システム全体の広告やトラッキングをブロックするオープンソースのアプリケーションファイアウォール
Portmaster
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- 寄付歓迎
- 対応OS:
- Windows, Linux(Debian, Ubuntu, Fedora)
- バージョン:
- 1.6.5(2024/01/22)
- 価格:
- 無料
すべてのネットワークアクティビティを監視し、広告やトラッキング、マルウェアをブロックするファイアウォールソフトです。
ブラウザーだけでなく個別のアプリを含むシステム全体の広告やトラッキング、マルウェアもブロックします。
また、DNS をセキュアな DNS に切り替えるほか、個別のアプリや P2P などの通信の許可/ブロック設定も可能です。
Portmaster の使い方
ダウンロード
- 提供元サイトへアクセスし、「FREE DOWNLOAD」ボタンをクリックしてダウンロードします。
※ Linux 版をダウンロードする場合は「Windows」ボタンをクリックして「Debian/Ubuntu (.deb)」または「Fedora (.rpm)」をクリックした後「FREE DOWNLOAD」ボタンをクリックしてダウンロードします。 - ダウンロードしたセットアップファイル(portmaster-installer.exe)からインストールします。
使い方
初期設定(クイックセットアップ)
- タスクトレイの
アイコンをダブルクリックするか、右クリックメニューから「Open App」とクリックするとメイン画面が表示されます。
「Quick Setup」ボタンをクリックしてクイックセットアップを実行します。
※ 「×」をクリックしてクイックセットアップを省略することもできます。クイックセットアップでの設定は、後から設定画面で変更可能です。 - 「Trackers Are Blocked System-Wide(トラッカーはシステム全体でブロックされています)」画面が表示されます。
本ソフトは広告、トラッキング、マルウェアホストを自動的にブロックしますが、そのブロック設定は「Customize」プルダウンをクリックして変更可能です。 - 「Secure DNS For All Connections(すべての接続に安全な DNS)」画面が表示されます。
本ソフトはデフォルトのプロバイダーを設定し、すべての DNS クエリを自動的に暗号化してのぞき見から保護します。
DNS 設定は「Customize」プルダウンをクリックして変更可能です。 - 「Learn More as You Explore」画面が表示されます。
本ソフト利用時に「i」アイコンをクリックするとツールチップヒントが表示されますよ、と記載されています。
「Finish」ボタンをクリックしてクイックセットアップを終了します。
基本的な使い方
メイン画面左のアイコンをクリックして次の画面を表示ができます。 … Network Activity(ネットワークアクティビティ)画面 … All Apps(すべてのアプリ)画面 … SPN(Safing Privacy Network)画面(※ のみ)
Network Activity(ネットワークアクティビティ)
メイン画面左の
画面左に通信を行っているアプリ一覧、画面右に現在の通信状況(上部にグラフ、下部に通信結果)が表示されます。
通信結果の一覧から詳細を見たい項目をクリックすると、Started(通信開始時間)、Ended(通信終了時間)、Protocol(TCP/UDP)などの情報が表示されます。
※ 通信結果一覧の左側に表示される 
は通信が正常に行われたアイコン、
は通信が失敗(通信をブロック)したアイコン表示となります。


個別のアプリの通信をブロックする
- ネットワークアクティビティ画面左のアプリ一覧に通信をブロックしたいアプリがあった場合はそのアプリをクリックします。
- アプリのプロファイル画面が表示されます。
画面中央の「Block Connections」右にある をクリックして にすると、個別のアプリの通信をブロックできます。
All Apps(すべてのアプリ)
メイン画面左の
画面左に通信を行っているアプリ一覧、通信を行ったすべてのアプリが表示されます。
※ 「すべてのアプリ」画面からアプリの通信のブロック/解除が可能です。最近ブロック/解除したアプリについては「Recently Edited」項目下に表示されます。
DNS を変更する
インターネットの通信速度が遅くなったように感じる場合、DNS を変更することで改善される可能性があります。- メイン画面左の
をクリックして全体設定画面を表示します。 - 画面右の「Secure DNS」項目、「DNS Servers」右にある「Quick Settings」をクリックして次の中から DNS を変更できます。
- Cloudflare
- Quad9
- AdGuard
- Foundation for Applied Privacy
本ソフトを終了する
メイン画面左の
- Shutdown … 本ソフトを終了します。
- Restart … 本ソフトを再起動します。
更新履歴
Version 1.6.5 (2024/01/11)
- ip4_datagram_connect フックに UDPLite チェックを追加
- eBPF で UDPLite プロトコルを検出するには、udp.pcflag の代わりに sk->sk_protocol を使用します。
Version 1.6.4 (2023/12/23)
- 該当する設定がユーザーによって変更された場合に接続プロンプトを削除する
- プロセスグループリーダーの獲得を改善する
- プロセスとプロセス グループ リーダーを取得するためのユーティリティを追加
- プロファイル/アイコンの名前を profile/binmeta に変更します
- ASN解析を改善する
- インポート後にグローバル設定を保存する
- 数値のみのエンティティは曖昧であるため拒否します
- ASN ルール正規表現に AS プレフィックスが必要
- PID 検索の再試行を減らし、Linux 上でインターフェイスを単純に処理する
- CodeQL ワークフローの削除
- プロファイルからセキュリティレベルを削除する
- GenerateBinaryNameFromPath への参照を更新します
- Windows 上の exe からバイナリ アイコンと名前を取得するためのサポートを追加
Version 1.6.3 (2023/12/14)
- 新しいアイコン システムで Windows Svc アイコンをロードします
- 未実装の検索アイコンのフォールバック機能を修正
- プロファイルアイコンのパッケージ参照を修正
- ID、フィンガープリント、デフォルトに関するプロファイルのインポートとエクスポートを改善しました。
- プロファイル ID 移行エラーを改善し、移行を再度実行します
- Linux でアプリ アイコンを検索するためのサポートを追加 (MVP)
- ルールヘルプの改善
※ 本ソフトは まずまず 様 のご推薦により掲載させていただきました。(掲載日:2022年11月17日)