Windows 10 の利用情報が送信される設定を変更しプライバシーを守るソフト
Spybot Anti-Beacon
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Windows 10 では、ユーザーの様々な情報を収集し送信しています。
これは主に Windows 製品を改善するため、トラブル発生時の復旧に必要な情報を収集するため、最適な広告を配信するためなどに利用されます。
これらについては Windows 10 の「設定」⇒「プライバシー」からある程度変更できますが、どこにどういった設定があるのか探すのは少し大変です。
本ソフトを利用すれば、カスタマーエクスペリエンス向上プログラムに関する情報収集、デバイスデータの利用情報、手書きデータや音声入力情報の送信設定などをまとめてオフにすることができます。
※ v3.0 より一部有料バージョン(Spybot Anti-Beacon Plus)の機能が追加されました。
Spybot Anti-Beacon 2.3 の使い方(英語)
Spybot Anti-Beacon の使い方
ダウンロード
使い方
日本語化手順
v3.5では日本語化できません。- TiltStr::不定期版へアクセスし、「ver.3.7.0.0」項目右の「DOWNLOAD」ボタンをクリックして日本語化ファイルをダウンロードします。
- ダウンロードした圧縮ファイル(SpybotAnti-Beacon_v3.7.0.0jp.zip)を解凍し、インストールフォルダー配下の「locale」フォルダー※に lclstrconsts.jp.po と Spybot3AntiBeacon.jp.po をコピーします。
※ 32bit OS の場合は「C:\Program Files\Safer-Networking Ltd\Spybot Anti-Beacon\locale」、64bit OS の場合は「C:\Program Files (x86)\Safer-Networking Ltd\Spybot Anti-Beacon\locale」 - 本ソフトを起動すると日本語化されていることを確認できます。
※ 既に本ソフトを起動している場合は一度終了して再度起動します。
基本的な使い方
推奨設定を適用する
本ソフトを起動するとメイン画面が表示されます。画面中央の「Protect」または画面右下の

個別のブロック設定を適用する
- 個別にブロック設定を調整したい場合は、画面右下の
ボタンをクリックするか、画面下部の「Blocked telemetry options(ブロック済みのテレメトリ オプション)」をクリックします。 - 「78 immunizers available(78項目の免疫が利用可能)」画面が表示されます。
各項目の「permit(許可)」、「block(ブロック済み)」をクリックして許可/ブロックを選択します。 - 画面右上の
ボタンをクリックして、各プリセットを利用することもできます。
- None(なし(すべて許可する))
- Minimal(最小限)
- Recommended(推奨)
- Full(完全(ほとんどの項目を禁止する))
ボタンをクリックすることで変更した許可/ブロックが適用されます。
※ ボタンをクリックしない場合は変更した許可/ブロックが反映されません。
許可/ブロックできる項目
Operating System
- Microsoft Bing
Windows ファイアウォールを使用してテレメトリに関連付けられたIP(インターネットアドレス)をブロックすることにより、Windows に組み込みテレメトリサービスの一部をブロックします。 - Microsoft Biometrics
Windows は、指紋認証や顔認証などの生体認証をサポートしています。
コンピューターの生体認証に不安がある場合は本気のを無効にできます。 - Microsoft Clipboard Clud Sharing
Windows 10 October Update (Version 1809) でログイン時にクリップボードの共有機能が追加されました。
パスワード管理ソフトからIDやパスワードをコピーして利用するような場合もあるため、本機能を無効にすることが推奨されます。 - Microsoft Cortana
Microsoft の音声アシスタント Cortana は、回答するために個人情報へアクセスします。
利用しない場合は無効にすることが推奨されます。 - Microsoft Cortana Restrictions
Microsoft の音声アシスタント Cortana に連絡先へのアクセスを禁止するなどの制限を追加します。 - Microsoft Map Auto-Update
Microsoft Map の自動更新 - Microsoft OneDrive (via Group Policy)
Microsoft のオンラインストレージである OneDrive は、まるでローカルドライブのように利用できます。
本機能を利用していない場合は無効にすることが推奨されます。 - Microsoft OneDrive (via System Service)
OneDrive を利用していない場合は無効にすることが推奨されます。 - Microsoft Windows Spotlight
Windows Spotlight は、Windows のロック画面の壁紙を定期的にインターネットから取得して変更します。
プリセットの「Full」を設定すると、本機能を無効にします。 - Windows Account Location
Windows のアカウントロケーションサービス - Windows Application Compatibility Program Inventory
アプリケーション互換性プログラムインベントリのグループポリシー - Windows Application Impact Telemetry (via Group Policy)
AIT(カスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)の一環として様々な情報を収集して送信する機能)を無効にします。 - Windows Application Impact Telemetry (via Scheculed Task)
AIT(カスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)の一環として様々な情報を収集して送信する機能)を無効にします。 - Windows Application Suggestions and Auto-installation
Microsoft が推奨するアプリを自動インストールする Microsoft Consumer Experiences を無効にします。
※ 本機能を無効にすることは強く推奨されています。 - Windows Background Access Applications
Windows 10 がバックグラウンドで起動するアプリケーションをいくつかブロックすることができます。 - Windows Customer Experience Improvement Program (CEIP) (via Group Policy)
グループポリシーで使用しているカスタマーエクスペリエンス向上プログラム(製品の改善に役立てるためにユーザーの利用情報を収集する機能)を無効にします。 - Windows Customer Experience Improvement Program (CEIP) (via Scheculed Task)
カスタマーエクスペリエンス向上プログラム用に設定されているスケジュールされたタスクを無効にします。 - Windows Device Location
Windows のデータロケーションサービス - Windows Error Reporting
Windows のエラーレポートの送信を無効にします。 - Windows Feedback (via Firewall)
Windows ファイアウォールエントリのフィードバック - Windows Feedback (via Group Policy)
Windows にフィードバックを送信して積極的に参加する場合を除き、無効にすることが推奨されます。 - Windows Handwriting Data Sharing
手書きデータの共有 - Windows Location
Windows の位置情報 - Windows Lock Screen Camera
セキュリティ対策として Windows のロック画面で接続しているカメラへのアクセスを禁止します。 - Windows Optional Telemetry (via Hosts)
Windows Telemetry (via Hosts) の項目よりも多くの Windows サーバーをブロックします。
※ 最大限のプライバシー、最小限のバックグラウンド接続が必要な場合のみにおいて、本項目を無効にすることが推奨されます。 - Windows Personalized Ads
Windows 広告IDを利用してパーソナライズされた Windows 広告 - Windows Remote Registry
遠隔操作でコンピューターを操作・変更することが可能な、リモートレジストリサービスを無効にします。 - Windows Sensors Telemetry
画面の明るさの自動調整などを行う Windows のセンサー機能を無効にします。 - Windows Steps Recorder
ステップ記録ツール(トラブルシューティング用のユーザー操作を記録する機能)を無効にします。 - Windows Tailored Experience
ユーザーに合わせてパーソナライズされる機能を無効にします。 - Windows Telemetry (via Firewall)
Windows ファイアウォールでカスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)の一環による情報収集をブロックします。 - Windows Telemetry (via Group Policy)
テレメトリ(遠隔情報収集)を使用しないよう知らせる設定にします。 - Windows Telemetry (via Hosts)
テレメトリ(遠隔情報収集)データの送信先サーバーへのアクセスを禁止します。 - Windows Telemetry (via System Service)
Windows の診断追跡(接続ユーザーエクスペリエンスとテレメトリ)を無効にします。
※ 一部の Windows ゲームで実績システムを利用する場合に必要になる機能です。 - Windows Update Bandwith Sharing
コンピューターと帯域幅を利用して、Windows のアップデートを他のユーザーと共有することがあります。
本機能を無効にすると、インターネットで共有せず、ローカルファイル内でアップデートを共有するように設定できます。 - Windows User Activities
ユーザーアクティビティ(使用するアプリやサービス、開いたファイル、閲覧したウェブサイトなどの履歴情報)を無効にします。 - Windows Web Search
Windows 10 ではスタートメニューにウェブ検索が統合されており、このインターネットへアクセスするオプションを無効にします。 - Windows Wi-Fi Sense Hotspot Sharing
ホットスポットの接続情報を友人などと自動共有する機能「Wi-Fi センサー」を無効にします。
※ Windowos 10 v1803 では本機能が削除されています。 - Windows Wireless Device Sharing and Syncing
アプリケーションの共有、uPnP による非明示的にペアになったワイヤレスデバイスの共有と同期機能を無効にします。
Preinstalled Manufactuer Software
プリインストールされたテレメトリ、フィードバックなどの情報収集、送信機能を無効にします。※ 本項目は、
を購入すると利用できます。Third Party Analytics
サードパーティー製のアクセス解析を無効にします。Antivirus
ウイルス対策ソフトのテレメトリを無効にします。Browser
ブラウザーのテレメトリを無効にします。※ 本項目は、
を購入すると利用できます。Office Software
オフィスソフトのテレメトリを無効にします。※ 本項目は、
を購入すると利用できます。Apps
一部アプリのテレメトリを無効にします。※ 本項目は、
を購入すると利用できます。更新履歴
※ Google 翻訳で日本語にしています。
Version 3.8 (2021/12/22)
- 新しい保護
・Mozilla Firefox スポンサーサイト
・Microsoft Active Protection Service(以前の SpyNet)
・Dell SmartByte テレメトリ
・COMODO インターネットセキュリティテレメトリ
Version 3.7 (2021/05/04)
- 新しい保護
・Apple テレメトリ
・Microsoft Visual Studio
・Microsoft Windows ハードディスクヘルステレメトリ
・VMWare カスタマーエクスペリエンスプログラム
・Wacom エクスペリエンスプログラム
・Paddle Revenue Delivery Platform Analytics
・LogMeIn テレメトリ
・CloudBees RollOut テレメトリ
・Online-Metrix
・Hotjar.com 行動分析
・Twilio セグメントカスタマーデータプラットフォーム
・Adobe Marketo
・Fiksu
・Blizzard Battle.Net テレメトリ
・Epic Games テレメトリ
・GOG(古き良きゲーム)テレメトリ
Version 3.5.9 (2020/02/05)
- 新しい保護
・Avast テレメトリを追加しました。
・AVG テレメトリを追加しました。
・Lavasoft Flow テレメトリを追加しました。
・Malwarebytes テレメトリを追加しました。
・McAfee テレメトリを追加しました。
・Trend Micro テレメトリを追加しました。
・スケジュールされたタスクの問題を修正しました。