- バージョン
- 2.6.9 / 3.7.7 Beta
- 更新日
- 2024/11/17
- 対応 OS
- Windows XP/Vista/7/8/8.1/10, Beta: Windows XP/Vista/7/8/8.1/10/11
- 言語※ 日本語または英語のみを表示
- 日本語
- 価格
- 無料
- 提供元
- Kuro
行番号表示やルーラー表示、正規表現検索といった標準的な機能を複雑な設定無しに利用できるテキストエディターです。
多くのプラグラム言語・スクリプト言語(Java、JavaScript、C++、C#、HTML、XML 等)に対応しており、予約語の強調表示や入力補完機能も搭載されているため、プログラミングにも適しています。
また、プラグイン機能やマクロ機能によって、機能を自由に拡張することができます。
Mery の使い方
ダウンロード と インストール
- 提供元サイトのダウンロードページへアクセスし、「Mery Ver 2.6.9 (32 ビット版) ZIP」ボタン、または「Mery Ver 2.6.9 (64 ビット版) ZIP」ボタンをクリックしてダウンロードします。
※ インストーラー版をダウンロードする場合は「インストーラー」と記載されたボタンをクリックしてダウンロードします。
※ ベータ版をダウンロードする場合は提供元サイトのベータ版ダウンロードページからダウンロードします。 - ダウンロードした圧縮ファイル(Mery_2.6.9.zip または Mery-x64-2.6.9.zip)を解凍し、Mery.exe から起動します。
※ 本ソフトはインストール不要で利用できます。
使い方
プラグイン機能
プラグインによって、本ソフトの機能を拡張することができます。プラグインは本ソフト制作者によって公開されているほか、開発キットも公開されています。
公開されているプラグイン
公開されているプラグインは次の通り- 半透明プラグイン
エディタウィンドウを半透明化プラグイン-半透明
- クラスビュープラグイン
関数・変数などの一覧を VisualStudio のクラスビューっぽく表示 - 全角/半角変換プラグイン
選択範囲または文書全体の全角/半角を柔軟に変換 - お気に入りプラグイン
よく使うファイルを登録できるブックマーク - HSPコンパイル実行プラグイン
HSP のソースをコンパイルして実行可能。exe 作成機能も - IPメッセンジャープラグイン
お互いの Mery で文書を送受信 - スニペットプラグイン
定型文書などを登録して素早く利用 - Webプレビュープラグイン
組み込み型 IE
デフォルトのプラグイン
デフォルトではアウトライン解析のプラグインが同梱されています。- 提供元サイトのプラグインページからダウンロードします。
- ダウンロードした圧縮ファイルを解凍し、プラグインファイル(*****.dll)をインストールしたフォルダ直下の「Plugins」フォルダに格納します。
- 本ソフトを起動します。
- メニューバーから「ツール」⇒「プラグイン」とクリックしてダウンロードしたプラグインを選択すると、そのプラグインが有効になります。
マクロ機能
WSH(Windows Script Host)を搭載しているため、JavaScript や VBScript 等で自由にマクロを組むことができます。自作したマクロや、ダウンロードしてきたマクロの登録方法は次の手順です。
- メニューバーから「マクロ」⇒「カスタマイズ」とクリックし、マクロのカスタマイズ画面を表示します。
- 「新規登録」ボタンを押し、登録するマクロを選択します。
- マクロが表示されていることを確認し、「OK」ボタンを押します。
- ツールバーの ボタンを押すと、マクロが実行されます。
- メニューバー「マクロ」の下部に、登録したマクロファイル名が表示されています。
他のマクロを実行するときは、このマクロファイル名を選択することで、マクロが実行されます。
また、記録機能によって、キーボード入力等をスクリプト形式で書き出すことができます。
- ツールバーの ボタンを押すと、キーボード入力等が記録されます。
- 入力操作が完了したら、もう一度 ボタンを押して、マクロの記録を停止します。
- ツールバーの ボタンを押すと、記録したマクロが実行されます。
- 記録したマクロを保存するには、メニューバーから「マクロ」⇒「名前を付けて保存」とクリックすると保存できます。
デザイン変更機能
Meryでは、背景色や文字色等を自由に変更することができます。あらかじめ用意されているテーマを利用すれば、カスタマイズ済みのデザインをすぐに利用することができます。
- メニューバーから「ツール」⇒「オプション」とクリックし、オプション画面を表示します。
- 「表示」タブを開き、上部の「テーマ」リストボックスから、好きなテーマを選択し、「OK」ボタンを押すと、テーマが適用されます。
また、 ボタンを押すことで、テーマのインポートやエクスポートが行えるため、別途ダウンロードしてきたテーマも利用することができます。
入力補完機能
プログラムやスクリプトを記述する際に、予約語や命令文の入力補完を行うことができます。入力補完
- 補完は、文字入力中に Ctrl + スペース キーで行うことができます。
- 補完リストは上下矢印キーで選択でき、Enter キーで確定します。
- 自分がすでに入力した文字列も補完候補に挙がるため、変数宣言した変数名等を補完することもできます。
- デフォルトで対応しているプログラム言語・スクリプト言語は次の通りです。
BATファイル / C# / C++ / ColdFusion / CSS / Delphi / HSP / HTML / INIファイル / Java / JavaScript / JSP / Perl / PHP / PowerShell / Python / Ruby / SQL / TeX / UWSC / VBScript / VisualBasic / Windows Script / x86 Assembler / XML※ 言語の追加も行えます。
その他機能
その他にも以下のような機能があります。- タブ機能
複数のファイルをタブ形式で開くことができます。
また、個別ウィンドウとの切り替えも可能です。 - カラー印刷機能
予約語の強調表示の結果を、カラーで印刷することができます。 - XML整形機能
XML ファイルを規則に基づき整形できます。
規則はメニューバーから「ツール」⇒「オプション」とクリックして「整形」タブより設定できます。 - 外部ツール連携
IE やコマンドプロンプト等で、編集中のファイルを開くことができます。
更新履歴
開発版
Version 3.7.7 Beta (2024/11/17)
- Unicode 16.0 に対応
- 折り返しの設定の仕様を変更
- [オプション] の [タブ] カテゴリに [ダーティ インジケーターをドットで表示する] オプションを追加
- [閉じるボタン] を [ウィンドウの右端] に配置した際に、ボタンの背景を塗りつぶすように変更
- [単語のみ検索する] がオンのとき、異体字と基底文字を区別するようにした
- アウトライン プラグインで、[編集モード] が [Markdown] のときのデフォルト設定を変更
- アウトライン プラグインの [プロパティ] に [コメント行を無視する] を追加
- アウトライン プラグインで、Alt + Up/Down でカーソルを移動するとカーソル位置が画面の中央に表示されるようにした
- プラグイン メソッドに Editor_GetAttr を追加
- プラグイン イベントの EVENT_DOC_CLOSE でファイル名を取得できるようにした
- プラグイン メソッドの Editor_Info に以下の項目を追加:
- MI_GET_NEXT_BOOKMARK
- MI_GET_PREV_BOOKMARK
- MI_GET_BOOKMARK_COUNT
- MI_ADD_BOOKMARK
- MI_REMOVE_BOOKMARK
- MI_CLEAR_BOOKMARK
- [編集モードの設定] のリスト ビューで、キーボードによる項目検索が機能しない問題を修正
- [アクティブなタブを強調表示する] が、設定関連のダイアログにも適用されていた仕様を廃止 (アクセント カラーは引き続き適用)
- [タブの幅] を [指定した幅に固定する] 設定時、タブ内の文字列と閉じるボタンが重ならないよう調整
- [タブの幅] を [指定した幅より長い場合は切り詰める] 設定時、タブの幅の計算方法を調整
- タブを閉じた直後に、[最後に閉じたファイルを開く] コマンドが動作しなかった問題を修正
- [重ねて表示]、[上下に並べて表示]、[左右に並べて表示] をアクティブになった順に表示するようにした
- [Zen]、[Zen Dark] のマーカーの色を変更
- [サンプル] の強調文字列の描画を修正
- [背景] で WebP 形式に対応
- [選択範囲]、[選択範囲 (複数選択)] の [文字色] と [スタイル]、[不透明] に対応
- [対応する括弧] の強調表示を他の強調表示に重ねて描画できるようにした
- [行の右をすべて強調] の処理を改善
- ルーラーをドラッグしたときの動作を修正
- [次/前の行にカーソルを追加] で、現在のカーソル位置が折り返しを超えない場合、論理行単位にした
- [大きいフォント サイズ] 、[小さいフォント サイズ] コマンドのショートカット キーの初期値に Ctrl+;、Ctrl+- を追加
- マーカー部分を必ずスペル チェックの対象にしていた仕様を廃止
- メモ帳の置き換えで引数が指定されていない場合の動作を修正
- DirectWrite の縦書き時に、文字幅 (文字の高さ) の描画を改善
- OpenType 機能を使用したとき、文字幅を正しく描画できるようにした
- 等幅半角字形の動作速度を高速化
- ダークモードで [ツール バーを固定する] がオンのとき、グリップが表示されていたのを修正
- その他、細かい修正
Version 3.7.6 Beta (2024/09/09)
- Ctrl キーを押しながらリンクをクリックして開く機能を、リンクが選択範囲内にあっても開けるように対応
- [編集モードのプロパティ] の [関連付け] カテゴリ名を [ファイルの種類] に変更
- [編集モードのプロパティ] の [ファイルの種類] に [既定の拡張子] を追加
- フォールバック フォントにシステム フォントとカスタム フォントが混在している場合の優先順位を調整
- タブのデザインを調整
- [オプション] の [タブとウィンドウ] カテゴリを [タブ]、[ウィンドウ] に分割
- [オプション] の [タブ] カテゴリに [アクティブなタブを強調表示する] を追加 (Windows 8、Vista は未検証)
- それに伴い、[アクセント カラーを使用する] がオンの際にタブを塗りつぶす仕様を廃止
- [タブの幅] を [指定した幅に固定する] 設定時、[タブを左揃えにする] をオンにするとタブ内の文字列が左揃えになるように対応
- [タブの幅] を [指定した幅に固定する] 設定時、タブ内の文字列と閉じるボタンが重ならないように調整
- その他、細かい修正
Version 3.7.5 Beta (2024/08/26)
- /sp オプションを指定した際にダイアログが表示されてしまう問題を修正
- 隠しオプション [General] Links=1 を使用した場合に、[リンクをダブルクリックで開く] がオフにできない問題を修正
- [更新していなければ読み直す] で、ファイルが更新されていた場合に確認ダイアログを表示するようにした
- [オプション] の [タブとウィンドウ] カテゴリに [タブのスタイル]、[タブの幅]、[タブを左揃えにする] を追加
- DirectWrite のフォールバック フォントが縦書きで動作しなかった問題を修正
- その他、細かい修正
安定版
Version 2.6.7 (2018/04/02)
- マクロで拡張子不明、#language指定なしの場合にJScript(Chakra)を自動選択するようにした。
- キーボード割り当てで[ALT+矢印キー]など割り当てできないキーを非表示にした。
- トゥルーインライン入力で上書きモードを使用したときに変換ウィンドウの位置がおかしかったのを修正。
- 単語補完ウィンドウをダブルクリックでも確定できるようにした。
- 検索ダイアログを開いた状態で単語補完を呼び出した後にフォーカスがエディタ部分に戻るようにした。
- Per-Monitor DPIでモニタ間を移動時にコンボボックスの補完が動作することがある問題を修正。
- その他、細かい修正。