上位版:Brynhildr 有償版
ファイルサイズが合計 1 MB に満たない軽量なリモートデスクトップソフトです。
インストールが不要で、1 つの実行ファイルがサーバーとクライアントの両方のモードになるシンプルさが特長。
軽量でありながら、動画・音声を高速で転送、サーバーとクライアントの双方向でファイル転送が可能、通信を Blowfish 256 bit アルゴリズムで暗号化、という実力派です。
※ v3.x は無償版ですが、1 日 1 回リモート接続時に広告ページが表示されます。
v2.x は ですが、無料で試用できます。継続して利用する場合はライセンス購入が必要です。
v2.x は ですが、無料で試用できます。継続して利用する場合はライセンス購入が必要です。
Brynhildr Free の使い方
ダウンロード と インストール
- 提供元サイトへアクセスし、「3.2.0」リンクをクリックしてダウンロードします。
- ダウンロードした圧縮ファイル(brynhildr30200.zip)を展開し、brynhildr.exe から起動します。
※ 本ソフトはインストール不要で利用できます。
使い方
操作される側(サーバー側)を設定する
- 本ソフトを起動し、「Mode」を「Server」に設定します。
サーバーモードの設定
- クライアント側からの接続にパスワードを要求する場合は、「Password」に任意のパスワードを入力します。
- 「OK」ボタンをクリックすると Brynhildr が接続待ち状態になり、システムトレイに Brynhildr の
アイコンが表示されます。
※ システムトレイの アイコンをクリックすると、ログ画面を表示します。サーバーモード - ログ画面
操作する側(クライアント側)からサーバー側へ接続する
- 本ソフトを起動し、「Mode」を「Client」に設定します。
クライアントモードの設定
- サーバー側の IP アドレスを教えてもらい、「IP」にサーバー側の IP アドレスを入力します。
- サーバー側のポート番号を教えてもらい、「Port」にサーバー側のポート番号を入力します。
※ デフォルトは「3000」です。 - サーバー側のパスワードを教えてもらい、「Password」に入力します。
※ デフォルトではパスワードは設定されていません。 - 「OK」ボタンをクリックすると、サーバー側のデスクトップが、ウィンドウに表示されます。
リモートデスクトップを等倍表示する
デフォルトでは、サーバー側のデスクトップ画面の表示倍率がウィンドウに合わせて変化します。以下の操作でリモートデスクトップを等倍表示できます。
- リモートデスクトップ画面のタイトルバー左端の
アイコンをクリックするか、タイトルバーを右クリックします。 - 表示されたメニューから「Actual Scale」をクリックしてチェックを入れると等倍表示になります。
※ もう一度「Actual Scale」をクリックしてチェックを外すと、元の表示に戻ります。
リモートデスクトップのメニュー
リモートデスクトップ画面のタイトルバー左端の
- Default Window Style
リモートデスクトップ画面のウィンドウサイズ、ウィンドウ位置をデフォルトに戻します。 - Video
リモート接続の動画を無効化/有効化します。 - Sound
リモート接続の音声を無効化/有効化します。 - Remote Control
リモート操作を無効化/有効化します。 - Enlarge Scale
- Actual Scale
等倍表示にします。 - Video Quality
動画表示の品質を 1 ~ 7 から選択します。
※ デフォルトは 4 で数字を小さくすると低品質、大きくすると高品質になります。 - FPS
フレームレートを調整します。 - Monitor No
モニター番号を表示します。 - Sound Cache
- Received Files
転送されたファイルが保存されたフォルダーを開きます。

リモートデスクトップのメニュー
ファイルの転送(クライアント側からサーバー側)
リモートデスクトップ画面に転送したいファイルをドラッグ&ドロップします。サーバー側の「brynhildr.exe」ファイルと同じ場所に「recv」フォルダーが自動的に作成され、その中にクライアント側からのファイルが転送されます。
※ システムトレイの 
アイコンを右クリックメニュー「Received Files」をクリックすると「recv」フォルダーが開きます。

ファイルの転送(サーバー側からクライアント側)
次のいずれかの方法でファイルを転送できます。- システムトレイの
アイコンをクリックして表示されるログ画面にファイルをドラッグ&ドロップします。 - システムトレイの
アイコンの右クリックメニューから「Send File」をクリックし、表示される「開く」ダイアログから転送したいファイルを選択します。
転送したファイルは、クライアント側の「brynhildr.exe」ファイルと同じ場所に「recv」フォルダーが自動的に作成され、その中にサーバー側からのファイルが転送されます。
※ システムトレイの 
アイコンを右クリックメニュー「Received Files」をクリックすると「recv」フォルダーが開きます。

更新履歴
Version 3.2.0 (2025/10/09)
- Windowsサービスへの同時登録機能を実装
従来はBrynhildrをWindowsサービスへの登録は1つだけでしたが、ポート番号毎での複数の登録が可能になりました。起動ダイアログで「Service」の「Install」と「Uninstall」の表示が、指定したポート番号で既にWindowsサービスとして登録されているか否かを判断して自動的に切り替わります。また、従来はWindowsサービス名は「Brynhildr Service」という名前でしたが「Brynhildr 3000 Service」のようになり、ポート番号で区別されますのでご注意ください。 - Webブラウザ接続におけるマウスカーソルの表示仕様の変更
Webブラウザ接続において映像上に表示されるマウスカーソルの挙動を指定できるようにしました。URLパラメータ「c1=」に値を指定することにより挙動は変わり「0」は自動、「1」は常に非表示、「2」は常に表示となります。この仕様変更に伴いまして「brynhildr.htm」の中身も変更となっていますのでご注意ください。 - UI周り修正
UI周りが全般的に修正されております。パッと見はあまり分からない部分も多いのですが、起動時のダイアログがダイアログフレームになっていたり、ウィンドウのフレームの切り替えのタイミングが変わっていたりしています。 - その他
クリップボード処理の修正、タイムアウト処理の変更、音声伝送処理の変更、など軽微な調整をしています。
Version 3.1.11 (2025/09/05)
- Webブラウザ接続が「Opera」に対応
Webブラウザ接続が「Opera」に対応としました。 - 「Brynhildr 3.1.10」にて大幅にパフォーマンスが落ちていた不具合修正
前回のバージョンアップにてほぼ全ての環境でサーバーモードのDDA(Desktop Duplication API)が有効にならないケースが発生し、パフォーマンスが大幅に落ちていた不具合を修正しました。 - Actual Scaleでの余白の修正
クライアントモードのActual Scaleにて縦の余白を調整しました。 - その他
クライアントモードにおいてもSIDを表示(メニューからVideoをオフの場合のステータス画面にて)などの軽微な調整をしています。
Version 3.1.10 (2025/08/13)
- ハンドルリーク不具合修正
クライアントモードでActual Scaleをオンにした状態でウィンドウを移動させるとハンドルリークが発生していた不具合を修正しました。 - バージョン表記仕様変更
サーバーモード及びクライアントモードにおいて、ステータス画面(サーバーモードはシステムトレイのアイコンを左クリックしてダイアログを表示、クライアントモードはメニュー「Video」をオフにして表示)の右下の一番上にバージョンを表記するようしました。 - Desktop Duplication APIの初期化タイミングの変更
接続先のモニターがプライマリじゃなかった場合などサーバーモードで画面のキャプチャーにDesktop Duplication APIが利用できなかった際にBitBltを利用する仕様なのですが、それ以降はずっとBitBltを利用する仕様でしたが、再接続時にDesktop Duplication APIが利用できるような状態であればDesktop Duplication APIを利用するように仕様変更しました。 - その他
ページフォールトの軽減、などの軽微な調整をしています。