設定に戻し、起動優先度を変更します
      • PINN
        OS の管理機能を備えたマルチブースト OS インストーラー
      OS を選ぶ - Misc utility images

      OS を選ぶ - Misc utility images

    • 削除
      カードを FAT32 でフォーマットします。
    • カスタムイメージを使う
      自分で用意したイメージファイル(IMG/ZIP/ISO/GZ/XZ/ZST)を選択します。
      OS を選ぶ - カスタムイメージを使う

      OS を選ぶ - カスタムイメージを使う


    更新履歴

    Version 2.0.2
    (2025/12/11)
    • 機能
      • パフォーマンス
        • Linux (O_DIRECT)、macOS (F_NOCACHE)、Windows (FILE_FLAG_NO_BUFFERING) 向けのダイレクト I/O バイパスを追加し、書き込み時のメモリ負荷を軽減します。
        • ダウンロードスレッドと書き込みスレッド間のデータ転送にゼロコピーリングバッファを追加し、CPU オーバーヘッドを削減します。
        • ダウンロードとディスク I/O 操作をオーバーラップさせる非同期キャッシュファイルライターを追加します。
        • 利用可能なシステムメモリに基づいて書き込みキューの深さを動的に調整し、より積極的なパフォーマンスを実現します。
        • 検証中にシーケンシャル読み取りヒント (FADV_SEQUENTIAL、F_RDAHEAD) を追加し、プリフェッチを改善します。
        • ネットワーク、解凍、書き込みフェーズの詳細なパフォーマンスメトリックを追跡します。
        • Windows IOCTL (IOCTL_DISK_DELETE_DRIVE_LAYOUT) を使用して、diskpart の代わりにディスク準備を高速化します。
        • 低速書き込みをデバッグするためのパフォーマンスデータ分析ツールを追加します (Ctrl + SHIFT + P を押して JSON を保存し、新しい Issue に添付してください)。
      • ドライブ処理
        • ドライブのポーリング間隔を固定の1秒間隔からアダプティブモード(選択時は高速、書き込み時は一時停止)に切り替えました。
        • LinuxでのNVMe名前空間検出を修正し、/sys/class/nvme/を解析してNVMeドライブを正しく識別できるようにしました。
        • 空のリムーバブルドライブにアクセスする際に、Windowsの「ディスクを挿入してください」というエラーダイアログが表示されないようにしました。
        • macOSのAPFSボリューム処理を修正し、子パーティションを正しく識別できるようにしました。
        • WindowsとLinuxで仮想ディスクを「システム」ドライブとして扱えるようにしました(macOSは2.0.0からサポートされています)。
      • ユーザーインターフェース
        • 表示/非表示切り替えボタン付きのパスワードフィールドコンポーネントを追加しました。
        • コンボボックスに入力して検索する機能を追加しました。文字を削除するためのBackspaceキーもサポートしています。
        • フォーカス時にコンボボックスのドロップダウンを開くためのEnterキーを追加しました。
        • テキストが切り捨てられた場合、デバイス名とOS名をツールチップとともに表示します。
        • 書き込み確認ダイアログを受け入れる前のカウントダウンタイマーを再構成しました。
        • 書き込み確認ダイアログの下部パディングを修正しました。
        • 複数のSSHキーのサポートを再導入しました。
      • アクセシビリティ
        • すべてのダイアログで、スクリーンリーダー用の適切なフォーカス順序とキーボードナビゲーションを追加しました。
        • 移動アクセシビリティの説明プロパティをフォームラベルコンポーネントに集中させる
      • …(省略)

    Version 2.0.0
    (2025/11/24)
    • 変更点
      • 新しいUI
      • Windows用の新しいインストーラー
      • 新しいバックエンド作成アルゴリズム
      • 新しいダウンロードアルゴリズム
      • アクセシビリティ注釈の全体表示
      • Raspberry Pi Connectとの統合
      • キーボードナビゲーション
      • 強化されたガードレール
      • 新しいCLI専用パッケージ
      • その他、多数の変更点があります。

    Version 2.0.0-rc4
    (2025/10/18)
    • 新しいイメージャー 2.0 JSON 仕様への更新 (@paulober による #1248)
    • Wi-Fi の国別デコードとパブリックネットワークの cloud-init netcfg の修正 (@paulober による #1249)
    • feat(ifAndFeaturesStep+cloudinit): 1-Wire サポートの追加 (@paulober による #1256)
    • fix(IfAndFeaturesStep): ガジェット確認ダイアログのフォーカスグループ処理の更新 (@paulober による #1257)
    • rpi-connect cb の修正 (@paulober による #1253)
    • feat(DoneStep): 完了サマリーにインターフェースと機能を追加 (@paulober による #1258)
    • fix(WifiStep): 非表示の SSID 設定の復元を更新 (@paulober による #1259)
    • fix(ImOptionButton): 壊れた参照の更新とアクセシビリティの改善 (@paulober による #1259) #1260
    • fix(RepositoryDialog): デフォルトリポジトリURLの動的取得 (@paulober、#1261)
    • feat(WifiStep): オープン/セキュアWi-FiモードのUI分離 (@paulober、#1265)
    • グルジア語翻訳の更新 (@NorwayFun、#1264)
    • i18n: ヘブライ語翻訳の更新 (@yarons、#1254)
    • ドイツ語翻訳の更新 (再) (@rejas、#1245)

    ※ 本ソフトは まずまず 様 のご推薦により掲載させていただきました。(掲載日:2023年05月01日)

    ユーザーレビュー

    • 5

      管理人様、掲載ありがとうございます

      まずまず
      まずまず
      519
      Windows 11

      管理人様、掲載ありがとうございます。
      私は、このアプリを知ったのはRaspberry Pi4を購入してからです。
      当初は、このRaspberry Piで使用するRaspberry Pi OSや対応しているLinuxを、SDカードやUSBに書き込む為だけに使用していました。
      恐らく書き込みスピードは、他のisoimage writerよりも遅いと思います。
      ただ、操作画面のUIが簡潔で非常にわかりやすいUIですので、誰にでも利用できると思います。
      この点は、Raspberry Piが教育方面にも利用されているという事もあるのではと思います。

      現在、ベタですがRaspberry Piは小型・省電力を活かして、現在ファイルサーバーとして稼働しています。

      2人が参考になったと回答しています。
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