テンプレートを利用して Windows 10 のプライバシー設定を一括適用できるソフト

SharpApp のアイコン

SharpApp

ダウンロード支援

バージョン
0.46.1
更新日
2020/08/09
対応 OS
Windows 10
言語
英語
価格
無料
提供元

ソフト一覧を見る(4)

Windows 10 テレメトリの無効化、プリインストールされているブロートウェアや広告付きアプリのアンインストール、各プライバシー設定の無効化などを行える Powershell スクリプトのフロントエンドです。
Widnwos 10 では、メジャーアップデートするごとにデフォルトのプライバシー設定(データ収集に関連する設定などがオンになる)にリセットされてしまいます。
本ソフトでは、テンプレートを利用してテレメトリの無効化、カスタマーエクスペリエンス向上プログラムの無効化などのプライバシー設定を一括で適用することができます。

SharpApp の使い方

ダウンロード と インストール

  1. Softpedia のダウンロードページへアクセスし、「Softpedia Secure Download」リンクをクリックしてダウンロードします。
  2. ダウンロードした圧縮ファイル(sharpapp.zip)を解凍し、SharpApp.exe から起動します。
    ※ 本ソフトはインストール不要で利用できます。

使い方

基本的な使い方

本ソフトを起動すると、メイン画面が表示されます。
左メニューから次の画面を利用できます。
  • Privacy
    本ソフトのダッシュボード画面です。
    Privacy(プライバシー)

    Privacy(プライバシー)

  • Apps
    プリインストールされている bloatware(ブロートウェア)や広告付きソフトを削除します。
    ※ ブロートウェアとは、ほとんど利用されていないにもかかわらずリソースを占有しているようなソフトのこと。メーカー製のPCにプリインストールされているソフトを指す場合もありますが、ここでは Windows 10 によりインストールされているソフトのことを指していると思われます。
    Apps(アプリ)

    Apps(アプリ)

  • Telemetry
    テレメトリのIPアドレスをブロックします。
    Telemetry(テレメトリ)

    Telemetry(テレメトリ)

  • Packages
    チェックを入れたソフトウェアパッケージをインストールします。
    Packages(パッケージ)

    Packages(パッケージ)

  • Policies
    アプリ、Cortana(コルタナ)、Edge、など各プライバシー設定を調整できます。
    テンプレートを利用して一括調整することもできます。
    Policies(ポリシー)

    Policies(ポリシー)


テンプレートを利用してプライバシー設定を一括調整する

テンプレートを適用する
推奨されるポリシー設定を一括適用できる Basic template を適用する手順を紹介します。
本テンプレートで行った設定は元に戻すことができるのが特徴です。

Basic template が設定するポリシー
  • Disable telemetry in Windows 10
    Windows 10 でテレメトリを無効にする
  • Block suggestions and automatic Installation of apps
    ブロックの提案とアプリの自動インストール
  • Disable Bing in Windows Search
    Windows Search で Bing を無効にする
  • Disable Location tracking
    位置追跡を無効にする
  • Turn off Advertising ID for Relevant Ads
    関連する広告の広告IDをオフにする
  • Turn off help Microsoft improve typing and writing
    Microsoft によるタイピングとライティングの改善を支援をオフにする
  • Do not show feedback notifications
    フィードバック通知を表示しない
  • Disable Clipboard history
    クリップボード履歴を無効にする
  • Disable Timeline history
    タイムライン履歴を無効にする
  • Disable off Wi-Fi Sense
    Wi-Fi センサーを無効にする
  • Disable Customer Experience Improvement Program
    カスタマーエクスペリエンス向上プログラムを無効にする
  • Disable Windows Error Reporting
    Windows エラー報告を無効にする
  • Prevent using diagnostic data
    診断データの使用を防ぐ

Basic template を適用する
  1. Policies(ポリシー)画面を表示し、「basicPrivacyTemplate」にチェックを入れて「Apply」をクリックします。
    「basicPrivacyTemplate」にチェックを入れ、Apply をクリック

    「basicPrivacyTemplate」にチェックを入れ、Apply をクリック

  2. ポリシー設定が適用されると、「Policy "basicPrivacyTemplate" has been successfully applied.(basicPrivacyTemplate のポリシーの適用に成功しました)」ウィンドウが表示されるので、「OK」ボタンをクリックします。
    ポリシーの適用完了

    ポリシーの適用完了


適用した設定を元に戻す
Basic template で設定したポリシーを元に戻すことができます。
テンプレートを適用する と同じ手順となります。
  1. Policies(ポリシー)画面を表示し、「_undobasicPrivacyTemplate」にチェックを入れて「Apply」をクリックします。
  2. ポリシー設定が適用されると、「Policy "_undobasicPrivacyTemplate" has been successfully applied.(_undobasicPrivacyTemplate のポリシーの適用に成功しました)」ウィンドウが表示されるので、「OK」ボタンをクリックします。

他のテンプレートを利用する
Privacy(プライバシー)画面にて表示されているテンプレートを利用可能です。
グレー表示されている項目がインストール済み(利用可能な)のテンプレートです。
※ デフォルトでは「Basic template for beginners (Recommended)」のみグレー表示となっています。

  1. 利用したいテンプレートにチェックを入れ、画面右の「Install selected templates」ボタンをクリックすると、テンプレートがインストールされます。
  2. Policies(ポリシー)画面にて、インストールしたテンプレートが利用可能となっているので、チェックを入れて「Apply」をクリックすると、テンプレートのポリシーが適用されます。
    ※ 適用した後、元に戻す方法が不明ですので、個別の設定を実行する場合は慎重に実行してください(2020年6月30日現在)。

プライバシー設定を個別に適用する

Policies(ポリシー)画面より、次のカテゴリの設定を個別に行うことができます。
  • Apps
  • Cortana
  • Defender
  • Edge
  • Gaming
  • Privacy
  • Security
  • Updates
  • Windows
各カテゴリ内の実行したい項目にチェックを入れて「Apply」をクリックすれば適用されます。
※ 適用した後、元に戻す方法が不明ですので、個別の設定を実行する場合は慎重に実行してください(2020年6月30日現在)。
Apps(アプリ)の個別のポリシー設定

Apps(アプリ)の個別のポリシー設定



更新履歴

※ Google 翻訳で日本語にしています。
Version 0.46.1
(2020/08/09)
  • 新しいブランド @builtbybel.com への内部リンクを修正しました
  • マイナーアップデートの改善
  • マイナーなUIの改善と修正

Version 0.46.0
(2020/06/20)
  • 改訂されたバージョン管理システム
  • 更新チェック機能の重大なバグを修正しました(古いバージョンでは、「非公式バージョンの SharpApp」を使用していると報告される場合があります。この場合、メッセージは新しいバージョンが利用可能であることを示します。これは修正されました!)
  • 再設計されたハンバーガーメニューアイコン(画像ファイルをアイコンとして使用する代わりに、Segoe MDL2 Assets のフォントで事前定義されたフォントアイコンをUWPアプリとして使用するようになりました)
  • マイナーなUIの改善

Version 0.45.10
(2020/06/09)
  • いくつかのスクリプトおよびテンプレートファイルの改善
  • パッケージマネージャーのいくつかのバグを修正しました(パラメーター -e を使用したパッケージの識別の改善)
  • 最適化されたポリシーエディター
  • マイナーなUIの改善

※ 本ソフトは owl 様 のご推薦により掲載させていただきました。(掲載日:2020年06月30日)

ユーザーレビュー

  • 5

    私は、プライバシー保護のため「Spybot Anti-Beacon…

    Gonbe
    Gonbe
    1,354
    Windows 10

    私は、プライバシー保護のため「Spybot Anti-Beacon」でブロック設定しています。
    本サイトで紹介された本ソフトに興味を持ち、owlさんの丁寧な説明に惹かれました。
    短期間の試用ではありますが、幅広いユーザー層を想定した設計仕様が感じられます。
    「Spydish」も簡単に設定できますが、本ソフトも同程度のファイル容量で好感度◎。

    このレビューは参考になりましたか?
  • 5

    【追記あり】Windows 10 専用です!

    owl
    owl
    483
    Windows 10

    Windows 10 専用です!
    当アプリは、直感的に理解出来るような工夫が凝らされています。
    日本語では利用できなので、当サイト(freesoft-100)の解説が役立つでしょう。

    それでも「ちんぷんかんぷん」で分からないレベルならば、
    最初に表示される「Privacy」ページでは、
    ◻ Basic template for beginners (Recommended) のみを選択すべきです。

    当アプリは、
    本国ドイツを中心に欧米のパワーユーザーから支持されていた「Debotnet」の後継です。
    Windows 10 のテレメトリ機能を無効にしたり、OS 同梱の Windows アプリを削除したり、その他のタスクを自動化したりするための、初心者、上級者、プロフェッショナル用途のスクリプト・テンプレートが備わります。
    特長として:
    コミュニティの「crazy-max/WindowsSpyBlocker」を利用でき、タスクは自動化(透明性のある「Power Shell」エンジンを使用し、regedit でのレジストリキーの書き直しを代行)されます。

    ダウンロードしたものは、すべてサブディレクトリフォルダ「Bin」に格納され、サイドバーのナビゲーションで、それらのすべてを管理することができます。
    ※ 使い方のヒントについては、「コメント」に追記します。


    当レビューやコメントに追記した解説について:
    ● SharpApp「0.46.0」での仕様です(今後「UI」がリニューアルされる可能性があります)。
    ● 当アプリは、使用しているシステム(OS)の設定が反映されます。
    そのため表示される内容は、バージョンやビルドによって相違があるでしょう。
    「Home (x64) Version 1903 (build 18362.900)」での内容です。


    当アプリは、
    高度な管理が必要な法人ユースなどを前提として開発されており、
    ビギナーユースも考慮し、ユーザーインターフェイスが調整されています。
    用途やユーザー事情に応じた「テンプレート」のインストールが必要ですが、上級者&専門家を対象としたテンプレートは、知識と経験を必要とします。
    無闇にボタンを押せば、取り返しのつかない結果を招きかねないので、必ず、正しく理解した上で使用して下さい。

    2人が参考になったと回答しています。
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