CCleanerとは
CCleaner は、パソコンの動作を快適に保つよう、パソコンを使っているうちに自然にたまってしまうゴミを掃除するクリーナーソフトです。不要なごみファイルを掃除し、さらにはレジストリのクリーンアップまで行うため、パソコンの起動速度が向上します。
- CCleaner のダウンロード
- CCleaner の使い方
- ヘルス チェック
- 詳細クリーン
- ドライバー アップデーター
- レジストリ
- ツール
5-1. インストール情報
5-2. ソフトウェア アップデーター
5-3. スタートアップ
5-4. ブラウザ プラグイン
5-5. 重複ファイルファインダ
5-6. システムの復元
5-7. ドライブワイパー
- ソフトウェア情報
CCleaner のダウンロード
CCleaner は海外製のソフトです。しかし日本語に対応しているため、問題なく利用することができます。
■ダウンロード
提供元サイトのダウンロードページへアクセスしてダウンロードします。※「FREE」項目下の「Download」ボタンをクリックしてダウンロードします。
※ Mac 版は 提供元サイトの Mac 版ダウンロードページ へアクセスしてダウンロードします。
※ Mac 版は 提供元サイトの Mac 版ダウンロードページ へアクセスしてダウンロードします。
■インストール
ダウンロードしたセットアップファイルを実行すると、インストールを開始します。最初にセットアップ開始画面が表示されます。
画面右上の「English」をクリックし、表示された言語一覧から「Japanese」を選択します。
日本語表記に変わります。
「カスタマイズ」をクリックします。
次のインストールオプションを選択できます。
- デスクトップにショートカットを追加
- スタートメニューに追加
- ごみ箱のコンテキストメニューに’CCleanerを実行’を追加
- ごみ箱のコンテキストメニューに’CCleanerを開く…’を追加
- インテリジェントクッキースキャンを有効にする
※ 画面下部の「詳細」をクリックすることで、インストールするユーザー選択、インストール先フォルダー選択が可能です。
インストール中です。
インストール完了です。
CCleaner の使い方
インストールが終わると、CCleaner が起動します。ヘルス チェック、詳細クリーン、レジストリ、ツールの4項目によるパソコンのクリーンアップを実行できます。
■初回設定
最初に「CCleaner 無料版の準備ができました。」画面が表示されます。「続行」ボタンをクリックします。
Google Chrome のインストールが推奨されますが、不要な場合は「同意しない」ボタンをクリックして回避できます。
初期設定完了です。
「CCleaner を開始」ボタンをクリックして本ソフトを利用開始できます。
■ヘルス チェック
ヘルス チェックを実行すると、次の効果があります。- PCのパフォーマンス向上(※
不要なアプリを無効化し、PCの起動を高速化
のみ) - セキュリティ向上(※
最新バージョンのあるアプリをアップデートし、セキュリティホールを防ぐ
のみ) - プライバシーを管理
ウェブサイトや広告主が残したトラッカーを安全に削除 - ディスクの空き容量を増やす
不要なデータをPCから安全に削除
「開始」ボタンをクリックするとPCのチェックを開始します。
PCのチェック結果が表示されます。
画面下部の「プライバシー」、「容量」をクリックすると、それぞれの内容を表示します。
※ 「スピード」、「セキュリティ」については
の機能です。プライバシー
- インターネット一時ファイル
- クッキーリスト
- ダウンロードの履歴
容量
- ごみ箱
- 一時アプリケーションファイル
- 一時システムファイル
※ チェックを外すと、クリーンアップ対象から外すことができます。
PCのチェック結果画面にて「状態を改善する」ボタンをクリックすると、チェックを入れていた項目のクリーンアップ、改善を行います。
状態の改善が完了すると、「PCの状態が改善されました」と表示されます。
■詳細クリーン
パソコンのゴミを掃除する(クリーンアップする)ことができる項目です。クリーンアップ対象となるのは、ブラウザー関係(インターネットエクスプローラー、Firefox)、Windows のエクスプローラー、システム関係、ツールバーなどの不要ファイルです。
クリーンアップしたい項目を選択し、「解析」をクリックすると、不要ファイルリストと、クリーンアップ後にどれだけの空き領域を確保できるのかを表示します。
「クリーンアップ開始」をクリックすると、解析で表示されたファイルリストの削除が行われ、削除データ容量と削除ファイルリストを表示します。
クリーナー設定の「Windows」では、主に以下の項目をクリーンアップできます。
Microsoft Edge
※ Windows 10 のみ。
- インターネット一時ファイル
インターネット利用時に一時的に利用されるファイル - インターネットの履歴
ウェブサイトを見たのか、過去のインターネットの閲覧履歴 - クッキー
ショッピングサイトやログインが必要なサイトで利用されるパソコン側に保存されるデータファイル
※ サイトへのログイン情報等が保存されています。いつも使っているショッピングサイト等に自動ログインできなくなったりするため、チェックを外しておいた方がよいかもしれません - ダウンロードの履歴
ダウンロードしたファイルの履歴 - 最後の保存場所
不要になったダウンロードしたファイル - セッション
ログイン状態などのセッション情報 - 保存されたタブ
開いていたタブ、ピン留めなどのタブに関する設定 - 入力したアドレスやパスなど
アドレスバーに入力した過去の履歴 - 保存されたフォーム情報
Edge に保存された Web サイトのテキストボックスに入力した住所、電話番号、メールアドレスなど - 保存されたパスワード
Edge に保存された Web サイトのログイン情報 - 保存されたカード
Edge に保存された Web サイトのテキストボックスに入力したクレジットカード情報
Chromium 版 Edge
※ Windows 10/11
- インターネット一時ファイル
インターネット利用時に一時的に利用されるファイル - インターネットの履歴
ウェブサイトを見たのか、過去のインターネットの閲覧履歴 - クッキー
ショッピングサイトやログインが必要なサイトで利用されるパソコン側に保存されるデータファイル
※ サイトへのログイン情報等が保存されています。いつも使っているショッピングサイト等に自動ログインできなくなったりするため、チェックを外しておいた方がよいかもしれません - ダウンロードの履歴
ダウンロードしたファイルの履歴 - 最後の保存場所
不要になったダウンロードしたファイル - セッション
ログイン状態などのセッション情報 - 保存されたフォーム情報
Edge に保存された Web サイトのテキストボックスに入力した住所、電話番号、メールアドレスなど - 保存されたパスワード
Edge に保存された Web サイトのログイン情報 - データベースの最適化
Internet Explorer
- インターネット一時ファイル
インターネット利用時に一時的に利用されるファイル - 履歴
どのウェブサイトを見たのか、過去のインターネットの閲覧履歴 - クッキー
ショッピングサイトやログインが必要なサイトで利用されるパソコン側に保存されるデータファイル
※ サイトへのログイン情報等が保存されています。いつも使っているショッピングサイト等に自動ログインできなくなったりするため、チェックを外しておいた方がよいかもしれません - 入力したアドレスやパスなど
アドレスバーに入力した過去の履歴 - Index.dat の削除
Index.dat(検索用インデックス=検索したときにテキストボックスに入力した過去の履歴)の削除 - 最後の保存場所
不要になったダウンロードしたファイル - フォーム履歴を自動入力
Webサイトのテキストボックスに入力した住所、名前、電話番号、メールアドレスなど - 保存されたパスワード
Webサイトのログイン情報
エクスプローラ
- 最近使ったファイル
最近使ったファイルの履歴 - 実行(スタートメニュー)
「ファイル名を指定して実行」の履歴 - その他の最近使ったファイル
最近使ったファイルの履歴 - サムネイルキャッシュ
サムネイルを高速表示するためのキャッシュファイル - タスクバー ジャンプリスト
タスクバーにピン留めされているアイコンを右クリックしたときに表示されるメニューの「最近使ったもの」
※ Windows 7 以降のみ。 - ネットワークパスワード
PCに保存されているネットワーク接続用のユーザー名とパスワード
システム
- ごみ箱を空にする
ごみ箱を空にする - 一時ファイル
一時的に利用するテンポラリファイル - クリップボード
コピーしたときにいったん保存される領域 - メモリーダンプ
システムエラー時のダンプファイル - CHKDSKコマンドのフラグメント
チェックディスクのフラグ - Windows ログファイル
Windows のログファイル( .log / .bak / .old など) - Windows エラー報告
Windows エラー発生時に Microsoft に送信するエラーレポート等の情報 - DNSキャッシュ
Webサイト閲覧などの際の名前解決に利用するDNSのキャッシュ - スタートメニューのショートカット
リンク切れのスタートメニューのショートカット - デスクトップのショートカット
リンク切れのデスクトップのショートカット - ドライバーインストールログファイル
ドライバーのインストールログ
拡張設定
- Windows イベントログ
Windows のイベントログ - 古いプリフェッチデータ
古くなったプリフェッチデータ(起動速度を高速化させるためのインデックスのようなもの) - メニュー オーダーのキャッシュ
スタートメニューの順番 - トレイ通知のキャッシュ
タスクトレイ(通知領域)のアイコンのキャッシュ - ウインドウサイズ/表示位置のキャッシュ
ウィンドウのサイズ、表示位置の情報 - 環境PATH
- ユーザーアシストの履歴
スタートメニューのよく使うプログラム(よく使うアプリ)の項目 - 削除指定ファイル/フォルダ
「オプション」⇒「削除リスト」に追加したファイル/フォルダー - 空きスペースの抹消
空きスペースを抹消してデータを復元できないようにする
クリーナー設定の「アプリケーション」では、主に以下の項目をクリーンアップできます。
Firefox
- インターネット一時ファイル
インターネット利用時に一時的に利用されるファイル - インターネットの履歴
どのウェブサイトを見たのか、過去のインターネットの閲覧履歴 - クッキー
ショッピングサイトやログインが必要なサイトで利用されるパソコン側に保存されるデータファイル - クラッシュレポート
ブラウザーが落ちた、異常終了した場合などのレポート - セッション
ログイン状態などのセッション情報 - サイト設定
クッキーのブロックなどを個別のサイトごとに行っている設定 - ダウンロードの履歴
ダウンロードの履歴 - 保存されたパスワード
Webサイトのログイン情報 - 保存されたフォーム情報
Webサイトのテキストボックスに入力した住所、電話番号、メールアドレスなど - 最後の保存場所
不要になったダウンロードしたファイル - データベースの最適化
履歴やブックマーク情報などが格納されているデータベース(SQLite)の最適化
Windowsストア
- Bing Finance
- Bing News
- Bing Sports
- Bing Travel
- Skype Metro App
- 切り取り領域とスケッチ
アプリケーション
- Adobe Acrobat XI
- Adobe Reader DC
- Evernote
- MS OneDrive
- Office 2013 / Office 2016
インターネット
- Java
マルチメディア
- Adobe Flash Player
- VLC Media Player
- Windows Media Player
ユーティリティ
Windows
- Game Explorer
- MS Management Console
- MS Paint
- MS Search
- MS Wordpad
- Regedit
※ Windowsストア、アプリケーション、インターネット、マルチメディア、ユーティリティ、Windows の各項目は、インストールしているソフトウェアによって異なります。
■ドライバー アップデーター
PC内にて更新のあるドライバーを検出し、最新のドライバーへアップデートできるようにする機能です。※ 無料版ではドライバーのスキャンのみ実行でき、ドライバーのアップデートは
「続行」ボタンをクリックします。 の機能です。説明を読み進めていき「ドライバーをスキャン」ボタンをクリックしてスキャンできます。
ドライバーのスキャン中です。
スキャン結果画面では「アップデート可能なドライバー」、「最新状態のドライバー」を確認できます。
※ ドライバーのアップデートは
の機能です。
■レジストリ
レジストリの不要な登録項目を掃除できる項目です。レジストリをクリーンアップすることで、Windows の起動の高速化を実現することができます。
「問題点をスキャン」をクリックすると、レジストリに登録されている様々な問題点を表示します。問題点として表示される一覧は、ほとんどが不要な登録情報なので、一気にクリーンアップしてしまいましょう。
「選択項目を確認」をクリックすると、「変更を加える前にレジストリをバックアップしますか?」と表示されるので、「はい」をクリックしてレジストリのバックアップを作成しておきましょう。
※ レジストリはシステムの基幹に関わる重要な情報です。万が一に備えて必ずバックアップファイルを作成しておきましょう。
※ 万が一不具合があった場合は保存したレジストリファイル(cc_20211023_175044.reg のような名前のファイル)をダブルクリックすると元に戻すことができます。ただし、レジストリをすべて元に戻すのでバックアップを取ってからレジストリファイルで復元するまでの間にソフトのアップデートや新規インストールなどを実行していた場合、そのソフトに不具合が発生してしまう可能性があるのでご注意ください。
※ 万が一不具合があった場合は保存したレジストリファイル(cc_20211023_175044.reg のような名前のファイル)をダブルクリックすると元に戻すことができます。ただし、レジストリをすべて元に戻すのでバックアップを取ってからレジストリファイルで復元するまでの間にソフトのアップデートや新規インストールなどを実行していた場合、そのソフトに不具合が発生してしまう可能性があるのでご注意ください。
レジストリの問題点について一つずつ情報が表示されます。
「これを解決」をクリックすると、レジストリ情報を削除できます。
まとめて対応したい場合は、「選択されたすべてを解決」をクリックすることで一気にすべての問題点の解決ができます。
■ツール
インストール情報、スタートアップ情報、システムの復元ポイント情報の管理、ドライブデータの抹消ができます。インストール情報
Windows 標準の「アプリと機能 / プログラムと機能 / プログラムの追加と削除」から実行できる、次の機能を利用できます。- アンインストール
ソフトをアンインストール(削除)します。 - 修復
ソフトを修復(再インストール)します。 - リネーム
表示されている名前をリネームします。 - 削除
インストール情報を削除して一覧に表示されないようにします。
※ ソフトがアンインストールされるわけではありません。ソフトをアンインストール済みなのに一覧に表示されてしまうような場合に本機能を利用します。
ソフトウェア アップデーター
最新バージョンがあるのにアップデートしていないソフトがある場合、ソフトを最新バージョンへアップデートすることができます。スタートアップ
「スタートアップ」では、Windows 起動時に自動的に起動するプログラムを削除することができます。不要なプログラムを削除することで Windows の起動を高速化します。
※ ソフトウェアが正しく起動できなくなるおそれがあるので、よくわからないプログラムは削除しないようにしてください。
次の項目がタブごとに表示され、クリックして選択した後、有効/無効/削除できます。
- Windows
- スケジュールされたタスク
- コンテキストメニュー
- Windows サービス
ブラウザ プラグイン
ブラウザー(Internet Explorer / Firefox / Google Chrome / Opera)にインストールされているプラグイン、拡張機能、アプリ、ツールバーなどを検出して無効化(有効化)、エントリの削除を行うことができます。ディスク解析
PCをスキャンしてどの種類のファイルがディスクを占有しているのか調査できます。重複ファイルファインダ
重複ファイルを検出して削除できます。システムの復元
無駄に増えてしまった余計なシステムの復元ポイントを個別に削除できます。ドライブワイパー
ドライブごとの空き領域のデータを復元不可能に抹消したり、ドライブ全体を抹消することができます。抹消方法は次の4通りあります。
- 単純な上書き(1回)
- 複数回による上書き(3回)
米国国防総省NISPOM方式 - 複雑な上書き方式(7回)
NSA方式 - 複雑な上書き方式(35回)
Gutmann(グートマン)方式
■ソフトウェア情報
● CCleaner作者サイト : https://www.ccleaner.com/ccleaner/● スクリーンショット
● CCleaner の評価・使い方
● CCleaner のダウンロード・使い方
● 対応OS : Windows 7/8.1/10, Mac OS X 10.10 以降
● 提供元 : Piriform Ltd.