リカバリ・ファイルから一部失われて利用できなくなったファイルを修復するソフト

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MultiPar

  • 寄付歓迎

ダウンロード支援

対応OS:
Windows Vista/7/8/8.1/10
バージョン:
1.3.2.9 / 1.3.3.2 beta(2024/01/10)
価格:
無料

複数のファイルからリカバリ・ファイルを作成し、ファイルの一部が破損したり消失したりしても、残されたファイルとリカバリ・ファイルを使って修復・復元できるソフトです。
あらかじめリカバリ・ファイルを作っておき、ファイルの破損や消失に備える点がファイル復元ソフトとは異なる点となります。
データの完全な安全性を考えるのであればデータを丸ごとバックアップすることになりますが、代わりにデータ容量が必要になります。
本ソフトが採用している Parchive(パリティアーカイブボリュームセット)技術であれば、データ容量を抑えつつ修復用のリカバリ・ファイルの容量(50%以上の低減も可能)に抑えられます。

提供元:
※ エラー訂正技術を使った Parchive は、冗長性の範囲内の破損・消失であればファイルを修復・復元できるものです。破損した部分を、破損していない部分とリカバリ・ファイルで計算して戻します。

MultiPar の使い方

ダウンロード

  1. Vector のダウンロードページへアクセスし、「MultiPar(インストーラー版)」項目下の「ダウンロードページへ」ボタンをクリックしてダウンロードします。
    USB メモリー等で持ち運べるポータブル版を利用する場合は、「MultiPar132.zip」リンクをクリックしてダウンロードします。
    ※ ベータ版をダウンロードする場合は GitHub へアクセスしてダウンロードします。
  2. ダウンロードしたセットアップファイル(MultiPar132_setup.exe)からインストールします。

使い方

基本的な使い方

本ソフトを起動するとメイン画面が表示されます。
MultiPar - メイン画面

MultiPar - メイン画面



リカバリ・ファイルを作成する

ソース・ファイル
保護したいファイル(リカバリ・ファイルを作成したいファイル)を次のいずれかの手順で「ソース・ファイル」として追加します。
  • ファイルをドラッグ&ドロップする
  • 「追加する」ボタンをクリックしてファイルを選択する
  • 「追加する」ボタン上のリストボックス上の右クリックメニューから「追加する」をクリックする
※ ファイルを追加するとファイルサイズとブロック数が計算されます。
※ 「ファイル分割」にチェックを入れると、リカバリ・ファイル作成の際にソース・ファイルが制限サイズ以下に分割され、リカバリ・ファイルと同じ場所に保存されます。
「ソース・ファイル」

「ソース・ファイル」



ブロックの割り当て
ブロックの数、またはブロック・サイズの数字を編集して調整できます。
※ デフォルトでは自動で割り当て設定されます。
  • 「ブロックの数」右のスライドバーを動かしてブロックの数を調整することも可能です。
  • ブロックの数が大きくなるとブロック・サイズは小さくなります。
  • ブロックが多いほどリカバリ・ファイルの作成に時間がかかります。
「ブロックの割り当て」

「ブロックの割り当て」



リカバリ・ファイル
  • 基準ファイル名
    リカバリ・ファイル名のベースとなる名前。
  • 保存先
    リカバリ・ファイルの保存先。
  • 「コメント」ボタン
    任意のコメント入力が可能。
  • 冗長性
    修復時に復元できる割合。
    ※ 例えば 500MB のソース・ファイルに対して冗長性が 10% であれば、50MB までの破損や消失を修復できます。
    ※ 冗長性に 0% を指定した場合はインデックス・ファイルだけが作成されます。
  • 「空き領域に収める」ボタンと容量
    CD や DVD などのメディアにソース・ファイルとリカバリ・ファイルを収納したい場合に、「容量」のプルダウンからメディアを選択するか書き込み可能な容量を直接入力します。
  • リカバリ・ブロックの数
    リカバリ・ブロックの数を直接入力して指定できます。
  • サイズ指定方式とリカバリ・ファイルの数
    リカバリ・ファイルの大きさを指定します。
    選択した方法によって次のようにブロック数が
    • 同じ大きさにする … 84, 84, 83, ... のような形
    • 異なる大きさにする … 8, 16, 32, 64, ... のような形
    • 2の乗数で大きくしていく … 1, 2, 4, 8, 16, 32, 64, 128, 256, ... と増加
    • 貨幣単位で大きくしていく … 1, 1, 2, 5, 10, 10, 20, 50, 100, ... と増加
  • 効率
    リカバリ・ファイルの大きさに対してどのくらいデータを復元できるのかを表します。
    ※ 例えば 200MB のリカバリ・ファイルの効率が 95% の場合、データを 190MB まで復元することができます。
  • 失われても完全に作り直すことができるファイルの数 (最少 - 最多)
    リカバリ・ファイルの修復能力の参考値。
「リカバリ・ファイル」

「リカバリ・ファイル」



試作する
「試作する」ボタンをクリックして作成時の情報を確認できます。
  • ファイル名とファイルサイズ
    作成されるリカバリ・ファイルとそのファイルサイズ。
  • ソース・ブロックの利用率
    ソース・ブロックの割り当てが適切かどうかの指標。90% 以下の場合はブロック・サイズを小さくして 90% 以上になるようにすることが推奨されています。
  • リカバリ・ブロックの占有率
    リカバリ・ファイルにおけるリカバリ・データの占有率です。
  • リカバリ・ファイルの効率
    ファイルの復元率です。
    例えば 87.3% と表示されていれば、87.3%まで修復できるという一つの目安です。
「試作する」ボタンをクリックするとプレビュー表示される

「試作する」ボタンをクリックするとプレビュー表示される



作成する
「作成する」ボタンをクリックしてリカバリ・ファイルを作成できます。
リカバリ・ファイルの作成

リカバリ・ファイルの作成


「検査する」ボタンをクリックすると、どのファイルが破損、欠落しているのかを調べてリカバリ・データがあれば修復を行います。
※ 作成直後に破損、欠落していることは通常ありません。
「検査する」ボタンをクリックして検査

「検査する」ボタンをクリックして検査


「作り直す」ボタンをクリックすると、ソース・ファイル以外を変更できます。
「作り直し」ボタンをクリックして作り直し

「作り直し」ボタンをクリックして作り直し



リカバリ・ファイルから修復する

本ソフトを起動し、メイン画面左下の「開く」ボタンをクリックしてリカバリ・ファイル(xxx.par2)を開くと検査を実施します。
リカバリ・ファイル(PAR2 ファイル)を開くと検査を実施 - 修復が必要な状態

リカバリ・ファイル(PAR2 ファイル)を開くと検査を実施 - 修復が必要な状態


修復が必要な状態の場合、「修復する」ボタンをクリックして修復できます。
修復完了

修復完了



更新履歴

Version 1.3.3.2 beta
(2024/01/10)
  • PAR2クライアントアップデート
  • 改善
    • GPU アクセラレーションは、AMD グラフィック ボードで適切に機能します。

Version 1.3.3.1 beta
(2023/11/11)
  • インストーラーのアップデート
    • 「ユーザーごと」または「マシンごと」のインストールを選択するダイアログが表示されます。
  • PAR2 クライアントアップデート
    • 変化
      • SSD 上のファイルを読み取るための最大スレッド数が 6 に増加しました。
    • 改善
      • GPU のアクセラレーションが速くなります。

Version 1.3.3.0 beta
(2023/10/10)
  • GUI のアップデート
    • 変化
      • 新しい「lc」設定に適応したオプション。
      • 作成画面の「メディアサイズ」に5番目の項目を追加することができます。
    • PAR2クライアントアップデート
    • 変化
      • 使用スレッドの最大数が 32 に増加しました。
      • GPUを使用するためのしきい値が減少しました。
    • 改善
      • 逆行列では、より多くのスレッドが使用される可能性があります。
      • 最近の CPU では L3 キャッシュの最適化が改善されました。

フィードバック


※ 本ソフトは ななみす 様 のご推薦により掲載させていただきました。(掲載日:2023年04月26日)

ユーザーレビュー

  • 4

    私は、一般的にいう『バックアップ』派なのですが、これですと壊れた側…

    まずまず
    まずまず
    投稿数: 467件
    Windows 11

    私は、一般的にいう『バックアップ』派なのですが、これですと壊れた側全てをバックアップした時点の状況にレストアする事になりますので、時々不都合が生じる事があります。
    ですが、バックアップをした時点のものでも、ほぼ確実に復旧できるので復旧という面では一般的ではないでしょうか。
    ただ、欠点もあります。
    こちらのMultiParと比較して、バックアップからレストアする事は、上記の通り『すべて』をレストアする事になりますので、状況によっては時間もかかる事があります。
    また、ファイル単位ではないので、全てのファイルがレストアされてしまいますので、必要なファイルだけをレストアするというピンポイント的な用途には不向きです。
    どちらも一長一短があると思いますが、MultiParは今回初めて知りましたが、面白いアプリだなと感じています。
    まだ、お世話になる状況には陥っておりませんので、ありがたみも感じた事もありませんが、サイトの説明からピンポイント修復のアプリだという事は理解できました。

    ※初めてのアプリで使い方もあまり知らない中での初歩レビューなので、もしかしたら誤った事をレビューしているかもしれませんが、今後役に立つだろうと思うアプリだと感じています。

    1人が参考になったと回答しています。
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  • 5

    倉庫用HDDが救われた

    ななみす
    ななみす
    投稿数: 38件
    Windows 11

    倉庫用HDDが救われた

    「chkdsk」によるファイルシステムの修復を行うと基本的にファイルシステム上問題のあるファイルは削除されますが、リカバリ・ファイルを作っておいたのでそれらのファイルを復元できました。

    参考までに、2TBのHDDで24時間かかりましたが、GPUを使えば高速化できると思います。

    普段使いのファイルには向きませんが、保管用ファイルにお勧めです。
    掲載して下さりありがとうございました。

    3人が参考になったと回答しています。
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