複数の画像ファイルを高速に一括リサイズできるソフト

Ralpha Image Resizer のアイコン

Ralpha Image Resizer

ダウンロード

対応OS:
Windows XP/Vista/7/8/8.1/10
バージョン:
170111(2017/01/11)
価格:
無料

JPG / PNG / GIF などの画像ファイルを一括リサイズできるソフトです。
比率、長辺基準、短辺基準、幅、高さなどからリサイズしたい方法を選択して、複数ファイルをまとめて縮小、リサイズできます。
また、リサイズと同時にグレースケール、トリミング、余白の追加、色調補正や文字入れといった加工も可能。
標準では Exif 情報を保持する設定になっていますが、リサイズ時に Exif 情報を削除することも可能です。

提供元:

Ralpha Image Resizer の使い方

ダウンロード

  1. Vector のダウンロードページへアクセスし、「ダウンロードページへ」ボタンをクリックしてダウンロードします。
  2. ダウンロードした圧縮ファイル(Ralpha_170111.zip)を解凍し、Ralpha.exe から起動します。
    ※ 本ソフトはインストール不要で利用できます。

使い方

画像をリサイズする

本ソフトを起動し、メイン画面に画像ファイルまたは画像ファイルが含まれるフォルダードラッグ&ドロップすると、画像ファイルが登録されます。
Ralpha Image Resizer - メイン画面

Ralpha Image Resizer - メイン画面



リサイズ設定
「大きさ」のプルダウンをクリックし、リサイズ基準を設定します。
  • 比率(%)
  • 長辺基準(px)
  • 短辺基準(px)
  • 高さ
  • 長辺 × 短辺(%)
  • 幅 × 高さ(%)
  • 長辺 × 短辺(px)
  • 幅 × 高さ(px)
  • 履歴
  • 内接(px)
  • 外接(px)
例えば「長辺基準(px)」を設定し、長辺に「300px」を設定した場合、写真の長辺が 300px に設定され、短辺は縮小した比率に合わせて自動的に縮小されます。
縦向きで撮った写真、横向きで撮った写真ともに長い方が 300px にリサイズされます。

リサイズの実行
ツールバーの プレビュー をクリックすると写真のプレビュー表示、実行 をクリックするとリサイズを実行します。

リサイズ以外の機能

本ソフトはリサイズ以外にも、チェックを入れることで次の機能を利用できます。

グレースケール化
画像をグレースケール化します。
「カスタム」を選択することで、Red / Green / Blue の値を任意に調節できます。

Exif自動回転
Exif情報に基づき、自動で画像を回転させます。

トリミング
次のいずれかを選択し、数字を入力するかドラッグして任意の範囲を指定します。
トリミング

トリミング


範囲指定方法
  • X座標、Y座標、幅、高さ(px)
  • 左、上、右、下のオフセット(px)
  • 左、上、右、下のオフセット(%)

分岐条件
  • 全ての画像
  • 横長画像のみ
  • 縦長画像のみ

回転
次のいずれかを選択し、90度、180度、270度、左右反転、上下反転から選択します。
  • 全ての画像
  • 横長画像のみ
  • 縦長画像のみ

リサイズ
縮小アルゴリズム、拡大アルゴリズム、演算方法、最大スレッド数を設定できます。

余白の追加
余白のサイズ、色、フレームなどを設定できます。
余白の追加

余白の追加



アンシャープマスク
適用量(+)、適用量(-)、半径、閾値をスライドバーを動かして設定できます。
アンシャープマスク

アンシャープマスク



色調補正
ガンマ(RGB)、ガンマ(Y)、輝度(Min)、輝度(Max)、彩度、色合い、コントラストをスライドバーを動かして設定できます。
色調補正

色調補正



トーンカーブ
曲線をドラッグして編集します。
トーンカーブ

トーンカーブ



文字入れ
任意の文字を画像に追加できます。
文字入れ

文字入れ


次のようなマークダウンを利用できます。
  • <old>
    入力ファイル名
  • <oldname>
    入力ファイル名(拡張子なし)
  • <new>
    出力ファイル名
  • <newname>
    出力ファイル名(拡張子なし)
  • <ymd>
    年/月/日
  • <ymdhn>
    年/月/日 時:分
  • <ymdhns>
    年/月/日 時:分:秒

画像合成
前景画像、背景画像、位置、オフセット、不透明度を調整して、画像を組み合わせることができます。

Exif 情報を保持しない

初期設定ではリサイズしても Exif 情報などのメタデータを削除しない設定になっていますが、この設定を変更できます。
  1. メニューバーから「設定」⇒「メタデータ設定」とクリックします。
  2. 表示された「メタデータ設定」画面にて、「Exif情報を保持する」をチェックを外すことで、リサイズ時に Exif 情報を削除できます。

右クリックメニュー「送る」から簡単に変換する

右クリックメニュー「送る」にアイコンを追加し、手軽に変換できるようにすることができます。
例えば、右クリックメニュー「送る」に「Ralpha(600px)」という長辺 600px にリサイズするショートカットを作成する手順は次の通りです。
  1. メイン画面のツールバーの「大きさ」のプルダウンから「長辺基準(px)」を選択し、「長辺」のテキストボックスに「600」と入力します。
  2. メイン画面右の項目から「リサイズ」にのみチェックを入れます。
  3. メニューバーから「設定」⇒「ショートカットの作成」とクリックします。
  4. 「ショートカットの作成」画面が表示されます。
    次の項目を設定して「OK」ボタンをクリックします。
    • ショートカットの名前
      表示する名前です。
      「Ralpha(600px)」と入力します。
    • 現在の設定を保存して使用
      本項目にチェックを入れると、本作業時点でのリサイズ設定、トリミング、グレースケール化などの設定が適用されます。
      本項目と「即時変換」にチェックを入れます。
      ※ 後で本ソフトの設定を変更しても、反映されないので、変更したくなった場合は再作成する必要があります。
      ※ 「即時変換」にチェックを入れると、メイン画面を表示せずに即時リサイズされます。
      ※ 「現在の設定を保存して使用」または「即時変換」にチェックを入れなかった場合、都度、本ソフトのメイン画面が表示されます。
    • 作成場所
      「デスクトップ」、または「SendTo(送るメニュー)」から選択します。
      「SendTo(送るメニュー)」を選択します。
  5. これで右クリックメニュー「送る」に「Ralpha(600px)」が追加されます。
    画像ファイルを右クリックして「送る」⇒「Ralpha(600px)」とクリックすると、メイン画面を表示せず、すぐに「Resize」フォルダーに長辺 600px にリサイズされた画像が保存されるようになります。

ショートカットを削除する
右クリックメニュー「送る」に追加したショートカットを削除するには、メニューバーから「設定」⇒「ショートカットの削除」とクリックすればOKです。
この手順によりすべてのショートカットが削除されます。
使いたいショートカットだけ残すことはできないため、あらためて作成しなおす必要があります。

対応フォーマット

  • 入力フォーマット
    JPEG, TIFF, PNG, BMP, GIF, ICO, JPEG XR
  • 出力フォーマット
    JPEG, PNG, BMP

ユーザーレビュー

  • 2

    しばらく使っていましたが、以下の点がダメで使用しなくなった

    zunbara
    zunbara
    1
    Windows 10

    しばらく使っていましたが、以下の点がダメで使用しなくなった。
    ・リサイズ後のファイル名が勝手に小文字になる「aaaa.JPG」→「aaaa.jpg」
    ・ファイルのタイムスタンプが元ファイルと同じにできない。
    1は特に。

    3人が参考になったと回答しています。
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  • 4

    フリーの32bit版ですが処理が速い

    カプラテ
    カプラテ
    20
    Windows 10

    フリーの32bit版ですが処理が速い。
    今回サイズが大き過ぎる数万の画像の一括リサイズに使いました。
    「藤 -Resizer-」とも比較しましたが、こちらのRalphaは複数並列処理できるのでスレッドの数だけ倍速変換できてとても速いです。
    私はCorei5 3450なので4コア4スレですが、藤より4倍どころか10倍以上速い処理速度。
    Ralpha:一括入力→出力(並列処理) ※CPU100%程使用
    藤 -Resizer-:入力&出力(1つずつ同時進行) ※CPU30%程使用
    Ralphaは変換中に他の事をするとそれがカクつきます。
    ちなみに両ソフトでほぼ同じ設定で変換した画質に、拡大で見ても違いが見つかりません。

    Ralphaの欠点は
    エラー発生時メッセージだけ表示され、どのファイルがダメなのか特定できず中断されます。
    「libpng warning: Unknown iTXt compression type or method」なんのこっちゃ?
    ログが見れない。
    SusiePlugin対応でも無理なものは無理。
    その点「藤 -Resizer-」は隠し設定でlog.txtを出力できて確認取れます。
    そんなファイルでも藤ではエラー吐かないので併用して変換しました。

    Ralphaの使い勝手は、よく使うならメイン画面はお飾りです。
    右クリックの送るに設定ファイル(.ini)を詳細に作っておく為のようなもので、[SendToにあるショートカット]と[~.ini]を一つのセットと考え、たまに使うなら別だけど右クリックの送るから主に使う感じ。
    だからかメイン画面の変換開始の「↩」アイコンがとても小さい。

    エラーファイルの特定ができないので一括とはいかず、細かく分けて処理して実際時間はかかりましたが、処理速度の速さはお勧めできます。

    5人が参考になったと回答しています。
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  • 5

    【追記あり】Image Resizer の名前のとおり画像のリサイズにすぐれて…

    skmr
    skmr
    16
    -

    Image Resizer の名前のとおり画像のリサイズにすぐれています。
    リサイズアルゴリズムを選べるうえに色調やシャープネス補正などもでき、複数画像の一括変換処理にかけてはとても便利で高機能なソフトだとおもいます。
    設定系のUIがやや煩雑で、JPEG設定、PNG設定などの画質設定や、メタデータについての設定へのアクセス方法がメニュー項目内にしかなく、ツールバーアイコンやボタンになっていないのが残念。
    よく使う設定内容は保存して、設定ファイルを指定するコマンドラインオプション(Ralpha.exe /ini=hoge.ini)をつけたショートカットやエクスプローラの右クリックメニュー(「送る」など)を使うのがおすすめ。デフォルトの設定ファイル(前回終了時の設定)である Ralph.exe は、プログラムが不正終了したときなどに壊れることがあるので、私は別途 Default.ini を用意して Ralpha.exe /ini=Default.ini で起動することが多いです。
    使いづらい部分もいくつかあり、画像の拡大処理ではいまどきの人工知能系のソフトに譲るものの、このソフトに使い慣れているとほかのバッチ変換ソフトは総合的にもの足りなくかんじられます。いろいろ差し引いても★5つ :)

    惜しいところ
    ・減色用外部ツールが pngqi にしか対応していなくて、色味の再現性や処理速度にすぐれる PNGQuant も使えるとよかったのに、残念。
    ・「画像合成」については少し扱いづらいです。大きい背景画像のうえに小さい前景画像を置くことが前提となっているようで、画像を並べて連結するばあいには「余白の追加」で追加する画像のサイズ分を余白として設定しなければなりません(※同じサイズの画像を並べるばあいは「余白の追加」の px 指定で変数 w, h が指定でき、数値で入力する必要がない)。
    ・3枚以上の画像の連結、モザイク処理、(リサイズしないでの)ボカシ処理などにも対応してほしいところですが、更新が途切れてホームページの掲示板も閉鎖されていますので、開発は現状で完結ということなんでしょうか…


    ※複数画像の減色処理では、別のフリーソフト「Gcon」の Burkes で256色の GIF に変換してから Ralpha で GIF→PNG 変換しなおすと、大きいサイズの画像でもキレイに減色変換できます。…二度手間になりますが、これがいちばん速くてファイルサイズも小さくなります。

    8人が参考になったと回答しています。
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