オープンソースのビデオ録画と生放送用のソフト

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OBS Studio

ダウンロード支援

バージョン
31.0.4 / 31.1.0 RC 1
更新日
2025/06/28
対応 OS
Windows 10/11, macOS 11 以降, Ubuntu
言語
日本語
【サポート言語】
日本語, 英語, 英語(UK), アラゴン語, インドネシア語, マレー語, カタルーニャ語, デンマーク語, ドイツ語, エストニア語, スペイン語, バスク語, フィリピン語, フランス語, ガリシア語, ゲール語, イタリア語, クルド語, ハンガリー語, オランダ語, ノルウェー語(ブークモール), ポルトガル語(ポルトガル), ポルトガル語(ブラジル), ルーマニア語, スロバキア語, スロベニア語, スウェーデン語, タガログ語, カビル語, ベトナム語, トルコ語, クロアチア語, ポーランド語, セルビア語(キリル文字), セルビア語(ラテン文字), フィンランド語, チェコ語, ブルガリア語, ロシア語, ウクライナ語, ヘブライ語, タイ語, アラビア語, ペルシア語, ヒンディー語, ベンガル語, タミル語, シンハラ語, グルジア語, 中国語(簡体字), 中国語(繁体字), 韓国語
価格
無料
提供元

動画のライブ配信で役立つフリーのオープンソースソフトです。
動画の録画機能も備えています。
デスクトップ画面を対象としてプレゼン用マニュアル用の動画を撮影したり、ゲーム画面とウェブカメラを組み合わせてゲーム実況動画の撮影や録画したり、YouTube 用に動画を撮影して配信したりなどに利用できます。
フィルタを利用してマイク音声が拾ってしまう生活音などのノイズを除去したり、色調補正やクロマキー合成といったフィルタ機能も搭載。
配信サイトは YouTube/ニコニコ動画/Twitch/Vimeo/Facebook Live/Twitter などへ接続して配信可能です。

※ OBS は Open Broadcaster Software® の略のこと。
※ 録画開始時に「NVENC エラー」が表示される場合、GPU の NVIDIA NVENC を最新のドライバーにすると改善される可能性があります。最新のドライバーにしてもエラーが出る場合は非サポートの可能性が高いです。

OBS Studio の使い方

ダウンロード と インストール

  1. 提供元サイトのダウンロードページへアクセスし、「ダウンロード インストーラ」ボタンをクリックしてダウンロードします。
    ※ macOS 版、Linux 版の場合は、それぞれのリンクからダウンロードします。
    ※ 開発版をダウンロードする場合は GitHub へアクセスしてダウンロードします。
    Microsoft Store 版はこちらからダウンロードします。
  2. ダウンロードしたセットアップファイル(OBS-Studio-31.0.4-Windows-Installer.exe)からインストールします。

使い方

自動構成ウィザード

  1. 本ソフトの初回起動時に「自動構成ウィザード」画面が表示されます。
    • 配信のために最適化し、録画は二次的なものとする
    • 録画のために最適化し、配信はしない
    • 仮想カメラのみ使用する
    ここでは「録画のために最適化し、配信しない」を選択したものとして進めていきます。
    ※ 「キャンセル」ボタンをクリックしてすべて手動で設定することもできます。
    ※ 後でメイン画面のメニューバーから「ツール」⇒「自動構成ウィザード」とクリックして本画面から設定しなおすことが可能です。
    自動構成ウィザード - プログラムの使用目的

    自動構成ウィザード - プログラムの使用目的

  2. 「映像設定」画面が表示されます。
    解像度、FPSを選択して「次へ」ボタンをクリックします。
    自動構成ウィザード - 映像設定

    自動構成ウィザード - 映像設定

  3. 最終結果画面が表示されます。
    「設定を適用」ボタンをクリックすると、表示されている設定が反映されます。
    自動構成ウィザード - 確認画面

    自動構成ウィザード - 確認画面


デスクトップ画面を録画する

  1. 最初にソース(録画対象)を設定します。
    ※ ソースを設定せずに録画を開始しようとした場合、音声のみが録音された空白の動画となる旨のメッセージウィンドウが表示されます。
    ソースを設定せずに録画を開始した場合は「ソース無し」ウィンドウが表示される

    ソースを設定せずに録画を開始した場合は「ソース無し」ウィンドウが表示される


    メイン画面左下の「ソース」項目下にある「+」をクリックして表示される一覧からキャプチャーしたい対象を選択します。
    • ウィンドウキャプチャ
    • ゲームキャプチャ
    • シーン
    • テキスト(GDI+)
    • ブラウザ
    • メディアソース
    • 映像キャプチャデバイス
    • 画像
    • 画像スライドショー
    • 画面キャプチャ
    • 色ソース
    • 音声入力キャプチャ
    • 音声出力キャプチャ
    ここではデスクトップ全体をキャプチャーするので、「画面キャプチャ」をクリックします。
    一覧からソースの追加

    一覧からソースの追加

  2. 「ソースを作成/選択」画面が表示されます。
    ここでは「画面キャプチャ」の名前のまま「OK」ボタンをクリックします。
    ソースを作成/選択 - 画面キャプチャ

    ソースを作成/選択 - 画面キャプチャ

  3. 「’画面キャプチャ’のプロパティ」画面が表示されます。
    デスクトップ全体が対象となっていることを確認して「OK」ボタンをクリックします。
    ※ 「カーソルをキャプチャ」のチェックを外すと、マウスカーソルが録画対象外となります。
    画面キャプチャのプロパティ

    画面キャプチャのプロパティ

  4. メイン画面右下の「録画開始」ボタンをクリックして録画を開始します。
    ソースに画面キャプチャ(デスクトップ画面)を追加したメイン画面

    ソースに画面キャプチャ(デスクトップ画面)を追加したメイン画面

  5. 録画中はメイン画面右下の「録画開始」ボタンが「録画終了」ボタンと 一時停止 ボタンに変わります。
    また、フッターのステータスバーの REC 右の 00:00:00 だった表示が録画時間になります。
    メイン画面右下から「録画開始」ボタンをクリックした後の表示

    メイン画面右下から「録画開始」ボタンをクリックした後の表示

  6. 「録画終了」ボタンをクリックすると録画が終了します。
    動画はビデオフォルダーに「YYYY-MM-DD HH-MM-SS.mkv」の形式で保存されます。
    具体的には、2021年3月23日18時41分23秒 だった場合、2021-03-23 18-41-03.mkv というファイル名で保存されます。

動画保存形式や保存フォルダーを変更する
  1. メイン画面右下の「設定」ボタンをクリックすると設定画面が表示されます。
    左メニューから「出力」をクリックします。
  2. 出力設定画面が表示されます。
    「録画」項目内から、録画ファイルのパス(動画の保存フォルダー)、録画フォーマットを変更できます。
    録画フォーマットは、flv / mp4 / mov / mkv / ts / m3u8 から選択できます。
    設定 - 出力

    設定 - 出力

  3. 「OK」ボタンをクリックして設定を適用します。

録画範囲を変更する
画面中央の赤い線で囲まれた範囲がソース(録画対象)です。
赤い線の途中にある赤い四角をドラッグしてサイズを変更したり、ドラッグして場所を移動したりすることもできます。
※ 録画中でも可能です。
ドラッグして表示位置の移動、表示サイズの変更が可能

ドラッグして表示位置の移動、表示サイズの変更が可能



複数のソースを表示する
ソースは一つだけでなく複数利用することもできます。
例えば、デスクトップ画面とウェブカメラ映像を組み合わせてみます。
※ 既にソースに画面キャプチャ(デスクトップ画面)が設定されているものとします。
  1. メイン画面左下の「ソース」項目下にある「+」をクリックして表示される一覧から「映像キャプチャデバイス」をクリックします。
    一覧からソースの追加

    一覧からソースの追加

  2. 「ソースを作成/選択」画面が表示されます。
    ここでは「webカメラ」と入力して「OK」ボタンをクリックします。
    ソースを作成/選択 - 映像キャプチャデバイス

    ソースを作成/選択 - 映像キャプチャデバイス

  3. 「’webカメラ’のプロパティ」画面が表示されます。
    ここではそのまま「OK」ボタンをクリックします。
    映像キャプチャデバイスのプロパティ

    映像キャプチャデバイスのプロパティ

  4. メイン画面に戻ると、設定したソース(web カメラ)が追加され、デスクトップ画面とウェブカメラ画面が表示されます。
    ドラッグして大きさや位置を調整すれば OK です。
    メイン画面にデスクトップ画面とウェブカメラが表示される

    メイン画面にデスクトップ画面とウェブカメラが表示される


シーン機能を利用する

シーン機能を利用すると、スムーズに画面を切り替えられるようになります。
例えば、現在のシーンでデスクトップ画面を映していた場合に、シーンを切り替えることでウェブカメラ画面への切り替えを行うことが可能になります。
※ 最初の「シーン」に画面キャプチャ(デスクトップ画面)のみが設定されているものとします。
  1. メイン画面左下の「シーン」項目下にある「+」をクリックします。
  2. 「シーン追加」画面が表示されます。
    ここでは「シーン 2」のまま「OK」ボタンをクリックします。
    シーンの追加

    シーンの追加

  3. メイン画面左下の「シーン」項目に「シーン 2」が追加されます。
    メイン画面左下に「シーン 2」が追加される

    メイン画面左下に「シーン 2」が追加される


    続いてウェブカメラ画面のソースを追加します。
    ※ 追加手順は複数のソースを表示するの通りです。
  4. メイン画面左下の「シーン」項目の「シーン」と「シーン 2」をクリックすると、撮影対象が切り替わるようになります。
    ※ 録画/撮影中のスムーズな画面切り替えが可能になります。
    クリックしてシーンの切り替え

    クリックしてシーンの切り替え


生放送を配信する

生放送を配信するには、各サービスへの接続が必要になります。
「設定」画面の「配信」画面から利用したいサービスを選択します。
設定 - 配信

設定 - 配信


Twitch、YouTube、Facebook Live、ニコニコ生放送などから配信したい場合は、事前にストリームキーの準備などが必要です。
設定 - 配信 - サービスの選択

設定 - 配信 - サービスの選択



更新履歴

機械翻訳で日本語にしています。
Version 31.1.0 Release Candidate 1
(2025/06/17)
  • macOS 13以前でブラウザソースまたはブラウザドックがOBS Studioをクラッシュさせる問題を修正しました [jcm93/PatTheMav/RytoEX]
  • ブラウザのエラーページがスクロールできない問題を修正しました [WizardCM]
  • macOSでOBSが特定の言語に設定されている場合に、メニュー項目が意図しないアクションを実行する問題を修正しました [gxalpha]
  • Beta 1-2で、ソースリストのグループアイコンがシステムテーマで正しく配置されていなかった問題を修正しました [shiina424]
  • Beta 2で、プレビューズームボタンのツールチップの翻訳が正しくなかった問題を修正しました [shiina424]

Version 31.1.0 Beta 2
(2025/06/07)
  • クラシックテーマのボリュームミキサーのスタイルを調整しました [Warchamp7]
  • macOSの外観設定でフォントサイズオプションを有効にしました [gxalpha]
  • ベータ1で、プレビューが無効になっている場合のプロジェクターメニューが正しく表示されない問題を修正しました [Warchamp7]
  • ベータ1で、外観設定を開くと「適用」ボタンが有効になる問題を修正しました [Warchamp7]
  • ベータ1で、メニューバーのパディングに関する問題を修正しました [Warchamp7]
  • ベータ1で、自動構成ウィザードでテキストが途切れる問題を修正しました [shiina424]
  • ベータ1で、新しいUI外観オプションのタブパディングに関する問題を修正しました [COOLIGUAY]
  • ベータ1で、CQP使用時にAMF AV1 Bフレームが機能しない問題を修正しました [rhutsAMD]

Version 31.1.0 Beta 1
(2025/05/30)
  • 31.1 新機能
    • Windows on Arm (WoA) のサポートを追加 [thirumalai-qcom/PatTheMav/RytoEX]
    • WoA 向けのビルドは完全な機能を備えておらず、実験段階としてご検討ください。
    • 新しい UI 外観オプション、フォントサイズ、密度(パディング/間隔)を追加 [Warchamp7]
    • プレビューのズームコントロールを追加 [cg2121/Warchamp7]
    • macOS (Apple Silicon) でのマルチトラックビデオのサポートを追加 [dsaedtler]
    • Linux でのマルチトラックビデオのサポートを追加 [lexano-ivs]
    • マルチトラックビデオ出力用のキャンバスを追加 [dsaedtler]
    • AMF での AV1 B フレームのサポートを追加 [rhutsAMD]
    • カラーフォーマット/スペース/レンジの GPU 変換のサポートを追加 [dsaedtler]
    • マルチトラックビデオにネットワーク最適化と TCP ペーシングのサポートを追加 [lexano-ivs]
    • マルチトラックビデオにストリーム遅延のサポートを追加[lexano-ivs]
    • macOS 15以降でVideoToolboxエンコーダーにSpatial AQオプションを追加 [dsaedtler]
    • VA-APIにQVBRレートコントロールを追加 [nowrep]
    • PipeWireスクリーンキャプチャに明示的な同期をサポート [dkorkmazturk]
    • Linux以外の環境(BSDなど)でV4L2仮想カメラをサポート [yurivict]
    • Linuxでハードウェアアクセラレーションによるブラウザソースをサポート [tytan652]
    • NVIDIA GPUでは、モデルシリーズとドライバシリーズ間で機能サポートに一貫性がないため、この機能は無効になっています
  • 31.1の変更点
    • Windowsでのゲームキャプチャフックシグネチャを更新 [derrod]
    • このアップデートでは、Vanguardを使用するRiot Gamesのゲームキャプチャを修正しました
    • ストリーミングサービスの推奨設定のログ記録を追加しました [prgmitchell]
    • シーンコレクションインポーターの外観を調整 [Warchamp7]
    • ソースリストの外観を調整 [Warchamp7]
    • ドックツールバーの外観を調整[Warchamp7]
    • 見つからないファイルダイアログを調整しました [Warchamp7]
    • 最大2階層までの再帰ディレクトリ検索をサポートしました
    • ダイアログのサイズ、レイアウト、その他のUIを調整しました
    • 1つのファイルのみを検索した際に、追加ファイルのプロンプトが2回表示されるバグを修正しました
    • プレビュー/ソースのコンテキストメニューを再編成しました [Warchamp7]
    • メニューの外観を統一しました [Warchamp7]
    • プレビュー描画のパフォーマンスを向上しました [Lain-B]
    • クラッシュレポートの最大サイズを200KBに増加しました [WizardCM]
    • マルチトラックビデオの再接続動作を調整しました [dsaedtler]
    • macOSのホッ​​トキーを、アクセシビリティではなく入力モニタリングの許可を要求するように変更しました [gxalpha]
    • macOSのビデオキャプチャデバイスとキャプチャカードデバイスを、プリセットを使用していないときに、統一されたリストベースのフォーマットセレクターに更新しました [jcm93/PatTheMav/Warchamp7]
    • コントロールドックから終了ボタンを削除しました[Warchamp7]
  • 31.1 バグ修正
    • …(省略)

フィードバック


※ 本ソフトは まずまず 様 のご推薦により掲載させていただきました。(掲載日:2021年03月24日)

ユーザーレビュー

  • 4

    デスクトップをインターネットに晒した生配信で使うソフトですね

    ssk
    ssk
    59
    Windows 10

    デスクトップをインターネットに晒した生配信で使うソフトですね。
    GIMP同様に設定項目が多く何の機能を意味するのか分かり難いです。初心者さんにはNVIDIAのShadowPlayをお勧めします。
    結論から言うと、ライブストリーミングはFFmpegが担当してるので、FFmpegのみ使い、簡単なスクリプトとタイマーで配信は可能となります。
    ただ単に、画面を24fpsで録画したいのであれば、ffmepgで保存して、Avidemuxで無劣化編集すればいいと思います。
    生配信をされる人、凝った使い方をしたい人にOBSは向いています。フリーでGUIで設定項目が多いのは他に知りません。

    2人が参考になったと回答しています。
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  • 5

    とても自由なのがこのソフトの一番の魅力

    newmomizi
    newmomizi
    27
    Windows 10

    とても自由なのがこのソフトの一番の魅力。画面レイアウトも、録画の解像度も、ビットレート等も、何から何まで自由に決められる。
    特に画面レイアウトについては、録画の時点で自由に決められるソフトはほかにあまり例を見ないだろう。

    ただ、自由すぎるせいで「ただ録画ができればいい」とか「ビットレートとか分からない」という人にはあまり向かないかもしれない。
    ある程度パソコンの操作に慣れた人であれば、非常に強力なソフトウェアになるはずだ。

    3人が参考になったと回答しています。
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  • 5

    バージョン28.1.2(64bit)を使ってますが

    よねよね
    よねよね
    1
    Windows 11

    バージョン28.1.2(64bit)を使ってますが
    映像キャプチャデバイスの音がステレオにならずモノになってしまう。
    どこかに設定するところがあるはずだが、いろいろ探したが、わからない。
    知っている方、教えて下さい。
    なお入力ソースはステレオであることは他の方法で確認しています。

    3人が参考になったと回答しています。
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