Audacity からフォークしたマルチトラックオーディオエディター&レコーダー
Tenacity
- 海外
- 日本語○
- 対応OS:
- Windows 7 以降, macOS, Linux
- バージョン:
- 1.2.1 / 1.3-Beta(2023/01/22)
- 価格:
- 無料
新しく、より現代的で、便利かつ実用的なオーディオエディターを目指して有志によって開発されています。
- オーディオデバイス(実機または仮想)からの録音
- 幅広いオーディオフォーマットのエクスポート/インポート(FFmpeg による拡張が可能)
- 最大 32 ビットのフロートオーディオを含む高品質なオーディオをサポート
- VST、LV2、AU プラグインに対応したプラグインを提供
- 内蔵のスクリプト言語 Nyquist、または Python、Perl などの名前付きパイプによるスクリプト作成
- 任意のサンプリングやマルチトラックタイムラインの編集が可能
- キーボードによる編集、スクリーン・リーダー・サポート、ナレーション・サポートなどのアクセシビリティ対応
- オーディオを含む信号の解析に有用なツール群
※ v1.3 より Saucedacity から Tenacity への名称変更が予定されています。
Tenacity の使い方
ダウンロード
使い方
基本的な使い方は Audacity と似ています。
表示された「環境設定」画面の「デバイス」画面にて「録音」項目内のデバイス、チャンネルを設定します。
Version 1.3-Beta
Version 1.2.1 (Saucedacity)
Version 1.2 "Tenacious S" (Saucedacity)
録音する
録音デバイスを設定する
メニューバーから「編集」⇒「環境設定」とクリックします。表示された「環境設定」画面の「デバイス」画面にて「録音」項目内のデバイス、チャンネルを設定します。
録音操作
- 録音する
ボタンをクリックするか、R キーを押すと録音を開始します。 - 録音を一時停止/再開する
ボタンをクリックするか、P キーを押すと録音を一時停止/再開します。 - 録音を停止する
ボタンをクリックするか、スペース キーを押すと録音を停止します。 - 新規トラックで録音する
Shift キーを押しながら ボタンをクリックするか、Shift + R キーを押すと新規トラックで録音を開始します。
不要個所をカットする
メニューバーから「ファイル」⇒「開く」とクリックしてオーディオファイルを選択するか、ドラッグ&ドロップします。- ツールバー部分から
をクリックするか、 をクリックします。 - トラック中央くらいをドラッグして、カットしたい範囲を選択します。
※ トラック上部からドラッグすると、トラックをつかんで移動する操作になります。 - Delete キー または Ctrl + X キーを押すか、ツールバーの
をクリックすると、ドラッグして選択した部分をカットできます。
編集したオーディオファイルを保存する
メニューバーから「ファイル」⇒「書き出し」とクリックしてオーディオファイルを保存できます。- MP3 として書き出し
MP3 形式で保存します。 - WAV として書き出し
WAV 形式で保存します。 - OGG として書き出し
OGG 形式で保存します。 - 音声の書き出し
下記の任意の形式で保存できます。
- WAV (Microsoft)
- その他の非圧縮ファイル
- MP3 ファイル
- Ogg Vorbis ファイル
- FLAC ファイル
- MP2 ファイル
- (外部プログラム)
- M4A (AAC) ファイル (FFmpeg)
- AC3 ファイル (FFmpeg)
- AMR (狭帯域) ファイル (FFmpeg)
- Opus (OggOpus) ファイル (FFmpeg)
- WMA (バージョン 2) ファイル (FFmpeg)
- FFmpeg 書き出しをカスタマイズ
- 選択した音声の書き出し
トラック上で任意に選択した範囲を書き出します。
※ 一部音声のみ書き出したいような場合に利用できます。
Audacity からフォークした理由
次のような複数の論争等の結果、Audacity からフォークしたプロジェクトとして開始されました。- オリジナルのプロジェクトの GPL ライセンスに違反する可能性のあるプライバシーポリシー
- 同じ GPL ライセンスに違反する可能性のある貢献者ライセンス契約 (CLA)
- データ収集のために Google サービスを利用してテレメトリを追加しようとする試み
※ リンク先はすべて英語
更新履歴
※ 機械翻訳で日本語にしています。
Version 1.3-Beta (2023/01/22)
- 変更
・この変更履歴は、あなたがどこから来たかによって異なるため、他のものとは異なるものになるでしょう。変更履歴をできるだけ短くシンプルにするために、最も一般的で重要な変更点をいくつか挙げています。
・Tenacity のオリジナルのコードベースではなく、Saucedacity のコードベースが使用されるようになりました。これはメンテナンスされており、最近のプラットフォームで構築し動作させ続けるために、いくつかの重要なアップデートがありました。
・ダークテーマがデフォルトのテーマとなりました。Tenacity には、ライト、ダーク、またはその中間のテーマが、まだたくさん用意されています。全部で17のテーマがあります。
・トラックから影が削除されました。我々はUIをよりモダンにしようとしています :P
・Windows では、モダンなファイルダイアログが使用されます。これは、Tenacity がダークモードに溶け込むのを助けるでしょう。
・コードのクリーンアップの結果、ファイルダイアログの後に表示される新しいエクスポートオプションダイアログがあります。これは、ダイアログからフォーマットを変更できないことを除いて、Audacium の実装と似ています。
Audacityからのクリップ機能が実装されました。クリップのハンドル、クリップのタイトル、クリップのトリミングが含まれます。タイムライン上でクリップをドラッグするだけで移動できます。ハンドルをダブルクリックすると、名前を変更できます。クリップの端にカーソルを合わせてドラッグすれば、クリップをトリミングすることができます。
・これらの機能を実装した結果、タイムシフトツールは廃止され、クリップに一本化されました。クリップのハンドルでオーディオを移動できるようになったため、このツールは冗長になっています。
Version 1.2.1 (Saucedacity) (2022/08/03)
- 1.2 との比較による変更点
libmad サブモジュールを 0.16.3 に更新。 ・macOS 特有の変更点
・Saucedacity の起動に失敗するラッパーを修正しました。このラッパーは、プロジェクトがアップストリームからフォークされて以来、更新されていなかったことが判明しました。
・アプリのアイコンを更新しました。
・数値テキストコントロールのシステムボーダーを削除しました。 - Audacity からの変更点
FFmpeg 5.0 が正式にサポートされました。 プロジェクトの読み込みパフォーマンスを ~10x 改善した。
Version 1.2 "Tenacious S" (Saucedacity) (2022/08/03)
- 新着
・新しいデフォルト テーマを追加しました。うまくいけば、あなたたちはそれを好きです! - 変更
・Audacity の代わりに Tenacity の libmad フォークを使用するようになりました。
・これは、Conan から移行するための取り組みの一環でしたが、代わりに、このリリースの直後に実装される代替ソリューションがあります。
・Linux などでは、Saucedacity のデフォルト設定ディレクトリが $XDG_CONFIG_HOME/saucedacity (または ~/.config/saucedacity) に変更されました。Saucedacity 1.1 から移行する場合は、設定を誤って「リセット」するのを避けるために、.Saucedacity-data をこの新しいディレクトリにコピーすることをお勧めします。Windows ユーザーは、これについて心配する必要はありません。 - 修正
・FFmpeg が再び動作するようになりました (#22)。
・ウィンドウの下部でトラック ビューが途切れなくなりました (#20)。 - 削除
・saucedacity.cfg の不要な IsSaucedacity 設定を削除しました