- バージョン
- 2.6.9 / 3.7.11 Beta
- 更新日
- 2025/02/01
- 対応 OS
- Windows XP/Vista/7/8/8.1/10, Beta: Windows XP/Vista/7/8/8.1/10/11
- 言語
- 日本語
- 価格
- 無料
- 提供元
- Kuro
行番号表示やルーラー表示、正規表現検索といった標準的な機能を複雑な設定無しに利用できるテキストエディターです。
多くのプラグラム言語・スクリプト言語(Java、JavaScript、C++、C#、HTML、XML 等)に対応しており、予約語の強調表示や入力補完機能も搭載されているため、プログラミングにも適しています。
また、プラグイン機能やマクロ機能によって、機能を自由に拡張することができます。
Mery の使い方
ダウンロード と インストール
- 提供元サイトのダウンロードページへアクセスし、「Mery Ver 2.6.9 (32 ビット版) ZIP」ボタン、または「Mery Ver 2.6.9 (64 ビット版) ZIP」ボタンをクリックしてダウンロードします。
※ インストーラー版をダウンロードする場合は「インストーラー」と記載されたボタンをクリックしてダウンロードします。
※ ベータ版をダウンロードする場合は提供元サイトのベータ版ダウンロードページからダウンロードします。 - ダウンロードした圧縮ファイル(Mery_2.6.9.zip または Mery-x64-2.6.9.zip)を解凍し、Mery.exe から起動します。
※ 本ソフトはインストール不要で利用できます。
使い方
プラグイン機能
プラグインによって、本ソフトの機能を拡張することができます。プラグインは本ソフト制作者によって公開されているほか、開発キットも公開されています。
公開されているプラグイン
公開されているプラグインは次の通り- 半透明プラグイン
エディタウィンドウを半透明化プラグイン-半透明
- クラスビュープラグイン
関数・変数などの一覧を VisualStudio のクラスビューっぽく表示 - 全角/半角変換プラグイン
選択範囲または文書全体の全角/半角を柔軟に変換 - お気に入りプラグイン
よく使うファイルを登録できるブックマーク - HSPコンパイル実行プラグイン
HSP のソースをコンパイルして実行可能。exe 作成機能も - IPメッセンジャープラグイン
お互いの Mery で文書を送受信 - スニペットプラグイン
定型文書などを登録して素早く利用 - Webプレビュープラグイン
組み込み型 IE
デフォルトのプラグイン
デフォルトではアウトライン解析のプラグインが同梱されています。- 提供元サイトのプラグインページからダウンロードします。
- ダウンロードした圧縮ファイルを解凍し、プラグインファイル(*****.dll)をインストールしたフォルダ直下の「Plugins」フォルダに格納します。
- 本ソフトを起動します。
- メニューバーから「ツール」⇒「プラグイン」とクリックしてダウンロードしたプラグインを選択すると、そのプラグインが有効になります。
マクロ機能
WSH(Windows Script Host)を搭載しているため、JavaScript や VBScript 等で自由にマクロを組むことができます。自作したマクロや、ダウンロードしてきたマクロの登録方法は次の手順です。
- メニューバーから「マクロ」⇒「カスタマイズ」とクリックし、マクロのカスタマイズ画面を表示します。
- 「新規登録」ボタンを押し、登録するマクロを選択します。
- マクロが表示されていることを確認し、「OK」ボタンを押します。
- ツールバーの
ボタンを押すと、マクロが実行されます。 - メニューバー「マクロ」の下部に、登録したマクロファイル名が表示されています。
他のマクロを実行するときは、このマクロファイル名を選択することで、マクロが実行されます。
また、記録機能によって、キーボード入力等をスクリプト形式で書き出すことができます。
- ツールバーの
ボタンを押すと、キーボード入力等が記録されます。 - 入力操作が完了したら、もう一度
ボタンを押して、マクロの記録を停止します。 - ツールバーの
ボタンを押すと、記録したマクロが実行されます。 - 記録したマクロを保存するには、メニューバーから「マクロ」⇒「名前を付けて保存」とクリックすると保存できます。
デザイン変更機能
Meryでは、背景色や文字色等を自由に変更することができます。あらかじめ用意されているテーマを利用すれば、カスタマイズ済みのデザインをすぐに利用することができます。
- メニューバーから「ツール」⇒「オプション」とクリックし、オプション画面を表示します。
- 「表示」タブを開き、上部の「テーマ」リストボックスから、好きなテーマを選択し、「OK」ボタンを押すと、テーマが適用されます。
また、 ボタンを押すことで、テーマのインポートやエクスポートが行えるため、別途ダウンロードしてきたテーマも利用することができます。
入力補完機能
プログラムやスクリプトを記述する際に、予約語や命令文の入力補完を行うことができます。![入力補完 入力補完](/img/sc1/sc22/mery-56.png)
入力補完
- 補完は、文字入力中に Ctrl + スペース キーで行うことができます。
- 補完リストは上下矢印キーで選択でき、Enter キーで確定します。
- 自分がすでに入力した文字列も補完候補に挙がるため、変数宣言した変数名等を補完することもできます。
- デフォルトで対応しているプログラム言語・スクリプト言語は次の通りです。
BATファイル / C# / C++ / ColdFusion / CSS / Delphi / HSP / HTML / INIファイル / Java / JavaScript / JSP / Perl / PHP / PowerShell / Python / Ruby / SQL / TeX / UWSC / VBScript / VisualBasic / Windows Script / x86 Assembler / XML※ 言語の追加も行えます。
その他機能
その他にも以下のような機能があります。- タブ機能
複数のファイルをタブ形式で開くことができます。
また、個別ウィンドウとの切り替えも可能です。 - カラー印刷機能
予約語の強調表示の結果を、カラーで印刷することができます。 - XML整形機能
XML ファイルを規則に基づき整形できます。
規則はメニューバーから「ツール」⇒「オプション」とクリックして「整形」タブより設定できます。 - 外部ツール連携
IE やコマンドプロンプト等で、編集中のファイルを開くことができます。
更新履歴
開発版
Version 3.7.11 Beta (2025/02/01)
- [Display] RegExMode=2 使用時に、マーカーの正規表現が正しく反映されない問題を修正
Version 3.7.10 Beta (2025/01/31)
- [Display] RegExMode=2 の動作速度を高速化
- 強調文字列やマーカーの正規表現で、ヒットした箇所をスキップするように仕様変更
- [鬼車を使用する] がオフの場合でも、強調文字列やマーカーの正規表現で鬼車が使用されていた問題を修正
- 編集モードのエクスポートで、*.msy 形式で保存したときにソートしていた仕様を廃止
- 変換中の文字列が右端で折り返されるときの処理を修正
- マクロの document.selection.AddPos メソッドを若干高速化
- 鬼車を 6.9.10 に更新
- タブの閉じるボタンを [ウィンドウの右端] に設定している場合、タブが正しく描画されないことがある問題を修正
- [例外] 文字が正しく描画されない問題を修正
- ワークスペース機能で、一時保存ファイルを UTF-8 形式に変更
- 無題の文書に連番を付ける隠しオプションを追加
- その他、細かい修正
Version 3.7.9 Beta (2024/12/24)
- マクロに非同期処理が含まれる場合、IME の入力をできるだけ制限するように調整
- マクロに非同期処理が含まれる場合、ショートカット キーの入力を制限するように調整
- マクロの実行中に別のマクロを実行できてしまう問題の対策
- [挿入] コマンドを [編集] カテゴリに移動
- 折り返し設定を従来の仕様に戻す隠しオプションを追加
- [すべて保存]、[すべて閉じる] 実行時、ダイアログが表示されないタブがアクティブにならないように調整
- [すべて保存]、[すべて閉じる] 実行時、ダイアログが表示される場合は最小化されたウィンドウを復元するように調整
- 強調文字列やマーカーの正規表現で、論理行単位の色分けに対応する隠しオプションを追加
- 折り返しなしで 1 行が長い場合、特定の条件下で発生していた例外を修正
- ダーク モードのとき、タブやツール バーなどのヒント ウィンドウで白い背景が一瞬表示される問題の対策
- ライト モードで [アクセント カラーを使用する] がオンの場合、Zen モードで枠が表示されていた問題を修正
- マクロをイベントから実行したとき、document がイベントの送信元の文書を指すように仕様変更
- その他、細かい修正
安定版
Version 2.6.7 (2018/04/02)
- マクロで拡張子不明、#language 指定なしの場合に JScript(Chakra) を自動選択するようにした。
- キーボード割り当てで [ALT+矢印キー] など割り当てできないキーを非表示にした。
- トゥルーインライン入力で上書きモードを使用したときに変換ウィンドウの位置がおかしかったのを修正。
- 単語補完ウィンドウをダブルクリックでも確定できるようにした。
- 検索ダイアログを開いた状態で単語補完を呼び出した後にフォーカスがエディタ部分に戻るようにした。
- Per-Monitor DPI でモニタ間を移動時にコンボボックスの補完が動作することがある問題を修正。
- その他、細かい修正。