オープンソースのビデオ録画と生放送用のソフト

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OBS Studio

  • 寄付歓迎

ダウンロード支援

対応OS:
Windows 10/11, macOS 11 以降, Ubuntu
バージョン:
30.1.2(2024/04/05)
価格:
無料

動画のライブ配信で役立つフリーのオープンソースソフトです。
動画の録画機能も備えています。
デスクトップ画面を対象としてプレゼン用マニュアル用の動画を撮影したり、ゲーム画面とウェブカメラを組み合わせてゲーム実況動画の撮影や録画したり、YouTube 用に動画を撮影して配信したりなどに利用できます。
フィルタを利用してマイク音声が拾ってしまう生活音などのノイズを除去したり、色調補正やクロマキー合成といったフィルタ機能も搭載。
配信サイトは YouTube/ニコニコ動画/Twitch/Vimeo/Facebook Live/Twitter などへ接続して配信可能です。

提供元:
※ OBS は Open Broadcaster Software® の略のこと。
※ 録画開始時に「NVENC エラー」が表示される場合、GPU の NVIDIA NVENC を最新のドライバーにすると改善される可能性があります。最新のドライバーにしてもエラーが出る場合は非サポートの可能性が高いです。

OBS Studio の使い方

ダウンロード

  1. 提供元サイトのダウンロードページへアクセスし、「ダウンロード インストーラ」ボタンをクリックしてダウンロードします。
    ※ 32bit OS の場合は「ダウンロード インストーラ (32-bit)」ボタンをクリックしてダウンロードします。
    ※ macOS 版、Linux 版の場合は、それぞれのリンクからダウンロードします。
    ※ ベータ版をダウンロードする場合は GitHub へアクセスしてダウンロードします。
    Microsoft Store 版はこちらからダウンロードします。
  2. ダウンロードしたセットアップファイル(OBS-Studio-30.1.2-Full-Installer-x64.exe)からインストールします。

使い方

自動構成ウィザード

  1. 本ソフトの初回起動時に「自動構成ウィザード」画面が表示されます。
    • 配信のために最適化し、録画は二次的なものとする
    • 録画のために最適化し、配信はしない
    • 仮想カメラのみ使用する
    ここでは「録画のために最適化し、配信しない」を選択したものとして進めていきます。
    ※ 「キャンセル」ボタンをクリックしてすべて手動で設定することもできます。
    ※ 後でメイン画面のメニューバーから「ツール」⇒「自動構成ウィザード」とクリックして本画面から設定しなおすことが可能です。
    自動構成ウィザード - プログラムの使用目的

    自動構成ウィザード - プログラムの使用目的

  2. 「映像設定」画面が表示されます。
    解像度、FPSを選択して「次へ」ボタンをクリックします。
    自動構成ウィザード - 映像設定

    自動構成ウィザード - 映像設定

  3. 最終結果画面が表示されます。
    「設定を適用」ボタンをクリックすると、表示されている設定が反映されます。
    自動構成ウィザード - 確認画面

    自動構成ウィザード - 確認画面


デスクトップ画面を録画する

  1. 最初にソース(録画対象)を設定します。
    ※ ソースを設定せずに録画を開始しようとした場合、音声のみが録音された空白の動画となる旨のメッセージウィンドウが表示されます。
    ソースを設定せずに録画を開始した場合は「ソース無し」ウィンドウが表示される

    ソースを設定せずに録画を開始した場合は「ソース無し」ウィンドウが表示される


    メイン画面左下の「ソース」項目下にある「+」をクリックして表示される一覧からキャプチャーしたい対象を選択します。
    • ウィンドウキャプチャ
    • ゲームキャプチャ
    • シーン
    • テキスト(GDI+)
    • ブラウザ
    • メディアソース
    • 映像キャプチャデバイス
    • 画像
    • 画像スライドショー
    • 画面キャプチャ
    • 色ソース
    • 音声入力キャプチャ
    • 音声出力キャプチャ
    ここではデスクトップ全体をキャプチャーするので、「画面キャプチャ」をクリックします。
    一覧からソースの追加

    一覧からソースの追加

  2. 「ソースを作成/選択」画面が表示されます。
    ここでは「画面キャプチャ」の名前のまま「OK」ボタンをクリックします。
    ソースを作成/選択 - 画面キャプチャ

    ソースを作成/選択 - 画面キャプチャ

  3. 「’画面キャプチャ’のプロパティ」画面が表示されます。
    デスクトップ全体が対象となっていることを確認して「OK」ボタンをクリックします。
    ※ 「カーソルをキャプチャ」のチェックを外すと、マウスカーソルが録画対象外となります。
    画面キャプチャのプロパティ

    画面キャプチャのプロパティ

  4. メイン画面右下の「録画開始」ボタンをクリックして録画を開始します。
    ソースに画面キャプチャ(デスクトップ画面)を追加したメイン画面

    ソースに画面キャプチャ(デスクトップ画面)を追加したメイン画面

  5. 録画中はメイン画面右下の「録画開始」ボタンが「録画終了」ボタンと 一時停止 ボタンに変わります。
    また、フッターのステータスバーの REC 右の 00:00:00 だった表示が録画時間になります。
    メイン画面右下から「録画開始」ボタンをクリックした後の表示

    メイン画面右下から「録画開始」ボタンをクリックした後の表示

  6. 「録画終了」ボタンをクリックすると録画が終了します。
    動画はビデオフォルダーに「YYYY-MM-DD HH-MM-SS.mkv」の形式で保存されます。
    具体的には、2021年3月23日18時41分23秒 だった場合、2021-03-23 18-41-03.mkv というファイル名で保存されます。

動画保存形式や保存フォルダーを変更する
  1. メイン画面右下の「設定」ボタンをクリックすると設定画面が表示されます。
    左メニューから「出力」をクリックします。
  2. 出力設定画面が表示されます。
    「録画」項目内から、録画ファイルのパス(動画の保存フォルダー)、録画フォーマットを変更できます。
    録画フォーマットは、flv / mp4 / mov / mkv / ts / m3u8 から選択できます。
    設定 - 出力

    設定 - 出力

  3. 「OK」ボタンをクリックして設定を適用します。

録画範囲を変更する
画面中央の赤い線で囲まれた範囲がソース(録画対象)です。
赤い線の途中にある赤い四角をドラッグしてサイズを変更したり、ドラッグして場所を移動したりすることもできます。
※ 録画中でも可能です。
ドラッグして表示位置の移動、表示サイズの変更が可能

ドラッグして表示位置の移動、表示サイズの変更が可能



複数のソースを表示する
ソースは一つだけでなく複数利用することもできます。
例えば、デスクトップ画面とウェブカメラ映像を組み合わせてみます。
※ 既にソースに画面キャプチャ(デスクトップ画面)が設定されているものとします。
  1. メイン画面左下の「ソース」項目下にある「+」をクリックして表示される一覧から「映像キャプチャデバイス」をクリックします。
    一覧からソースの追加

    一覧からソースの追加

  2. 「ソースを作成/選択」画面が表示されます。
    ここでは「webカメラ」と入力して「OK」ボタンをクリックします。
    ソースを作成/選択 - 映像キャプチャデバイス

    ソースを作成/選択 - 映像キャプチャデバイス

  3. 「’webカメラ’のプロパティ」画面が表示されます。
    ここではそのまま「OK」ボタンをクリックします。
    映像キャプチャデバイスのプロパティ

    映像キャプチャデバイスのプロパティ

  4. メイン画面に戻ると、設定したソース(web カメラ)が追加され、デスクトップ画面とウェブカメラ画面が表示されます。
    ドラッグして大きさや位置を調整すれば OK です。
    メイン画面にデスクトップ画面とウェブカメラが表示される

    メイン画面にデスクトップ画面とウェブカメラが表示される


シーン機能を利用する

シーン機能を利用すると、スムーズに画面を切り替えられるようになります。
例えば、現在のシーンでデスクトップ画面を映していた場合に、シーンを切り替えることでウェブカメラ画面への切り替えを行うことが可能になります。
※ 最初の「シーン」に画面キャプチャ(デスクトップ画面)のみが設定されているものとします。
  1. メイン画面左下の「シーン」項目下にある「+」をクリックします。
  2. 「シーン追加」画面が表示されます。
    ここでは「シーン 2」のまま「OK」ボタンをクリックします。
    シーンの追加

    シーンの追加

  3. メイン画面左下の「シーン」項目に「シーン 2」が追加されます。
    メイン画面左下に「シーン 2」が追加される

    メイン画面左下に「シーン 2」が追加される


    続いてウェブカメラ画面のソースを追加します。
    ※ 追加手順は複数のソースを表示するの通りです。
  4. メイン画面左下の「シーン」項目の「シーン」と「シーン 2」をクリックすると、撮影対象が切り替わるようになります。
    ※ 録画/撮影中のスムーズな画面切り替えが可能になります。
    クリックしてシーンの切り替え

    クリックしてシーンの切り替え


生放送を配信する

生放送を配信するには、各サービスへの接続が必要になります。
「設定」画面の「配信」画面から利用したいサービスを選択します。
設定 - 配信

設定 - 配信


Twitch、YouTube、Facebook Live、ニコニコ生放送などから配信したい場合は、事前にストリームキーの準備などが必要です。
設定 - 配信 - サービスの選択

設定 - 配信 - サービスの選択



更新履歴

機械翻訳で日本語にしています。
Version 30.1.2
(2024/04/06)
  • ホットフィックスの変更
    • 古いドライバー/デバイスで NVENC が失敗する問題を修正 [RytoEX]
    • 元に戻す: 安定版リリースのデフォルトの記録形式を fMP4/fMOV に変更しました [RytoEX]

Version 30.1.1
(2024/03/24)
  • ホットフィックスの変更
    • OBS 起動時の macOS 11 でのクラッシュを修正 [PatTheMav/RytoEX]
    • 特定のエンコーダで欠落していた HDR メタデータを修正 [derrod]
    • メディア ソースのリモート ストリームの壊れたハードウェア デコードを修正しました [pkviet]
    • PCM オーディオを使用したファイルの再多重化による壊れたファイル出力を修正しました [derrod]
    • macOS オーディオ キャプチャまたは macOS スクリーン キャプチャ ソースがキャプチャを停止する可能性がある問題を修正しました [jcm93]
    • Windows で仮想カメラと 32 ビット ゲーム キャプチャが失敗する問題を修正しました [PatTheMav]
    • Intel GPU を搭載していないシステムで QSV エンコーダが有効になる Linux の問題を修正しました [kkartaltepe]
    • バックポートされた xdg-data メタデータの更新 [GeorgesStavracas]

Version 30.1
(2024/03/13)
  • 新機能
    • HEVC over RTMP の HDR を有効化 [nquah]
      • AV1 HDR は現在 YouTube ではサポートされていません。
    • 画像スライドショーのソースを作り直しました [Lain-B]
      • 再加工された画像スライドショー ソースはファイルを非同期で読み込み、すべての画像を表示する前にスライドショーがループする問題を修正します。既存の画像スライドショー ソースを新しいバージョンに変更するには、ソースを再作成する必要があります。既存の画像スライドショー ソースは引き続き以前と同様に機能します。
    • Windows のウィンドウ/ゲーム キャプチャにオーディオのキャプチャ オプションを追加しました [derrod]
    • Windows でのゲーム キャプチャに Premultiplied Alpha オプションを追加 [jpark37]
    • 境界ボックスに自動トリミングのオプションを追加しました [derrod]
    • HDR トーン マッピング フィルターに SDR 用の maxRGB トーンマッパーを追加しました [jpark37]
    • ストリーミング出力と記録出力用の GPU 再スケーリング オプションを追加しました [derrod]
    • CoreAudio 入力デバイスのチャンネル選択を追加 [PatTheMav]
    • macOS にキャプチャ カード デバイス ソース タイプを追加 [PatTheMav]
    • mpegts のマルチトラック オーディオ サポートを有効にしました [pkviet]
    • VA-API の AV1 サポートを追加しました [nowrep]
    • WebRTC/WHIP 出力に AV1 サポートを追加 [Sean-Der]
    • ビデオ キャプチャ デバイス (PipeWire) ソース タイプを追加 [GeorgesStavracas]
  • 変更点
    • Elgato HD60 X Rev.2 に HDR サポートを追加 [FBirth]
    • テーマデータの検索パスを追加しました [derrod]
    • Lua ネイティブ ライブラリの検索パスに Lua スクリプトの場所を追加しました [Smartkin]
    • macOS 用の Python 3.11 サポートを追加 [PatTheMav]
    • obs-websocket をバージョン 5.4.2 に更新 [tt2468/Lain-B]
      • 5.4.0 での追加に関するリリースノートはここにあります: https://github.com/obsproject/obs-websocket/releases/tag/5.4.0
    • シンプルモードのリプレイバッファ設定の改善[gxalpha]
    • 高ビットレート/大規模録音用に UI でより大きな単位に切り替えました [derrod]
    • ロックされたシーン アイテムでの貼り付けトランスフォームの無効化 [cg2121]
    • シーンアイテムがロックされている場合、編集トランスフォームが無効になります [cg2121]
    • Windows 7 および Ubuntu 20.04 の NVENC フォールバックを削除 [derrod]
    • (断片化された) MP4/MOV の PCM オーディオがサポートされるようになりました [derrod]
    • 安定版リリースではデフォルトの記録形式を fMP4/fMOV に変更しました [derrod]
  • バグ修正
    • アプリが YUY2 として仮想カメラを使用したときの Windows 上の仮想カメラのクラッシュを修正しました [vico-shang]
    • Windows で実行時に Python をロードする際のクラッシュを修正しました [PatTheMav]
    • ファイルのないディレクトリを追加するときの画像スライドショーのクラッシュを修正しました [notr1ch]
    • 特定の構成で WHIP サーバーにストリーミングしようとすると macOS でクラッシュする問題を修正しました [RytoEX/Sean-Der]
    • WebRTC/WHIP でストリーミングしようとしたときのクラッシュを修正 [CrackThrough]
    • シーン コレクションを切り替えるときに Lua スクリプトで発生する可能性があったクラッシュを修正しました [exceldro]
    • WHIP 出力で発生する可能性があったクラッシュを修正 [Aleksbgbg]
    • macOS スクリーン キャプチャ ソースを追加する際のデッドロックを修正 [PatTheMav]
    • ドッキングされたブラウザパネルによって OBS が閉じられる問題を修正しました [WizardCM]
    • macOS 上の仮想カメラでの高い CPU 使用率を修正 [jcm93]
    • macOS のプロパティ ビューでのチェックボックスの位置ずれを修正 [nikola3211]
    • オーディオトラック 1 のオーディオが他のトラックとオフセット/非同期になっている問題を修正 [derrod]
    • HiDPI ディスプレイでの誤った VST ウィンドウ サイズを修正 [xlinshan]
    • 背景色が正しくない編集可能なリスト UI 要素を修正しました [tuduweb]
    • アイテム変形に関するカーソルのサイズ変更を修正 [BGM99]
    • macOS で接続されたネットワーク ドライブのディスク容量レポートを修正しました [PatTheMav]
    • セーフ モードでシーン コレクションからサードパーティのトランジションが削除される問題を修正 [derrod]
    • Flatpak パッケージで QSV を使用できない問題を修正 [twelho]
    • カスタム FFmpeg 出力でオーディオ トラックのタイトルが設定されない問題を修正 [tuduweb]
    • macOS 上の ExFAT および FAT32 ボリュームの空きディスク容量の計算に関する問題を修正しました [PatTheMav]
    • macOS での空きディスク容量の計算が Finder [jcm] の値と一致しない問題を修正しました。
    • 削除されたソースのシーンが正しく記録されない問題を修正しました [exceldr]
    • macOS のマイク許可プロンプトを明確にしました [jcm]
    • 断片化された MOV/MP4 のツールチップが表示されなくなる問題を修正しました [shiina424]
    • オーディオメーターの背景が透明で視覚的なアーティファクトを引き起こす問題を修正しました [fzwoch]
    • ドックのリセット確認メッセージ ボックスの [はい/いいえ] ボタンが翻訳されない問題を修正しました [shiina424]
    • Remuxダイアログを複数回使用できない問題を修正[RytoEX]

フィードバック


※ 本ソフトは まずまず 様 のご推薦により掲載させていただきました。(掲載日:2021年03月24日)

ユーザーレビュー

  • 4

    デスクトップをインターネットに晒した生配信で使うソフトですね

    ssk
    ssk
    50
    Windows 10

    デスクトップをインターネットに晒した生配信で使うソフトですね。
    GIMP同様に設定項目が多く何の機能を意味するのか分かり難いです。初心者さんにはNVIDIAのShadowPlayをお勧めします。
    結論から言うと、ライブストリーミングはFFmpegが担当してるので、FFmpegのみ使い、簡単なスクリプトとタイマーで配信は可能となります。
    ただ単に、画面を24fpsで録画したいのであれば、ffmepgで保存して、Avidemuxで無劣化編集すればいいと思います。
    生配信をされる人、凝った使い方をしたい人にOBSは向いています。フリーでGUIで設定項目が多いのは他に知りません。

    2人が参考になったと回答しています。
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  • 5

    とても自由なのがこのソフトの一番の魅力

    newmomizi
    newmomizi
    23
    Windows 10

    とても自由なのがこのソフトの一番の魅力。画面レイアウトも、録画の解像度も、ビットレート等も、何から何まで自由に決められる。
    特に画面レイアウトについては、録画の時点で自由に決められるソフトはほかにあまり例を見ないだろう。

    ただ、自由すぎるせいで「ただ録画ができればいい」とか「ビットレートとか分からない」という人にはあまり向かないかもしれない。
    ある程度パソコンの操作に慣れた人であれば、非常に強力なソフトウェアになるはずだ。

    3人が参考になったと回答しています。
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  • 5

    バージョン28.1.2(64bit)を使ってますが

    よねよね
    よねよね
    1
    Windows 11

    バージョン28.1.2(64bit)を使ってますが
    映像キャプチャデバイスの音がステレオにならずモノになってしまう。
    どこかに設定するところがあるはずだが、いろいろ探したが、わからない。
    知っている方、教えて下さい。
    なお入力ソースはステレオであることは他の方法で確認しています。

    3人が参考になったと回答しています。
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