Windows 10/11 標準に搭載されている Microsoft 製のウイルス対策ソフト

Microsoft Defender のアイコン

Microsoft Defender

Windows 標準機能

対応 OS
Windows 10/11
言語
日本語
価格
無料
提供元
Microsoft
ソフト一覧を見る(39)

Windows 10/11 標準の Microsoft 製のウイルス対策ソフトです。
右クリックメニューから個別のファイルやフォルダーのスキャンを実施でき、Windows セキュリティ画面からクイックスキャン、フルスキャン、カスタムスキャンを実施できます。
ランサムウェア対策、ファイアウォールとネットワーク保護、評価ベースの保護などの機能を利用して PC を保護します。

Microsoft Defender の使い方

ダウンロード と インストール

Windows の設定画面から「Windows セキュリティ」画面を開くことができます。
  • Windows 11 の場合
    スタートボタンの右クリックメニューから「設定」をクリックするなどして Windows の設定画面を開き、「プライバシーとセキュリティ」⇒「Windows セキュリティを開く」ボタンをクリック
  • Windows 10 の場合
    スタートボタンの右クリックメニューから「設定」をクリックするなどして Windows の設定画面を開き、「更新とセキュリティ」⇒「Windows セキュリティ」⇒「Windows セキュリティを開く」ボタンをクリック
※ [Win] + [R] キーを押して表示される「ファイル名を指定して実行」にて「%windir%\explorer.exe windowsdefender:」と入力して Windows セキュリティ画面を開くこともできます。

使い方

スキャン

「ウイルスと脅威の防止」画面からクイックスキャンを実行できます。
ウイルスと脅威の防止

ウイルスと脅威の防止



スキャンの種類
「スキャンのオプション」をクリックすると、次のスキャンを実行できます。
  • クイック スキャン
    システム内で脅威が検出されることが多いフォルダーをチェックします。
  • フル スキャン
    ハードディスク上のすべてのファイルと実行中のプログラムをチェックします。
    スキャン完了まで1時間以上かかることがあります。
  • カスタム スキャン
    チェックするファイルと場所を選んでスキャンします。
  • Microsoft Defender オフライン スキャン
    ルートキットやマルウェアを検出するスキャンです。
    本スキャンは PC の再起動を伴います。
スキャンのオプション

スキャンのオプション



右クリックメニューからスキャンする
スキャンしたいファイルやフォルダーを右クリックして「Microsoft Defender でスキャンする」をクリックすると、個別にスキャンを行うことができます。
ファイルの右クリックメニューから個別にスキャン

ファイルの右クリックメニューから個別にスキャン



ファイアウォール

Windows 10/11 では Microsoft Defender ファイアウォール(Windows Defender ファイアウォール)と呼ばれる標準のファイアウォールです。
※ 過去の Windows では、Windows ファイアウォール、Windows パーソナルファイアウォールという名称でした。

ファイアウォールを無効にする
「ファイアウォールとネットワーク保護」画面にて、ネットワークプロファイルから「ドメイン ネットワーク」、「プライベート ネットワーク」、「パブリック ネットワーク」のうち、(アクティブ)と表示されているネットワークプロファイルをクリックします。
ファイアウォールとネットワーク保護

ファイアウォールとネットワーク保護


「Microsoft Defender ファイアウォール」下の トグル・オン をクリックして トグル・オフ にすると、ファイアウォール機能が無効になります。
パブリック ネットワーク

パブリック ネットワーク



個別のアプリの通信を許可/ブロックする
「ファイアウォールとネットワーク保護」画面にて、「ファイアウォールによるアプリケーションの許可」をクリックします。
「アプリに Windows Defender ファイアウォール経由の通信を許可する」画面が表示されるので、「設定の変更」ボタンをクリックした後、リストから個別の項目のプライベート、パブリックのチェックのオン・オフしたり、「別のアプリの許可」ボタンをクリックしてリストにない項目を追加できます。
ファイアウォールによるアプリケーションの許可

ファイアウォールによるアプリケーションの許可



詳細設定
「ファイアウォールとネットワーク保護」画面にて、「詳細設定」をクリックします。
「セキュリティが強化された Windows Defender ファイアウォール」画面が表示されるので、送受信についての個別の項目の調整等を行うことができます。
詳細設定

詳細設定



評価ベースの保護

評価ベースの保護、いわゆるレピュテーションを利用した保護機能です。
「アプリとブラウザー コントロール」画面にて「評価ベースの保護設定」をクリックします。
アプリとブラウザー コントロール

アプリとブラウザー コントロール


「評価ベースの保護」の設定画面が表示されます。
次の各項目の トグル・オン をクリックして トグル・オフ にすると、SmartScreen(スマートスクリーン)をオフにできます。
  • アプリとファイルの確認
  • Microsoft Edge の SmartScreen
  • 望ましくない可能性のあるアプリのブロック
  • Microsoft Store アプリの SmartScreen
評価ベースの保護

評価ベースの保護

ユーザーレビュー

  • 5

    有力な各独立調査機関のテストでも良好な成績ばかりで、個人で使う分に…

    通りすがりのQ太郎
    通りすがりのQ太郎
    1
    Windows 11

    有力な各独立調査機関のテストでも良好な成績ばかりで、個人で使う分には十分な性能である。昔は性能が悪く、独立調査機関から酷い結果を突き付けられたこともあるが、MSが本腰を入れ始めて以降は性能が急上昇し、現在に至っている。検知力や防御力と言う観点からは、有料セキュリティソフトや有名な無料ソフトと遜色ないレベル。昔と違い、今のセキュリティソフトは性能という観点においてはどれも大差はない(少なくともみんなが良く聞くソフトに関してはそうである)。MS純正ということからPCが不具合を起こす確率も低い。まぁ、どんなセキュリティソフトを入れていても、ユーザー側が注意を怠れば何の意味もない。どんなソフトを使うかより、各種アップデートを怠らない、変なメールや詐欺メール、詐欺サイトに引っかからない、怪しいわけのわからないファイルは開けない、などの方が遥かに重要だと思う。

    4人が参考になったと回答しています。
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  • コメント

    今更の感もあるのですが、本日、Youtuberである【後藤PC塾:…

    まずまず
    まずまず
    503
    Windows 11

    今更の感もあるのですが、本日、Youtuberである【後藤PC塾:プロが伝えるパソコン教室】様が、下記の様な動画をアップされていました。
    こちらのサイトをご覧の多くの方には、既に既知の事で釈迦に説法だと思いますが…

    https://www.youtube.com/watch?v=FCQG9ah-xTM
    マルウェア『Lumma stealer』についての動画です。

    後藤様も強調されていますが、『無暗に』、『意味も分からずに』クリックしない、という事です。

    しかしながら、当動画ページのコメント欄には、後藤様の真意を理解されていないコメントがあります。
    例:Windows Defenerでも十分防御できるのか。
    ※言いかえれば、サードパーティのセキュリティーアプリなら大丈夫なのか。

    もし、上記の様な発想のユーザーの方は、再度動画を一から見直して真意を理解する必要があります。
    無暗に、理解せずに闇雲な操作は、どの様なセキュリティーアプリを導入していても、全くの意味がありません。

    5人が参考になったと回答しています。
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  • 4

    有料にせよ無料にせよ、アンチウイルスソフトに関しては、どんぐりの背…

    ak4
    ak4
    30
    Windows 11

    有料にせよ無料にせよ、アンチウイルスソフトに関しては、どんぐりの背比べで対してどれも同じ感じがします。Microsoft Defenderはよくできてると思いますがリソースが半端なく高いですね。あとマイクロソフトに依存するので一極集中型はリスク管理として避けたくて、サードパーティアプリケーションを入れることにしました。

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