シンプルな画面レイアウトで豊富な機能をもつテキストエディター
Mery
- 寄付歓迎
- 対応OS:
- Windows Vista/7/8/8.1/10
- バージョン:
- 2.6.7 / 3.4.0 Beta(2022/12/24)
- 価格:
- 無料
行番号表示やルーラー表示、正規表現検索といった標準的な機能を複雑な設定無しに利用できるテキストエディターです。
多くのプラグラム言語・スクリプト言語(Java、JavaScript、C++、C#、HTML、XML 等)に対応しており、予約語の強調表示や入力補完機能も搭載されているため、プログラミングにも適しています。
また、プラグイン機能やマクロ機能によって、機能を自由に拡張することができます。
- 提供元:
- Kuro
Mery の使い方
ダウンロード
- Vector のダウンロードページへアクセスし、「Mery(32 ビット版)」項目下の「ダウンロードページへ」ボタン、または「Mery(64 ビット版)」項目下の「ダウンロードページへ」ボタンをクリックしてダウンロードします。
※ ベータ版をダウンロードする場合は提供元サイトのアルファ版ダウンロードページからダウンロードします。
※ お使いの OS が 32bit か 64bit かわからない場合は Windows バージョンの調べ方よりご確認ください。 - ダウンロードした圧縮ファイル(Mery_2.6.7.zip または Mery-x64-2.6.7.zip)を解凍し、Mery.exe から起動します。
※ 本ソフトはインストール不要で利用できます。
使い方
プラグイン機能
プラグインによって、本ソフトの機能を拡張することができます。プラグインは本ソフト制作者によって公開されているほか、開発キットも公開されています。
公開されているプラグイン
公開されているプラグインは次の通り- 半透明プラグイン
エディタウィンドウを半透明化プラグイン-半透明
- クラスビュープラグイン
関数・変数などの一覧を VisualStudio のクラスビューっぽく表示 - 全角/半角変換プラグイン
選択範囲または文書全体の全角/半角を柔軟に変換 - お気に入りプラグイン
よく使うファイルを登録できるブックマーク - HSPコンパイル実行プラグイン
HSP のソースをコンパイルして実行可能。exe 作成機能も - IPメッセンジャープラグイン
お互いの Mery で文書を送受信 - スニペットプラグイン
定型文書などを登録して素早く利用 - Webプレビュープラグイン
組み込み型 IE
デフォルトのプラグイン
デフォルトではアウトライン解析のプラグインが同梱されています。- 提供元サイトのプラグインページからダウンロードします。
- ダウンロードした圧縮ファイルを解凍し、プラグインファイル(*****.dll)をインストールしたフォルダ直下の「Plugins」フォルダに格納します。
- 本ソフトを起動します。
- メニューバーから「ツール」⇒「プラグイン」とクリックしてダウンロードしたプラグインを選択すると、そのプラグインが有効になります。
マクロ機能
WSH(Windows Script Host)を搭載しているため、JavaScript や VBScript 等で自由にマクロを組むことができます。自作したマクロや、ダウンロードしてきたマクロの登録方法は次の手順です。
- メニューバーから「マクロ」⇒「カスタマイズ」とクリックし、マクロのカスタマイズ画面を表示します。
- 「新規登録」ボタンを押し、登録するマクロを選択します。
- マクロが表示されていることを確認し、「OK」ボタンを押します。
- ツールバーの
ボタンを押すと、マクロが実行されます。 - メニューバー「マクロ」の下部に、登録したマクロファイル名が表示されています。
他のマクロを実行するときは、このマクロファイル名を選択することで、マクロが実行されます。
また、記録機能によって、キーボード入力等をスクリプト形式で書き出すことができます。
- ツールバーの
ボタンを押すと、キーボード入力等が記録されます。 - 入力操作が完了したら、もう一度
ボタンを押して、マクロの記録を停止します。 - ツールバーの
ボタンを押すと、記録したマクロが実行されます。 - 記録したマクロを保存するには、メニューバーから「マクロ」⇒「名前を付けて保存」とクリックすると保存できます。
デザイン変更機能
Meryでは、背景色や文字色等を自由に変更することができます。あらかじめ用意されているテーマを利用すれば、カスタマイズ済みのデザインをすぐに利用することができます。
- メニューバーから「ツール」⇒「オプション」とクリックし、オプション画面を表示します。
- 「表示」タブを開き、上部の「テーマ」リストボックスから、好きなテーマを選択し、「OK」ボタンを押すと、テーマが適用されます。
また、 ボタンを押すことで、テーマのインポートやエクスポートが行えるため、別途ダウンロードしてきたテーマも利用することができます。
入力補完機能
プログラムやスクリプトを記述する際に、予約語や命令文の入力補完を行うことができます。
入力補完
- 補完は、文字入力中に Ctrl + スペース キーで行うことができます。
- 補完リストは上下矢印キーで選択でき、Enter キーで確定します。
- 自分がすでに入力した文字列も補完候補に挙がるため、変数宣言した変数名等を補完することもできます。
- デフォルトで対応しているプログラム言語・スクリプト言語は次の通りです。
BATファイル / C# / C++ / ColdFusion / CSS / Delphi / HSP / HTML / INIファイル / Java / JavaScript / JSP / Perl / PHP / PowerShell / Python / Ruby / SQL / TeX / UWSC / VBScript / VisualBasic / Windows Script / x86 Assembler / XML※ 言語の追加も行えます。
その他機能
その他にも以下のような機能があります。- タブ機能
複数のファイルをタブ形式で開くことができます。
また、個別ウィンドウとの切り替えも可能です。 - カラー印刷機能
予約語の強調表示の結果を、カラーで印刷することができます。 - XML整形機能
XML ファイルを規則に基づき整形できます。
規則はメニューバーから「ツール」⇒「オプション」とクリックして「整形」タブより設定できます。 - 外部ツール連携
IE やコマンドプロンプト等で、編集中のファイルを開くことができます。
更新履歴
Version 3.4.0 Beta (2022/12/24)
- タブの何もないところでマウスホイールをクリックしたときにアクティブなタブを閉じていたのを廃止
- [全画面表示] と [Zen モード] の終了方法のヒント表示を廃止
- [オプション] の [タブとウィンドウ] カテゴリに [マウス ホイールでタブを選択する] を追加
- [オプション] の [キーボード] カテゴリに [リセット] ボタンを追加
- マクロの定数に meStatusEnabled と meStatusChecked を追加
- マクロイベントの [文字が挿入された時] が制御文字の入力や [書き換え禁止] のときにも発生していた問題の対策
- マクロの記録で [書き換え禁止] のときにもキーの入力が記録されていたのを修正
- [検索する文字列]、[置換後の文字列] に改行文字が含まれる場合の動作を改善
- [単語補完] のウィンドウで Tab キーでも確定できるようにした
- [論理行で表示] のときにステータスバーの選択行数を論理行数で表示するようにした
- カーソルが行頭にあるときは選択行数に含めないようにした
- エディターごとに [折り返し方法]、[行の文字数] が異なる状態でオプション画面を開いたときに設定を維持するようにした
- 正規表現で鬼車、鬼雲の \Q...\E に対応
- [タイプライター スクロール] の [可変] に対応
- [タイプライター スクロール] のショートカットキーの初期値を Shift + Ctrl + T に変更
- [固定スクロール] がオフの場合、サブエディターで [タイプライター スクロール] が動作しなかったのを修正
- Windows 11 でメニューをマウスで操作したときの挙動を修正
- Windows 11 のダークモードでタブバーのスクロールボタンが描画されない問題の対策
- ダークモードでタブバーのスクロールボタンにマウスを乗せたときにタブのホバー状態が解除されなかったのを修正
- [タブを複数行にする] がオフの場合、新規タブでタブバーをアクティブなタブまでスクロールするようにした
- URL の判定処理の仕様を変更
- [アクセント カラーを使用する] をライトモードでも使えるようにした
- ハイコントラストモードのときに [アクセント カラーを使用する] でタブを強調表示するようにした
- ハイコントラストモードのときに [書き換え禁止] アイコンを見やすくした
- [インクリメンタル サーチ] がオンのときに [すべて検索] の履歴が記録されなかったのを修正
- マルチディスプレイ利用時、[全画面表示]、[Zen モード] を解除するときのマウスの判定を修正
- その他、細かい修正
Version 3.3.9 Beta (2022/09/18)
- 縦書きで等幅半角字形に対応
- 縦書きで絵文字を描画するときの高さをきちんと計算するようにした
- コマンドラインオプションなしで引数のファイルがひとつの場合、パスを「"」で囲まなくても開けるようにした
- メモ帳の置き換え (/z) の引数で複数のファイルパスに対応
- [外部ツールの設定] のチェックボックスでメインメニューと外部ツールバーへの表示/非表示を切り替えられるようにした
- [行番号 (変更行)] と [行番号 (選択行)] を [透明] にしたときのサンプルの見え方を修正
- [タイプライタースクロール] のショートカットキーの初期値 Ctrl+Tを廃止
- [全画面表示] と [Zen モード] を実行したときに終了方法のヒントを表示するようにした
- Hunspell を 1.7.1 に更新
- 結合文字と絵文字を Unicode 15.0 に更新
- その他、細かい修正
Version 3.3.8 Beta (2022/07/23)
- Windows 11 Insider Preview の特定のビルドで半角/全角キーを押すとフリーズする問題の対策
- Per-Monitor DPI で特定の条件下でアウトラインプラグインがフリーズする問題の対策
- [無題] のタブを [書き換え禁止] にしてワークスペースを復元するとエラーが発生していたのを修正
- その他、細かい修正