関連ファイルを合わせてもサイズが2メガバイト程度で、インストール不要なためUSBメモリーに入れて使えるサーバーソフトです。
利用できるサービスはHTTP / FTP / TFTP / DHCP / DNS / SNTP / SYSLOGです。
他のPCにOSをネットワークインストールするためのサーバーとしても機能するので、システム管理者にも便利なツールとして利用できます。
- 対応OS:
- Windows XP/Vista/7/8/8.1/10, Windows Server
- バージョン:
- 4.6.0 - 21120715(2021/12/08)
- 価格:
- $84.00 / 年
- 提供元:
- Patrick Masotta
※ 個人かつ非商用利用に限り無償で利用できます。
※ 無料版の場合は50分間利用するとソフトが終了してしまうため、実質的には です。
※ 無料版の場合は50分間利用するとソフトが終了してしまうため、実質的には です。
Serva の使い方
ダウンロード と インストール
- 提供元サイトのダウンロードページへアクセスし、「Serva_Community_v4.6.0」リンクをクリックします。
- ダウンロードした圧縮ファイル(Serva_Community_v4.6.0-21120715.zip)を解凍し、Serva32.exe または Serva64.exe から起動します。
※ 本ソフトはインストール不要で利用できます。
使い方
本ソフト起動時
本ソフト起動時に個人かつ非商用での利用のお願い、及び Pro 版の購入メッセージが表示されます。無料版を利用する場合は、7秒程度待った後に「I'm a "Community" user」ボタンをクリックします。起動時の Pro 版推奨画面
初回起動時に Windows Defender ファイアウォールなどでブロックされた場合はアクセスを許可します。
HTTPサーバーを利用する
- 本ソフトを起動するとメイン画面が表示されます。
次のいずれかの方法で設定画面を表示します。
- メイン画面左上の をクリックして「Settings」をクリックする
- メイン画面左上の をダブルクリックする
- タイトルバーを右クリックして「Settings」をクリックする
- タスクトレイの を右クリックして「Settings」をクリックする
メイン画面左上クリックでメニュー表示
- 「Serva Community Settings」画面が表示されます。
「Service Up/Down」の「HTTP Server」にチェックを入れ、「HTTP Server root directory」にルートディレクトリを設定し「OK」ボタンをクリックします。
※ 「HTTP」タブの各項目については後述します。設定 - 「HTTP」タブ
- メイン画面右上の「×」ボタンをクリックし、本ソフトを再起動します。
- メイン画面に、起動したサーバーのタブが表示されます。
- 本ソフトを実行しているPCでサードパーティーのファイアウォールソフトを使用している場合は、本ソフトで起動したサーバーの受信ポート(例:HTTPのポート80)を、オープンにします。
詳しくは、ご使用のファイアウォールソフトのヘルプなどを参照してください。 - クライアントPCから、「Serva を実行しているPCのIPアドレスと、サーバーのポート番号」を指定して接続します。
メイン画面のサービス名のタブに、クライアントからの接続状況が表示されます。
サービスの停止
本ソフト自体を終了すれば、起動中の全サービスが停止します。「Serva Community Settings」画面の項目の解説
「Serva Settings」ダイアログボックスの各タブについて、概要を説明します。詳しくは、ダイアログボックスの「ヘルプ」ボタンをクリックし、ヘルプ目次の「Using Serva」-「Settings」で表示されるページを参照してください。
※ ヘルプ目次をクリックしても、セキュリティ設定のために内容が表示されない場合は、「Serva.chm」ファイルのプロパティを表示し、[ブロックの解除]をクリックすることで表示できます。
「HTTP」タブ
- Service Up/Down
HTTPサーバーを起動または停止します。 - HTTP Server IP address
デフォルトでは、HTTPサーバーは Windows において利用可能な、すべてのIPアドレスにバインドされます。
その中で特定のIPアドレスにバインドしたい場合は、チェックを入れてドロップダウンからIPアドレスを選択します。 - HTTP Settings
HTTPサーバーのポート番号やデフォルトページなどを設定します。 - HTTP Server root directory
HTTPサーバーのルートディレクトリーを設定します。
設定 - 「HTTP」タブ
「FTP」タブ
- Service Up/Down
FTPサーバーを起動または停止します。 - FTP Server IP address
デフォルトでは、FTPサーバーは Windows において利用可能な、すべてのIPアドレスにバインドされます。
その中で特定のIPアドレスにバインドしたい場合は、チェックを入れてドロップダウンからIPアドレスを選択します。 - FTP Settings
HTTPサーバーのポート番号を設定します。 - FTP Server user accounts
匿名ユーザーを許可するかどうかを選択します。また、3つまでのFTPユーザーアカウントを登録できます。 - FTP Server Anonymous user root directory
匿名ユーザー用のルートディレクトリーを設定します。 - FTP Server Registered user root directory
登録したFTPユーザーアカウント用のルートディレクトリーを設定します。
設定 - 「FTP」タブ
「TFTP」タブ
- Service Up/Down
「TFTP Server」と「TFTP Client」のチェックボックスにより、TFTPサーバーとTFTPサーバーのどちらかまたは両方を起動できます。 - TFTP Server IP address
デフォルトでは、TFTPサーバーは Windows において利用可能な、すべてのIPアドレスにバインドされます。
その中で特定のIPアドレスにバインドしたい場合は、チェックを入れてドロップダウンからIPアドレスを選択します。 - TFTP Server root directory
TFTPサーバーのルートディレクトリーを設定します。 - TFTP security
TFTPリクエストの制限を設定します。 - TFTP Configuration
TFTPサーバーのポート番号やパケットの再送について設定します。 - Advanced TFTP Options
TFTPサーバーの詳細な設定をします。
設定 - 「TFTP」タブ
「DHCP」タブ
- Service Up/Down
「DHCP Server」と「proxyDHCP Server」のチェックボックスにより、DHCPサーバーと proxyDHCPサーバーのどちらかまたは両方を起動できます。 - Service Add-On
Serveをネットワークブートサーバーおよびインストール(デプロイメント)サーバーとして利用する場合の項目です。 - DHCP Server/proxyDHCP IP address
デフォルトでは、DHCP/proxyDHCPサーバーは Windows において利用可能な、すべてのIPアドレスにバインドされます。
その中で特定のIPアドレスにバインドしたい場合は、チェックを入れてドロップダウンからIPアドレスを選択します。 - DHCP Settings
IPアドレスのリースやMACアドレスフィルタリングなどについて設定します。
設定 - 「DHCP」タブ
「DNS」タブ
本ソフトのDNSサービスは、Windows の hosts ファイルをホストテーブルとして使用します。- Service Up/Down
DNSサーバーを起動または停止します。 - DNS Server IP address
デフォルトでは、DNSサーバーは Windows において利用可能な、すべてのIPアドレスにバインドされます。その中で特定のIPアドレスにバインドしたい場合は、チェックを入れてドロップダウンからIPアドレスを選択します。
設定 - 「DNS」タブ
「SNTP」タブ
- Service Up/Down
SNTPサーバーを起動または停止します。 - SNTP Server IP address
デフォルトでは、SNTPサーバーは Windows において利用可能な、すべてのIPアドレスにバインドされます。
その中で特定のIPアドレスにバインドしたい場合は、チェックを入れてドロップダウンからIPアドレスを選択します。
設定 - 「SNTP」タブ
「SYSLOG」タブ
- Service Up/Down
SYSLOGサーバーを起動または停止します。 - SYSLOG Server IP address
デフォルトでは、SYSLOGサーバーは Windows において利用可能な、すべてのIPアドレスにバインドされます。
その中で特定のIPアドレスにバインドしたい場合は、チェックを入れてドロップダウンからIPアドレスを選択します。 - Syslog Settings
SYSLOGメッセージの転送や保存について設定します。
設定 - 「SYSLOG」タブ
ネットワークブートサーバーおよびインストール(デプロイメント)サーバーとしての利用
- OSをPCにインストールする際、OSのメディアを使用せず、PCを「ネットワークブート機能」を使用して起動し、サーバーからOSをインストールする方法があります。
- 本ソフトは、ネットワークブートサーバーおよびインストール(デプロイメント)サーバーとして利用できます。
- これにより、PCにOSを新規インストールする際、メディアを使用せずにネットワークブートして、本ソフトを実行するPCからOSをネットワークインストールできます。
- 本目的での利用については、提供元サイトの Serva PXE/BINL - AN01: Windows Install を参照ください。
更新履歴
※ Google 翻訳で日本語にしています。
※ N:新規、F:修正
Version 4.6.0 - 21120715 (2021/12/08)
- 196F - TFTP 脆弱性(DoS) https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2021-44429
Version 4.4.0 - 21081411 (2021/08/14)
- 195N - すべてのコミュニティのハードウェアID
Version 4.4.0 - 21041116 (2021/04/12)
- 194N - ALLライセンスノードプロシージャ
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