悪意のある JavaScript を実行されてしまわないようにする Firefox アドオン

GNU LibreJS のアイコン

GNU LibreJS

ダウンロード

バージョン
7.21.1
更新日
2023/09/17
言語
日本語
価格
無料
提供元

自由でなく一般的ではない JavaScript をブロックし、自由で一般的である JavaScript を許可する Firefox アドオンです。
悪意のある JavaScript が実行されてしまわないよう、本アドオンがウェブページ上の JavaScript を自動で許可/ブロックします。
ブロック/許可の内容はアドオンアイコンをクリックして確認でき、そのウェブページのスクリプトをすべて許可するホワイトリスト、すべてブロックするブラックリスト、個別のスクリプトの許可/ブロック指定が可能です。

GNU LibreJS の使い方

ダウンロード と インストール

Firefox アドオン

FirefoxFirefox add-ons へアクセスし、「Firefox へ追加」ボタンをクリックしてインストールします。

使い方

基本的な使い方

本アドオンをインストールすると、ウェブページアクセス時に自動で JavaScript の許可/ブロックを実行します。

JavaScript の許可/ブロックの状態を確認する
画面右上の icon アイコンをクリックすると JavaScript の状況が次の順で表示されます。
※ ブロックした JavaScript 数が icon アイコン右上に表示されます。
  • ①ウェブサイト
    ウェブサイト自体のホワイトリスト、ブラックリストの有無
  • ②ホワイトリスト
    手動で許可した JavaScript
  • ③許可済み
    本アドオンにより自動で許可された JavaScript
  • ④ブロック済み
    本アドオンにより自動でブロックされた JavaScript
  • ⑤ブラックリスト
    手動でブロックした JavaScript
ウェブサイト、WHITELISTED(ホワイトリスト)、ACCEPTED(許可済み)

ウェブサイト、WHITELISTED(ホワイトリスト)、ACCEPTED(許可済み)

BLOCKED(ブロック済み)

BLOCKED(ブロック済み)

BLACKLISTED(ブラックリスト)

BLACKLISTED(ブラックリスト)



JavaScript の許可/ブロックを変更する
各項目下にある次のボタンをクリックして許可/ブロックを変更できます。
  • Whitelist … ホワイトリストに登録します。
  • Blacklist … ブラックリストに登録します。
  • Forget … ホワイトリスト/ブラックリストへの登録を忘れてデフォルトに戻します。
  • Reload … ウェブページを再読み込みし、変更した設定を反映します。
※ 「①ウェブサイト」項目下の WhitelistBlacklist をクリックした場合は、ウェブサイトのすべての JavaScript を許可/ブロックします。

JavaScript の内容を確認する
各項目下にある Show ボタンをクリックすると、JavaScript の内容を表示します。
JavaScript の表示

JavaScript の表示



更新履歴

Version 7.21.1
(2023/09/17)
  • -

Version 7.21.0
(2022/07/21)
  • バグ #59021 を修正
  • Web サイト開発者が Web サイトの LibreJS 準拠をテストするために使用できるヘッドレス テストを追加します。
  • @license / @license-end メソッドのマグネット リンクのみをチェックするようにライセンス検証を修正
  • ドキュメントの更新
  • 苦情ダイアログを閉じるバグを修正 (https://lists.gnu.org/archive/html/bug-librejs/2021-09/msg00002.html)
  • @license-end 検出を修正して、accept /* */ コメントを検出するようにしました (バグ #59533)
  • CECILL-2.0 と zlib ライセンスを追加 (バグ #50682 と #53221)
  • サブリソース統合のハッシュ無効化のバグを修正 (バグ #62464 および #58131)

Version 7.20.3
(2021/11/23)
  • json ファイルを更新してビルドを修正
  • 特定の Web サイトでのハングアップを修正

※ 本ソフトは owl 様 のご推薦により掲載させていただきました。(掲載日:2022年09月12日)

ユーザーレビュー

  • 5

    更新は止まっている(Version7.21.1:Sep 17, 2…

    owl
    owl
    484
    Windows 10

    更新は止まっている(Version7.21.1:Sep 17, 2023)ようですが、
    その開発元(Free Software Foundation:https://www.fsf.org/about/contact.html)はアクティブで、拡張機能「GNU LibreJS」は正常に機能しました。

    家屋内外の冬支度などで必要とする用具・用品の到達や、贈答の目的に、各種のオンラインショップを利用したが、ウェブサイトや決済ページなどに異様と思えるほどに多重多層に「JavaScript」が組み合わされていたので、その詳細を知りたくて、この拡張機能を有効化した。
    ブラウザには「uBlock Origin、NoScript」を使用し、システムレベルで「AdGuard for Windows」を適用し、「JavaScript」などを制御しているが、グレーゾーン(白なのか黒なのか不明)の JavaScript を確認する(白ならば「ホワイトリスト」に登録し、黒ならば「ブラックリスト」に登録)のに重宝します。

    GNU LibreJS - Wikipedia
    https://ja.wikipedia.org/wiki/GNU_LibreJS
    抜粋して引用:
    GNU LibreJS(または単にLibreJS)は、GNUプロジェクトによって書かれた、Mozilla Firefoxベース(Torでも動作する)のブラウザ用の自由ソフトウェアブラウザ拡張機能である。その目的は、不自由なJavaScriptプログラムをブロックし、自由または些細なJavaScriptを許可することにある。このアドオンは、2009年にリチャード・ストールマンによって初めて説明された、いわゆる「JavaScriptトラップ」に対処するために書かれた。これは、多くのユーザーが知らないうちにウェブブラウザでプロプライエタリソフトウェアを実行している状況を指す。
    ストールマンはGoogleを批判し、「一般的に、Googleのサービスのほとんどは、不自由なJavaScriptコードの実行を必要とする。これを拒否した場合(例えば、LibreJSを実行するなど)、これらのサービスを利用できなくなることがわかる。」と述べた。
    コリイ・ドクトロウ氏(ジャーナリストである。著作権関係の活動を活発におこなっており、クリエイティブ・コモンズの普及を推進している。自身の作品のライセンスとしてクリエイティブ・コモンズのライセンスを使用している)は、フィンリーの記事について議論し、彼は長年NoScriptを使用しており、JavaScriptでのみ動作する、必要な機能を持つページをホワイトリストに登録することで、フィンリーが指摘した問題を回避したと述べた。
    クリエイティブ・コモンズ:著作物の適正な再利用の促進を目的として、著作者がみずからの著作物の再利用を許可するという意思表示を手軽に行えるようにするための様々なレベルのライセンスを策定し普及を図る国際的プロジェクト及びその運営主体である国際的非営利団体。

    2人が参考になったと回答しています。
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  • 5

    当拡張機能は、リチャード・ストールマンの論文「The JavaSc…

    owl
    owl
    484
    Windows 10

    当拡張機能は、リチャード・ストールマンの論文「The JavaScript Trap」で述べられている JavaScript(JS)の問題(危険性)を解決することを目的としたものです。
    https://www.gnu.org/philosophy/javascript-trap.html

    当ブラウザ拡張機能を使用すれば、
    「自明でない(信頼性に検証が必要な )JS」の実情をつまびらかにできます。
    その機能は、私が過去に好んだブラウザ拡張機能「uMatrix」を思い起します。
    ブラウザのタスクマネージャ(about:performance)での「リソース」値は、ブラウジング中であっても 81KBのままで推移し、微々たるものです。
    システムリソースを要求せず、「自明でない JS」を簡単に、個別に、制御(Whitelist / Blacklist)でき、同種の拡張機能と併用可能なので、すこぶる便利です。

    JS のブロックは、NoScript、uMatrix、uBlock Origin などでも可能です。しかし、これらでは JS(通常、数多くの JS が仕組まれている)の詳細を確認することはできません(ユーザ自身が、別途、調べ直す必要がある)。

    当ブラウザ拡張の利点は、単に JS をブロックするだけでなく、「自明でない JS」の詳細が判明する点です。
    現在、私は「uBO」にて、デフォルトで「すべての JS をブロック」していますが、当拡張機能を追加すれば「それら全ての JS をつまびらかにできる」ので、(ブロックが必要かどうか)ハッキリと理解できるようになります。
    要するに、「どんな JS なのかがわかる」この拡張機能の有用性(補完機能)が重要なのです。

    「Chromium」ブラウザでは必要な「API」が存在しないため使用不可能です。

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