動画・音声の転送やファイル転送、暗号化通信にも対応する軽量リモートデスクトップソフト

Brynhildr Free のアイコン

Brynhildr Free

ダウンロードアップグレード

上位版:Brynhildr 有償版

バージョン
3.1.10
更新日
2025/08/13
対応 OS
Windows 10/11
言語
日本語
価格
無料
提供元

ソフト一覧を見る(2)

ファイルサイズが合計 1MB に満たない軽量なリモートデスクトップソフトです。
インストールが不要で、1つの実行ファイルがサーバーとクライアントの両方のモードになるシンプルさが特長。
軽量でありながら、動画・音声を高速で転送、サーバーとクライアントの双方向でファイル転送が可能、通信を Blowfish 256bit アルゴリズムで暗号化、という実力派です。

※ v3.x は無償版ですが、1 日 1 回リモート接続時に広告ページが表示されます。
v2.x はシェアウェアですが、無料で試用できます。継続して利用する場合はライセンス購入が必要です。

Brynhildr Free の使い方

ダウンロード と インストール

  1. 提供元サイトへアクセスし、「3.1.10」リンクをクリックしてダウンロードします。
  2. ダウンロードした圧縮ファイル(brynhildr30110.zip)を解凍し、brynhildr.exe から起動します。
    ※ 本ソフトはインストール不要で利用できます。

使い方

操作される側(サーバー側)を設定する

  1. 本ソフトを起動し、「Mode」を「Server」に設定します。
    サーバーモードの設定

    サーバーモードの設定

  2. クライアント側からの接続にパスワードを要求する場合は、「Password」に任意のパスワードを入力します。
  3. 「OK」ボタンをクリックすると Brynhildr が接続待ち状態になり、タスクトレイに Brynhildr の icon アイコンが表示されます。
    ※ タスクトレイの icon アイコンをクリックすると、ログ画面を表示します。
    サーバーモード - ログ画面

    サーバーモード - ログ画面


操作する側(クライアント側)からサーバー側へ接続する

  1. 本ソフトを起動し、「Mode」を「Client」に設定します。
    クライアントモードの設定

    クライアントモードの設定

  2. サーバー側の IP アドレスを教えてもらい、「IP」にサーバー側の IP アドレスを入力します。
  3. サーバー側のポート番号を教えてもらい、「Port」にサーバー側のポート番号を入力します。
    ※ デフォルトは「3000」です。
  4. サーバー側のパスワードを教えてもらい、「Password」に入力します。
    ※ デフォルトではパスワードは設定されていません。
  5. 「OK」ボタンをクリックすると、サーバー側のデスクトップが、ウィンドウに表示されます。
    リモートデスクトップの接続

    リモートデスクトップの接続


リモートデスクトップを等倍表示する

デフォルトでは、サーバー側のデスクトップ画面の表示倍率がウィンドウに合わせて変化します。
以下の操作でリモートデスクトップを等倍表示できます。
  1. リモートデスクトップ画面のタイトルバー左端の icon アイコンをクリックするか、タイトルバーを右クリックします。
  2. 表示されたメニューから「Actual Scale」をクリックしてチェックを入れると等倍表示になります。
    ※ もう一度「Actual Scale」をクリックしてチェックを外すと、元の表示に戻ります。
    Actual Scale(等倍表示)

    Actual Scale(等倍表示)


リモートデスクトップのメニュー

リモートデスクトップ画面のタイトルバー左端の icon アイコンをクリックするか、タイトルバーを右クリックして表示されるメニューから次の操作が可能です。
  • Default Window Style
    リモートデスクトップ画面のウィンドウサイズ、ウィンドウ位置をデフォルトに戻します。
  • Video
    リモート接続の動画を無効化/有効化します。
  • Sound
    リモート接続の音声を無効化/有効化します。
  • Remote Control
    リモート操作を無効化/有効化します。
  • Enlarge Scale
  • Actual Scale
    等倍表示にします。
  • Video Quality
    動画表示の品質を 1 ~ 7 から選択します。
    ※ デフォルトは 4 で数字を小さくすると低品質、大きくすると高品質になります。
  • FPS
    フレームレートを調整します。
  • Monitor No
    モニター番号を表示します。
  • Sound Cache
  • Received Files
    転送されたファイルが保存されたフォルダーを開きます。
リモートデスクトップのメニュー

リモートデスクトップのメニュー



ファイルの転送(クライアント側からサーバー側)

リモートデスクトップ画面に転送したいファイルをドラッグ&ドロップします。
サーバー側の「brynhildr.exe」ファイルと同じ場所に「recv」フォルダーが自動的に作成され、その中にクライアント側からのファイルが転送されます。
※ タスクトレイの icon アイコンを右クリックメニュー「Received Files」をクリックすると「recv」フォルダーが開きます。

ファイルの転送(サーバー側からクライアント側)

次のいずれかの方法でファイルを転送できます。
  • タスクトレイの icon アイコンをクリックして表示されるログ画面にファイルをドラッグ&ドロップします。
  • タスクトレイの icon アイコンの右クリックメニューから「Send File」をクリックし、表示される「開く」ダイアログから転送したいファイルを選択します。

転送したファイルは、クライアント側の「brynhildr.exe」ファイルと同じ場所に「recv」フォルダーが自動的に作成され、その中にサーバー側からのファイルが転送されます。
※ タスクトレイの icon アイコンを右クリックメニュー「Received Files」をクリックすると「recv」フォルダーが開きます。

更新履歴

Version 3.1.10
(2025/08/13)
  • ハンドルリーク不具合修正
    クライアントモードでActual Scaleをオンにした状態でウィンドウを移動させるとハンドルリークが発生していた不具合を修正しました。
  • バージョン表記仕様変更
    サーバーモード及びクライアントモードにおいて、ステータス画面(サーバーモードはタスクトレイのアイコンを左クリックしてダイアログを表示、クライアントモードはメニュー「Video」をオフにして表示)の右下の一番上にバージョンを表記するようしました。
  • Desktop Duplication APIの初期化タイミングの変更
    接続先のモニターがプライマリじゃなかった場合などサーバーモードで画面のキャプチャーにDesktop Duplication APIが利用できなかった際にBitBltを利用する仕様なのですが、それ以降はずっとBitBltを利用する仕様でしたが、再接続時にDesktop Duplication APIが利用できるような状態であればDesktop Duplication APIを利用するように仕様変更しました。
  • その他
    ページフォールトの軽減、などの軽微な調整をしています。

Version 3.1.9
(2025/08/02)
  • Webブラウザ接続においてホイールクリックに対応
    • Webブラウザ接続においてホイールクリック(中クリック、ミドルクリック、センタークリック)に対応しました。
  • Actual Scale周りの仕様変更
    • Actual Scaleにおいてシフトキーを押したままウィンドウを移動させることでサーバー側の画面の位置をロックする機能ですが、シフトキーの押された判定処理を変更しまして、より利便性を高めるよう修正しました。
  • その他
    • クライアントモードにおけるログの出力タイミングを変更、細かな最適化などの軽微な微調整をしています。

Version 3.1.8
(2025/07/18)
  • Webブラウザ接続の難読化アルゴリズム変更
    Webブラウザ接続における難読化のアルゴリズムを変更しました。また、パスワードが指定していない状態においての難読化するようにしました。また、同時にブルートフォースアタック対策も強化しております。
  • パスワード自動復旧機能追加
    セキュリティ強化の一環として、メモリ上のパスワードが破損した場合、自動的に元の状態に戻す機能を追加しました。
  • ログ出力仕様変更
    サーバーモードに正常に接続できなかった際にログとして出力するようにしました。
  • Webブラウザ接続におけるタイムアウト処理不具合修正
    Webブラウザの接続において接続後即座に切断されてまた再接続する不具合を修正しました。
  • Actual Scale周りの不具合修正
    ウィンドウ最大化などから元のサイズに戻す際に、「Actual Scale」がオンの時に描画位置がずれてしまう不具合を修正しました。また、「Remote Control」がオフの際に、シフトキーを押しながらサーバー側の位置を固定する処理が有効ではありませんでしたので修正しました。
  • Send File不具合修正
    サーバーモードのメニュー「Send File」でファイルを送信する際に、ファイル名が全角だった際に送信できない不具合を修正しました。
  • その他
    「brynhildr.htm」の先頭に不要な3バイトの削除、ログの表示方式の変更、クライアントモードにおけるパスワードエラー表示のタイミング変更、自分自身(127.0.0.1)への接続時に音声伝送のオフ、などの細かな最適化などの軽微な微調整をしています。

ユーザーレビュー

  • 4

    Google remote desktopが遅すぎて、こちらを導入…

    早い
    早い
    1
    Windows 10

    Google remote desktopが遅すぎて、こちらを導入しました。
    あまりの速さにびっくりしましたが、音が出ません…。

    5人が参考になったと回答しています。
    このレビューは参考になりましたか?
  • 5

    ともかくシンプルで余計なものが一切ない

    RF
    RF
    1
    Windows XP

    ともかくシンプルで余計なものが一切ない。
    しかしレスポンスは早く、動きも軽くて快適です。初期設定も難しくない。
    Windows XP搭載,Pentium M/1.2GHz, Intel 855GM Chipset, RAM 1GB 画面解像度 1024x768のNote PCで
    Desktop PC:Windows vista,Core2 QUAD/2.66GHz Q9400,Geforce 9500(1920x1080),RAM 4GB をリモート制御してみました。
    起動は非常に早く、非力Note PCでDesktop PCのFull HD画面をスクロールバー付で表示できる。
    スクロールの動きも早く満足。非力なNote PCの画面にパワーのある新しいPCが現れた感じ。
    Windows Vista PCの機能が非力Note PCで全部使えて感激です。

    こんな素晴らしいソフトが完全無料。IchiGekiさん本当にありがとうございます。
    もっと宣伝して多くの方に使って頂きたい。

    28人が参考になったと回答しています。
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  • 4

    設定の手間はかかるが早くて安定している

    通りすがり2017
    通りすがり2017
    3
    Windows 10

    設定の手間はかかるが早くて安定している。

    TeamviewerやSplashtopのような痒いところに手が届く商用ソフトには見劣りする。
    また、初期設定の煩雑さや難易度はPC中級者以上のスキルを要する。

    だが一度設定してしまえば商用ソフトに匹敵する画面描画レスポンス、安定性を備えており、
    マルチディスプレイ対応やIME制御などの作りも堅実で信頼性の高いリモートソフトといえる。

    これまで導入してきたソフトと比較しての評価は
    ★5 Teamviewer
    ★4 Splashtop
    ★3 Brynhildr
    ★2 AnyDesk
    だが、今後の期待を込めてこのレビューでは★4で評価しておく。

    19人が参考になったと回答しています。
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