Windows 10 のプライバシーとセキュリティのチェック、調整を行うソフト

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Privatezilla

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Windows 10 のプライバシーとセキュリティのポリシーをチェックし、その調整を行えるソフトです。
「Analyze」ボタンをクリックするとチェックを入れた項目の解析を行い、Windows 10 デフォルトのままの項目は赤色表示、調整されている項目は緑色表示となります。
変更したい項目にチェックを入れて「Apply selected」ボタンをクリックすると設定の変更を適用でき、設定を変更した後に Windows 10 デフォルトの状態へ戻す機能も用意されています。
プライバシー、Cortana、ブロートウェア、アプリの権限、アップデート、ゲーミング、Windows Defender、Microsoft Edge、セキュリティについての各ポリシーを調整できます。

対応OS:
Windows 10
バージョン:
0.60.0 (Pollux)(2022/06/19)
価格:
無料
提供元:
制作ソフト一覧を見る
※ 2020年8月22日リリースからオープンソースとなり、Spydish から Privatezilla へ名称が変更されました。

Privatezilla の使い方

ダウンロード と インストール

  1. GitHub のダウンロードページへアクセスし、「privatezilla.zip」リンクをクリックしてダウンロードします。
  2. ダウンロードした圧縮ファイル(privatezilla.zip)を解凍し、Privatezilla.exe から起動します。
    ※ 本ソフトはインストール不要で利用できます。

使い方

基本的な使い方の流れ

  1. 本ソフトを起動すると、メイン画面が表示されます。
    Spydish - メイン画面

    Spydish - メイン画面

  2. メイン画面下部の「Analyze」ボタンをクリックすると、メイン画面左のチェックの入っている項目について、現在の対応状況を解析します。
    • 赤色で「State」に「Not cofigured」と表示された項目 … Windows 10 のデフォルト設定です。
    • 緑色で「State」に「Configured」と表示された項目 … プライバシーが保護されています。
    解析結果

    解析結果

  3. ちなみに、画面上部の「Settings」または「State」をクリックすると、その項目でソートします。
    「State」でソート

    「State」でソート

  4. メイン画面右下の「Apply selected」ボタンをクリックすると、すべて緑色表示となり「Configured」になります。
    適用結果

    適用結果


元の設定に戻す

設定した項目を Windows 10 デフォルトの設定に戻します。
※ 正確には、本ソフトで変更する前の状態に戻すのではないことにご注意ください。
  1. 元に戻したい項目にチェックを入れ、メイン画面下部の「Revert selected」ボタンをクリックします。
  2. 「Do you really want to revert all selected policies to Windows 10 default state?(選択したすべてのポリシーをWindows 10のデフォルトの状態に戻してもよろしいですか?)」ウィンドウが表示されるので、「はい」ボタンをクリックします。
  3. メイン画面上部に「Reverting complete.(元に戻しました)」と表示され、緑色で「State」に「Applied」と表示されます。
    元の設定が適用された

    元の設定が適用された

  4. メイン画面下部の「Analyze」ボタンをクリックしてもう一度解析しなおしてみると、すべて赤色の項目(Windows 10 デフォルトの状態)になっていることを確認できます。
    再び解析した結果

    再び解析した結果


調整できるポリシー一覧

本ソフトでは、メイン画面左から次の Policies(ポリシー)項目が用意されています。
※ 調整できる項目は Windows 10 のバージョンによって異なる可能性があります。

Privacy
プライバシーについてのポリシーを調整します。
  • Disable Telemetry
    テレメトリを無効にします。
  • Disable Comaptibility Telemetry
    互換性テレメトリを無効にします。
  • Disable Advertising ID for Relevant Ads
    関連する広告の広告IDを無効にします。
  • Disable Wi-Fi Sense
    Wi-Fi センサーを無効にします。
  • Prevent using diagnostic data
    診断データの使用を防ぎます。
  • Prevent using handwritind data
    手描きデータの使用を防ぎます。
  • Disable Windows Hello Biometrics
    Windows Hello 生体認証を無効にします。
  • Disable Timeline feature
    タイムライン機能を無効にします。
  • Disable Location tracking
    位置追跡を無効にします。
  • Do not show feedback notifications
    フィードバック通知を表示しません。
  • Disable Windows Tips
    Windows のヒントを無効にします。
  • Disable Ads and Links on Lock Screen
    ロック画面の広告とリンクを無効にします。
  • Block automatic Installation of apps
    アプリの自動インストールをブロックします。
  • Block suggested apps in Start
    スタートでおすすめのアプリをブロックします。
  • Block suggested content in Settings app
    設定アプリでおすすめのコンテンツをブロックします。
  • Disable Customer Experience Program
    カスタマーエクスペリエンス向上プログラムを無効にします。
  • Disable Help Experience Program
    ヘルプエクスペリエンスプログラムを無効にします。
  • Disable Settings Experimentation
    設定の実験を無効にします。
  • Disable Inventory Collector
    Inventory Collector を無効にします。
  • Disable Get Even More Out of Windows
    Windows からの取得を無効にします。

Cortana
Cortana についてのポリシーを調整します。
  • Disable Cortana
    Cortana を無効にします。
  • Disable Bing in Windows Search
    Windows Search で Bing を無効にします。
  • Uninstall Cortana
    Cortana をアンインストールします。

Bloatware
ブロートウェア(プリインストールソフトなどのコンピューターのリソースを取る活用されていないソフトなど)についてのポリシーを調整します。
  • Remove all built-in apps
    すべての組み込みアプリ(プリインストールソフト)を削除します。
  • Remove all built-in apps except defaults
    デフォルト以外の組み込みアプリ(プリインストールソフト)を削除します。

App permissions
アプリの権限についてのポリシーを調整します。
  • Disable app notifications
    アプリの通知を無効にします。
  • Disable app access to microphone
    マイクへのアプリのアクセスを無効にします。
  • Disable app access to camera
    カメラへのアプリのアクセスを無効にします。
  • Disable app access to call
    通話するアプリへのアクセスを無効にします。
  • Disable app access to notifications
    通知へのアプリのアクセスを無効にします。
  • Disable app access to account info
    アカウント情報へのアプリのアクセスを無効にします。
  • Disable app access to contacs
    連絡先へのアプリのアクセスを無効にします。
  • Disable app access to calendar
    カレンダーへのアプリのアクセスを無効にします。
  • Disable app access to call history
    通話履歴へのアプリのアクセスを無効にします。
  • Disable app access to email
    メールへのアプリのアクセスを無効にします。
  • Disable app access to tasks
    タスクへのアプリのアクセスを無効にします。
  • Disable app access to messaging
    メッセージへのアプリのアクセスを無効にします。
  • Disable app access to motion
    モーションへのアプリのアクセスを無効にします。
  • Disable app access to other devices
    他のデバイスへのアプリのアクセスを無効にします。
  • Disable apps running in background
    バックグラウンドで実行されいてるアプリを無効にします。
  • Disable tracking of app starts
    アプリ起動の追跡を無効にします。
  • Disable app access to diagnostic information
    診断情報へのアプリのアクセスを無効にします。
  • Disable app access to documents
    ドキュメントへのアプリのアクセスを無効にします。
  • Disable app access to pictures
    画像へのアプリのアクセスを無効にします。
  • Disable app access to videos
    動画へのアプリのアクセスを無効にします。
  • Disable app access to radios
    ラジオへのアプリのアクセスを無効にします。
  • Disable app access to file system
    ファイルシステムへのアプリのアクセスを無効にします。
  • Disable app access to eye-gaze-based interaction
    視線に基づく対話へのアプリのアクセスを無効にします。
  • Disable app access to cellular data
    モバイルデータへのアプリのアクセスを無効にします。

Updates
アップデートについてのポリシーを調整します。
  • Disable forced Windows updates
    強制的な Windows アップデートを無効にします。
  • Disable Windows updates sharing
    Windows アップデートの共有を無効にします。
  • Block major Windows Updates
    主要な Windows アップデートをブロックします。

Gaming
ゲーミングについてのポリシーを調整します。
  • Disable Game Bar features
    ゲームバー機能を無効にします。

Windows Defender
Windows Defender についてのポリシーを調整します。
  • Disable Windows Defender
    Windows Defender を無効にします。
  • Disable SmartScreen for Store Apps
    ストアアプリの SmartScreen(スマートスクリーン)を無効にします。

Microsoft Edge
Microsoft Edge についてのポリシーを調整します。
  • Disable AutoFill for credit cards
    クレジットカードのオートフィルを無効にします。
  • Prevent Edge running in background
    Edge がバックグラウンドで実行されないようにします。
  • Disable synchronization of data
    データの同期を無効にします。
  • Block Installation of New Microsoft Edge
    新しい Microsoft Edge のインストールをブロックします。

Security
セキュリティについてのポリシーを調整します。
  • Disable password reveal button
    パスワード開示ボタンを無効にします。
  • Disable Windows Media DRM internet Access
    Windows Media DRMインターネットアクセスを無効にします。

更新履歴

※ Google 翻訳で日本語にしています。
Version 0.60.0 (Pollux)
(2022/06/19)
  • 「デフォルトを除くすべての組み込みアプリ」の検索と削除における重大なバグを修正しました。これはここで報告されました #62 #34 #21
    明確にするために! ブロートウェアアプリのみを削除したい場合は、新しく書き直されたオプション「プリインストールされたブロートウェアアプリのみを削除する」を使用してください。 マッチングは、ここで表示できるコミュニティリストに基づいて行われます。
  • LoveWindowsAgain アプリを Privatezilla パッケージに追加しました。 これは、Windows 11 へのアップグレードを計画しているユーザー向けです。

Version 0.50.0 (Pollux)
(2021/05/08)
  • 分析結果の要約が更新されました(リストビューではなく上部に表示されるようになりました)
  • Windows Update エージェント環境オプションレジストリキーの重大なバグを修正しました。「強制的なWindows更新を無効にする」オプションは、regvalue「NoAutoUpdate」が反対の値に設定されていたため、自動インストールを妨げませんでした #49 | Pull #50
  • リリースにコードネーム「Pollux」を追加しました(主要な変更が予定されています)

Version 0.43.30 (Phoenix)
(2021/05/05)
  • アラビア語の翻訳を追加しました(alxsndr に感謝)
  • マイナーな修正

※ 本ソフトは owl 様 のご推薦により掲載させていただきました。(掲載日:2020年07月09日)

ユーザーレビュー

  • 5

    システム要件:

    owl
    owl
    483
    Windows 10

    システム要件:
    Windows 10 (1809 から 2004)専用です!
    「GUI」が機能するために「.NET Framework 4.5」を必要とします。

    Spydish(スパイディッシュ)アプリは、
    Windows 10 のインストール(や更新)時に於けるプライバシーチェックを素早く実行し、推奨設定を適用するための最も簡単な方法を提供します。
    (※エキスパートユーザー向けの)コミュニティパッケージを追加することも可能です。
    「SharpApp」の姉妹版ですが、全く異なる動作をします。

    最も重要な Windows 10 のプライバシーポリシーを統合しており、これらのポリシーに照らし合わせてプライバシーチェックを素早くリストアップします。
    適用済みのポリシーは「Configured(設定済み)」という緑色のステータスでマークされ、プライバシーが保護されていることを示します。
    未適用(出荷時の設定値)のものは「Not configured(未設定)」として赤色で表示されます。
    利用可能なすべてのポリシー(現在、50)は、画面上から有効(赤)/無効(緑)にできます。
    Analyze:分析する
    Revert Selected:選択されたものを元(出荷値)に戻す
    Apply Selected:選択したものを適用する

    公式ブログより(意訳・抜粋):
    このアプリは純粋な個人的な(法人環境用途)プロジェクトでしたが、公開することにしました。SharpApp との関係で、当プロジェクトは、最も必要なものにスリム化(整理・削減)されます(引き算の美学)。要するに「正しいプライバシー設定を選択する」を目的にし、簡単さを強化します。
    ブログ公開日:2020年5月31日
    2020年6月07日、新アプリ「Spydish」安定版の初公開。

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